釣りでスマホが活躍!?とうとうフィッシング業界にもDXの波が来た!
作成:2022.04.25更新:2022.04.25
目次
釣りとスマホの重要な関係性
最近スマホ(スマートフォン)が無いと生きていけない方も多いのでは?逆に電話できりゃあいい!とガラケーを愛用している玄人アングラーも少なくありませんね。そこで質問です。釣りの釣果情報などはどのように収集していますか?昔は釣具屋で聞くか現地まで行かないと情報を得られなかったので釣り新聞を買ったりしていたと思います。でも新聞は週刊なので情報が1週間遅れていて行ってみたら遅かったという経験をしたこともあるでしょう。
そんなアナログ時代から平成になるとインターネットが始まり最近では釣り情報はネットで集めるのが当たり前になってきました。ネットは直近のフレッシュな情報が出ているわけです。このようにホットな情報の入手経路がネットに変わりました。そんなネット情報を簡単に見れるスマホは必須なのはお分かりですね。そして日々スマホにはいろいろな機能や性能が進化していて近年のアウトドアブームで釣りに使える性能や機能は充実しているんです。
釣り中にスマホって必要?
スマホでの情報収集はご理解いただけましたね。とはいえ釣り中はスマホいじりながらはできません。でもスマホがあると釣果って変わりませんか?スマホじゃ変わんないよ・・・というあなた!是非この記事を最後までご一読ください。次の釣行時にスマホがあなたの相棒となりポイントへ向かっていることでしょう!
なぜスマホが釣果に繋がるの?
もちろんスマホを持っているだけでは魚は釣れません。スマホで釣るわけではないですからね。ではなぜ釣果が変わるのか?釣果に繋がる機能があるんです。大きく分けて2つの分類があります。1つはスマートフォン本体のハード性能・機能です。もう1つはスマホのアプリです。では順番にご説明していきます。
釣りで活躍するハード性能と機能そしてアプリとは?
スマホで釣りに使える性能・機能をご説明します。備わっているのに意外と使っていないハード機能があるかもしれません。アプリやケースなどで代用することも可能です。今後のスマホを購入する際にもお役立てください。
- 【防 水】:以前は水没で即死していたスマホ。最近はスマホをお風呂場で使えてなんて当たり前の性能になりましたね。
- 【防 塵】:防塵(ぼうじん)性能があるスマホが増えてきました。野外で使用する際は汚れますので必要です。
- 【耐久性】:釣りは落とすと岩場やコンクリートの場合が多く衝撃を吸収できる耐久性は必要です。
- 【計 測】:最近アプリでも増えてきました。カメラで魚を撮ると大きさが測れるという機能。
- 【天 気】:天候は釣りに影響します。特にロッドに雷が落ちやすく雨雲レーダーや雷情報は必須です。
- 【気 温】:気温は魚の活性に関係しますのであると非常に有利です。
- 【コンパス】:ポイントでの東西南北を確認できるため方向音痴の方は必須ですね。
- 【高 度】:特に渓流で沢登りの時に登った高さが分かるので帰路の時に便利です。
- 【地図・ルート】:歩いた軌跡を記録できると帰路の際に迷わないので渓流などで藪漕ぎするときに便利。
- 【カメラ】:魚、ポイント、景色などを記録するのに必要。解像度が高いことと素早く撮れることが重要です。
- 【動 画】:釣りシーン(本人・仲間)の記録として音声も残せること使用したリールやロッド、ルアーなど映るので記録として便利。
- 【ライト】:夜間、手元を照らす。相手に場所を知らせるなどができる。
- 【風向き】:風向きや強さで波の高さを把握できるので便利です。
- 【TIDE】:潮の干満、月齢など海や湖での釣りには欠かせない情報
- 【FISH TIME】:潮の満ち引きや、月齢、日の出入などの情報で釣れる時間をお知らせする機能
- 【日の出・日の入】:朝マズメ、夕マズメを狙うのに必要
- 【ミュージック】:音楽を聴いて和む為もありますがクマ避けとして使えるので便利です。
- 【電 話】:当たり前ですが緊急連絡手段として必須です。
釣りで必要なスマホの条件
さて釣りで使える性能や機能がいろいろありますね。でも釣りのスタイルによって必要じゃない機能もあります。ここでは釣りでスマホを利用する場合に最低限必要な性能条件です。当てはまらなければ釣り場ではスマホを使用しないほうがいいです。
- 防水・防塵であること。
- 耐久性があること(ケース+ストラップ可)
- カメラがすぐ起動すること。できればワンタッチかツータッチ。
- 天候変化(雷警報)をお知らせアラートがある(アプリ可)
上記の機能があるスマホは基本的に釣りでの使用に耐えられます。
厳選釣りお助けアプリ
スマホの良いところは何といっても好きなアプリを入れられることですね。超おすすめ使える釣りアプリをご紹介します。使ったら止められない便利アプリばかりですよ~
天気関連アプリ
Windy
Windyは天気予報というより風予報です。これが非常に正確です。釣り風が重要ですよね!しかも風の強弱や向きがビジュアルで動くので分かりやく表示されます。釣行前に風向きと強さを確認してエリアを決めるなんてことが出来ちゃいます。スマホを変えても絶対に入れるアプリです。
weawow
weawowは利用している方が多いと思います。とても見やすく自分好みにアレンジやカスタマイズもできますね。アラート機能もあり危険な雷なども知らせてくれます。ウィジェット機能でお好みの表示が可能なのも魅力です。
タイドグラフBI
タイドグラフが内蔵されていないスマホはタイドグラフアプリを入れましょう。タイドグラフアプリはたくさんありますが中でもこのタイドグラフBIが一押しです。操作性と見やすさが素晴らしいく天気予報や月齢、日の出、日の入りまでも一画面に収められています。その他に天気の警報なども表示します。
潮汐なび
タイドグラフは日本語で言うと潮汐(チョウセキ)表です。この潮汐なびはその名の通り潮汐(タイド)に特化したアプリです。余計な表示がないので必要なポイントのタイドグラフがすぐ確認できてカレンダー形式での表示も可能です。お気に入りの天気アプリがあるのあれば潮汐なびと組み合わせがシンプルで良いかもしれません
爆釣メジャー
DRESSの公式アプリ。魚とDRESSキーホルダーを一緒に写真を撮ると魚の計測をしてくれるという優れもの。カメラに計測機能がない場合はDRESSキーホルダーなどの購入は必要ですがメジャーが必要なくなり同時に写真も記録されるので一石二鳥なアプリです。
DAIWA
DAIWAの公式アプリとして2年ほど前に登場したDAIWAファン必須のアプリ。たまに更新されるスマホ用壁紙が綺麗でいつもダウンロードして使っています。重さ、長さ、ラインの変換ツールとして使えます。その他プロアングラーの動画や最新情報などが更新されます。ちなみにDAIWA公式アプリキャンペーンで当選し200名限定のフォトブックが届きました。
釣りの単位変換
釣りの単位はたくさんあって難しいですよね。欧米式だったり日本式だったりでものによって表示が違うため重さはg(グラム)やkg(キログラム)の場合とOZ(オンス)が使われるたり長さはcm(センチメートル)とf(フィート)、インチもあり日本式の尺表示もあります。ラインだとlb(ポンド)や号数、kgで表記されてます。いつも使っているサイズが何なのかわからなくなります。そんな時この釣り単位変換アプリが役立ちます。特にライン購入時にどのぐらいの太さなのか知りたい時やロッド購入時にルアーウエイトを調べるときなどに便利です。
釣りの結び方
釣りでラインの結束は重要です。ライン同士を結ぶ場合やスナップ、リングに結ぶ時など特にラインが細さや太さで結束方法も変わります。そんなことで他人に教わるのも気が引ける。そんな時にサクッと教えてくれる便利なアプリです。意外と知らない簡単な結束などもあります。結束の強度と動画も見れます。勉強のために入れておくのも良いと思います。
FISHPASS(フィッシュパス)
最近のアプリでこれほどアングラーのためになるものは久しぶりではないでしょうか?なんと遊漁券がいつでも買えちゃうんです。わざわざ券売機や販売店を探す必要がないんです。凄い。アングラーの心の隙間を埋めてくれるアプリです。各漁協と契約していてナンバープレート登録しておくと車のナンバーを確認してくれるのでわざわざ管理者のところまで行かなくてもいい機能とか充実しています。GPSで釣り禁止エリアが分かったりこれからの機能向上とエリア拡大を期待したいアプリです。
つりチケ
最近使用しているアプリです。スマホで購入して紙を印刷してというちょっとアナログなアプリです。まだ登録の漁協が少ないので今後に期待ですね。個人的には朱鞠内湖の遊漁券購入を事前に行えるので重宝しています。
おすすめタフネススマホのインプレ
釣りアプリいかがでしたか?早速入れたいアプリが見つかったのでは?さてここからは釣りに使えるスマートフォンをご紹介します。私は昔からスマホはFishing&Toughをモットーに使用してきました。初代のタフネススマホを発売していたCASIOのG'zOneからKYOUSERAのTORQUEまで使用しています。そこで今回は最新のTORQUE 5Gを釣り目線のみでのインプレをお伝えします。
京セラTORQUE 5G
今から約10年前の2011年に京セラから発売された初代TORQUE G01。カシオ計算機が制作していたG'zOneを現代に継承したタフネススマホが京セラのTORQUEです。私は初代タフネススマホのG'zOne IS11CAを使用していました。その3年後の2014年にG'zOneの後継としてTORQUE G01が発売されCASIO G'zOneは姿を消します。翌2015年にTORQUE G02が発売されて機種交換しました。それから約6年間釣りで使い倒して2022年TORQUE 5Gへ更新しました。TORQUE G02も釣りで使用するのは全く問題なかったのですが昨今の通信速度にスマホがついていけなくなってきたことと利用していた釣りアプリにOSが対応しなくなったことが理由です。2019年にTORQUE G04を検討していたのですが5Gが登場し始めたのでTORQUE 5Gを待っていました。そして2021年にTORQUE 5Gが登場!でもコロナ禍になりスマホを交換して釣りに行く雰囲気ではなく・・・満を持して2022年1月に更新しました。
タフネススマホのカラーは意外と少ない
私の3代目タフネススマホ「TORQUE 5G」です。TORQUE G02からレッドにしています。本当はCASIO G'zOneのカーキが良かったのですがTORQUEではブラック・レッドが基本でブルーやグリーン、イエローがたまに採用されますがいずれも明るい蛍光色でミリタリー感がないのでいつもレッドにしています(シャア好きなので赤)。本当はG'zOne IS11CAのカーキのような量産型のミリタリーカラーが好みなんです。TORQUE 5Gはブラック・レッド・イエローの3色と限定発売していたColemanとコラボしたレッドのカモフラージュカラーがあります。Colemanモデル非常に悩んだのですがキャンプブランドはSnowPeakなので断念。本当にアウトドアを楽しんでいる方はポップなカラーよりナチュラルカラーを望んでいると思います。今後カーキが復活することを切に願っています。
タフネススマホの実力とは?
少し横道にそれましたが釣り目線でのTORQUE 5Gの実力をご紹介します。
- 剛健さ(Tough):アウトドアで利用するときにスマホを落としたりぶつけたりは基本です。そんなことを気にする必要がなく釣りに集中できることが大切です。もちろん防水、防塵、防滴はもちろん洗剤や消毒液などの薬品での洗浄耐久性そして耐衝撃、耐荷重、耐振動、耐海水、耐氷結、耐高低温、耐圧、耐日射などをクリアしています。
- 操作性(Touch):タフネススマホの基本は濡れた手やグローブを着けた手でどのぐらい操作できるか?がポイントなので物理ボタンが必要でそのボタンを自由に設定できることができます。ワンタッチで必要な機能やアプリが起動するんです。もちろん濡れた手でも操作ができます。フル防水なので水中でも操作できるということです。
- カメラ:Fishingモード(魚のサイズ・魚の種類・日時・撮影場所・天気・気温など)この機能が今回のTORQUE5Gの一番の釣り機能です。なんと写真を撮ると魚のサイズはもちろん。魚の種類とカメラで撮った時の情報を全て写真に収めることが出来るんです。凄くないですか?魚のサイズ測るのに結構面倒なんだろうなぁ。と思ったら全然すぐ撮れます。私はFishingモードで記録用を撮ってから通常モードで記念用を撮るようにしています。いつどこでどんな天気だったかまで記録されます。知らない魚を釣ったときにも重宝します!ぜひ使ってほしい機能です。
- TORQUE専用アプリ:Outdoor Portal(オリジナルアプリ)で10種類に分類されたアウトドアを好きな順番でカード表示できます。スマホのメイン画面から2タッチでお気に入りの場所のタイドグラフ(潮汐表)特に水位の詳細データまで出ます。そのデータを基にしたFish indexはフィッシュマークをレベル1~5で表示してくれて一目でフィッシュタイムなのかが分かります。TORQUEについて純正でこの機能があるので他のタイドグラフアプリをインストールする必要はないんです。釣り最中に一番使うアプリです。
釣りもDXの時代ですね
いかがでしたか?インターネットで情報収集するレベルではなく釣りもとうとうDXの時代ですね~FDX(フィッシングデジタルトランスフォーメーション)はデジタル技術を浸透させることで人々の釣り生活をより良いものへと変革すること!これからはFDXですね!