KUROSHIO PGX 43PGX

tailwalk

tailwalk「KUROSHIO PGX 43PGX」
番手
-
ギア比
4.8
ドラグ/耐力
16kg
自重
535g
B/R
7/1
糸巻量/回転
84cm
ハンドル長
-
PE糸巻量
4-300
価格
取扱なし

狙えるターゲット魚種

できる釣法

国内メーカーの新星!テイルウォーク KUROSHIO PGX 43PGXをご紹介。

KUROSHIO PGX 43PGXの特徴

主にオフショアでのジギングゲーム向けに設計されているリールですが、パワーギア仕様の為、ディープエリアやジグを真下に落とすバーチカルの釣りに最適なモデルです。ラインキャパシティが4号:300mある為、10㎏以上の青物も狙うことができ、ブリやヒラマサ、カンパチ等の遊泳力が高い魚に対しても、パワーギアの巻き取り力を生かしたパワーファイトを展開することが出来ます。またドラグシステムについても「デュアルフォースドラグシステム」等の技術を搭載し、滑らかなドラグ性能を実現しているモデルです。

各機構の基本性能

高いドラグ性能

オフショアで大型魚を狙う際は、魚の引きに追従したドラグ性能は必要不可欠です。ラインシステムに関しても、万全であることが前提となっても使用によってどうしてもラインが弱くなる箇所が出てきます。そんな状況で魚がヒットすると最初のファーストランでラインに負荷が掛かった際、ドラグレスポンスが悪いと容易にラインブレイクしてしまいます。そんな状況を防ぐ為、KUROSHIOシリーズでは、湿式多版ドラグワッシャーと大口径カーボンドラグワッシャーを採用したことにより、負荷を分散・均一化し高いレスポンス性能と耐久性を実現しています。大型魚とのギリギリのファイトでも、安心してファイトできる点はコストから考えると非常に大きなメリットになります。

オフショアに必要な防水性能

オフショア向けのリールの基本性能として求められる要素として、リールの防水性能が挙げられます。最も防水性能が必要な個所としては、ドラグとラインローラーの2点が重要で、特にドラグ内部に海水が発生し、腐食するとドラグが作動せずにリールとして使い物にならなくなってしまいます。KUROSHIOシリーズでは防水ドラグシステムを採用していることにより、ドラグへの海水の侵入は非常に少なくなり、トラブルレスを実現しています。しかしながらボディへの防水構造やラインローラーへの防水機能の記載は無い為、リール全体の防水性能としては及第点と言ったところでしょうか。

剛性の高いアルミボディ

オフショアジギングにおいても、ディープエリアのバーチカルジギングでは、ジグの重量が重くなることに加え、水圧によりシャクル際のリールへの負荷、またヒットしてからのディープエリアから巻き上げる際のリールの負荷は相当のものになります。この際、負荷によってリールが歪むと巻き上げに苦労し、魚がヒットしてもパワーファイトするシーン等で充分なファイトが出来なくなることがあります。KUROSHIOシリーズでは「超精密高剛性ダイキャストアルミボディ& サイドプレート&ローター」を採用し、リースの剛性が高いのが特徴です。近年、ローターやサイドプレートに樹脂を採用するリールも増えていますが、この点に不安感を抱えている方も多いのも事実です。その点オールアルミ材質のKUROSHIOシリーズは安心感のあるリールとして万人にオススメ出来るポイントと言えます。

国内メーカー2社との比較

防水性能の比較

KUROSHIO PGX 43PGXは実売価格2万円台である為、国内メーカーであるシマノ、ダイワの2社製のリールとしてはストラディックSWシリーズブラストLTシリーズが同クラスのモデルとして挙げられます。各社とも特徴があるのですが、大きく違うポイントは防水性能です。ストラディックSWシリーズには「Xシールド、Xプロテクト」、ブラストLTシリーズには「マグシールド」が採用され、双方ともボディへの海水侵入に対策が取られています。この点KUROSHIOシリーズではボディへの防水機構の対策はメーカーホームページでは記載ありませんので、弱いポイントと言えます。あまりボディ内部へ水が侵入することは多くありませんが、海況が荒れる日などは想像以上に海水を被ります。アングラーとしては、ボディ機構への防水対策があった方が安心できるので、モデルチェンジの際は防水対策の追加を期待したいところです。

使用感の違い

シマノ、ダイワの国内2社製リールとの比較ですが、触ってみて感じたのはリーリング中の巻き心地の違いです。オフショアジギングはどちらかと言えば大雑把な使い方をするので、巻き心地はそれほど重要ではありませんが、ストラディックSWシリーズブラストLTシリーズと比較すると少々劣るかな?と感じました。3つのリールの中で順位をつけると、ストラディックSWブラストLTKUROSHIOの順になると私は感じた為、オフショアジギングでも巻き心地を重視する方はこの点を考慮に入れることをオススメします。

ボディ材質

近年、他社のリールはボディやローターに樹脂を採用したモデルが多いですが、ストラディックSWシリーズブラストLTシリーズも例外ではなく、両者ともにボディサイドカバーやローターに樹脂を採用しています。この点KUROSHIOシリーズではボディ、サイドプレート、ローターすべてにアルミ材質を使用したメタルボディである為、リール全体の剛性感についてはKUROSHIOシリーズが優れている点です。特にディープエリアでの釣りではメタルボディからくるリーリングのブレの無さが非常に有利に働くので、大きなアドバンテージポイントと言えます。

向いている釣り

オフショアジギング

これまでもご紹介してきた通り、オフショアのジギングの中でも特にディープエリア等のバーチカルな釣りに向いているモデルと言えます。パワーギアモデルの為、ジグ回収の際は沢山巻く必要があり少々大変ですが、巻き取りパワーからくるジグのシャクリ易さやヒットしてからのファイトのし易さは女性アングラーの方にも非常にオススメです。よく行くエリアが80m以上の水深でジギングをする方にとっては扱い易いと感じるでしょう。

エビング、エサ釣り全般

パワーギアモデルは一巻き当たりの巻き取り量が必要なルアーフィッシングでは使用し難いことが多いですが、エサ釣りにおいてはファイト以外でリーリングすることが少ないのでパワーギアのメリットを最大限に活かせます。特に狙う魚が大きくなればなるほど、巻き取りパワーが強いとファイトが楽になる為、非常にオススメです。パラシュートやカゴ釣りにも向いており、エサ釣りメインで考えている方には最適なモデルとして人気があります。

KUROSHIO PGX 43PGXの総評

ルアーフィッシングを行うにあたってはハイギアモデルを使うことが多いですが、パワーギアモデルも状況によっては活きてくることもあります。またKUROSHIOシリーズは同クラスのリールとしては少ないフルメタル仕様の為、剛性に関しては大きな特徴があるリールです。ディープエリアやバーチカル主体となる釣りをする方には非常にメリットの高いリールとなる為、最初の1台ではなくセカンドリールとして使い分けることで快適に釣りが行えますので、ご自身の用途に合わせて検討してみて下さい。

この記事を書いた人

価値ある1本を求めて!
モト助

 マグロ類、青物、シーバス、ヒラメ、トラウト類、オフショアジギング、オフショアキャスティング、ショアジギング、サーフフィッシング、ワイルドトラウト、相模湾、房総半島(外房、南房)東京湾奧、中禅寺湖、1級小型船舶免許

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