圧倒的な堅牢性とコスパの高さが売り!ペン スラマーⅢ6500HSをご紹介
スラマーⅢ6500HSの特徴
スラマーⅢシリーズの特徴である高い剛性とドラグ性能やPE5号:300巻けるラインキャパシティから近年人気急上昇中であるヒラマサキャスティングゲームやキハダマグロキャスティングゲーム等のビッグゲームにも充分やり取り出来る基本性能があります。ビッグゲームではリール巻き取りパワー等の性能の他にファイト中のドラグMAX値や耐久性が求められます。過酷な環境でもしっかりとした性能や手に入れ易い価格帯も相まって幅広いアングラーにオススメのモデルです。
圧倒的な堅牢性
ペンのリールと言えば真っ先に思い浮かぶのは「フルメタルボディ」から来る圧倒的な堅牢性、剛性ではないでしょうか。特にヒラマサキャスティングゲームやキハダマグロキャスティングゲーム等のオフショアビッグゲームでは、ファイト中のリールへの負荷が想像以上であり、ファイト中必ずパワーファイトするシーンが出てきます。その様な環境でもぶれないリーリングやリールのパワーから安心してファイトすることが出来る為、アングラーにとっても大きなアドバンテージとなります。正直、この価格帯のリールの中では、リールの剛性は群を抜いていると感じました。
高いドラグ性能
ドラグ性能の中でも耐久性と並びドラグの滑り出しが重要になってくるキハダマグロキャスティングゲームにとって、作動のレスポンスは非常に重要になってきます。魚類の中でも最速クラスの遊泳力があるマグロ類はヒットしてからファーストランが始まり、時に200m以上走ることもあります。その様な環境でドラグのレスポンスが悪いとラインの弱い箇所やノット部分からラインブレイクすることもあり、ドラグのレスポンスは必要不可欠です。アングラーの中では、ステラSWやソルティガ等の国内メーカーのハイエンドクラスと遜色ないのでは?と言われる程の高いドラグ性能である為、安心して使用出来ます。
手に入れ易い価格帯
何と言ってもスラマーⅢシリーズの価格はビッグゲームを考えている方にとっては非常に魅力的なものではないでしょうか。国内メーカーのハイエンドクラスであると実売価格:10万円程するのに対し、4分の1程の2万円台中盤で購入できる点はコスパが高く、1タックルのみでなく、数タックル用意する必要のあるオフショアビッグゲームにおいては、経済的にも非常に強いメリットがあります。またビッグゲームを始めようと考えている方にも、性能と価格を兼ね備えたコスパの高いリールとして強くオススメできます。
高い防水性能
オフショアの釣り全般に言えることですが、移動中に海水を被ることが非常に多く、リールの防水性能は非常に重要になってきます。防水性能が低いとリール内部に海水が侵入し,塩ガミや錆びで不具合により数回の使用でリールが使えなくなってしまいます。スラマーⅢシリーズは防水性能規格であるIPX6相当のスペックがある「シールドボディー&スプールデザイン」の採用によりオフショアの過酷な釣りでも安心して使用出来る仕様になっています。
シンプルかつシックなデザイン
国内リールと比較すると決して華やかなデザインではありませんが、黒を基調としたシンプル且つシックなデザインはどのようなロッドでも合わせ易いです。デザインに関しては個人の好みで分かれるところですが、無骨なデザインは飽きが来ず長く愛用出来る為、船でも良く使用しているアングラーが多く、価格と性能以外でもこのデザインが長く人気で出ている理由の1つなのではないでしょうか。
構造がシンプル
スラマーⅢシリーズだけでなくペンのリールに共通して言えることですが、構造が非常にシンプルな為、リールの分解メンテナンスがし易く、初心者の方にとってもメンテナンスを覚える最初の1台として非常にオススメできます。海外メーカー品である為、シマノやダイワ等の国産リールと比較すると部品入手に手間が掛かることもありますが、日本ではピュアフィッシングジャパンが代理店となっている為、パーツなどの取り寄せも可能です。部品取り寄せの際は、在庫が無い場合、海外から取り寄せることもありますので、次の釣行までに期間がある際やシーズンオフとなったタイミングで実施することをオススメします。
気になる点
リール自重
これまでスラマーⅢ6500HSのメリットや特徴をご紹介させて頂きましたが、剛性や堅牢性と引き換えにリール自重が728gと非常に重く、扱うルアー重量が重くなり、特に一日中キャストすることが多いヒラマサキャスティングゲームでは、ある程度この重量に慣れておかないと非常に疲れます。ほぼ同番手の19ステラSW14000XG:675gや21ツインパワーSW14000XG:660gと比較すると50g以上重くなるので、この点は明確にデメリットと言えます。ある程度体力に自信のある方には許容範囲かもしれませんが、体力に自信のない方や女性の方には扱い難いかも知れません。
巻き取りフィーリング
オフショアのビッグゲーム向けのリールとしては、リーリングの巻き心地はそれほど重要な要素ではないのは事実ですが、それでもやはり国産リールと比較すると明確に差が分かります。特に近年はオフショア向けのエントリーモデルにも最上位機の機構が取り入れられているモデルもあり、この点はスラマーⅢシリーズのデメリットと言えます。しかしオフショアのキャスティングゲームは微妙な流れの変化をリーリングで捉える様な繊細は釣りではないので、そこまで気にする必要もないのもまた事実です。どうしても気になるという方は国内リールの方が合っているかもしれません。
向いている釣り
ビッグゲームキャスティングゲーム
これまでもご紹介してきた通りスラマーⅢ6500HSは剛性や堅牢性、ドラグ性能に非常に優れたリールです。ラインキャパシティや一巻き当たりの巻き取り量を考えるとヒラマサやキハダマグロと言ったオフショアを代表するキャスティングビッグゲーム向けに最適と言えます。特にフルメタルボディからくる圧倒的な堅牢性は国内リールにはない絶対的な安心感があり、過酷なファイトでもガチンコファイトを展開することが出来ます。体力に自信があり、パワーファイト好みの方には非常にオススメです。
トローリング
リールの自重からキャスティングゲームを展開するには少々重い点が多少のデメリットとなりますが、トローリングではキャスティングの必要はない為、海外等では大型回遊魚(カツオ、シイラ、キハダマグロ、カジキ系)向けに使用することも多いです。日本のルアーフィッシングとしてはあまりなじみがありませんが、キハダマグロやビンチョウマグロ等には効果的な釣り方ですので、ボートレンタル等される方はぜひ一度試してみて下さい。
スラマーⅢ6500HSの総評
国内においてオフショアキャスティングのリールと言えばシマノ、ダイワ共に5万円以上の高価なリールばかりが使用されることが多いですが、そんな中でもスラマーⅢ6500HSは高い堅牢性、剛性とドラグ性能からビッグゲームでも安心して使用できる数少ないミドルクラスのリールです。同価格帯のリールを見回してもスラマーⅢシリーズはかなり高いレベルにあり、価格面から国内メーカーのハイクラスリールの購入を迷っている方には強くオススメできます。また本格的にのめり込むかわからない方の最初の1台としても、ぜひ積極的に検討してみてください。