シマノリールの「SW」とは何か?その意味とシリーズを紹介!【2021年最新】

作成:2020.11.19更新:2021.02.01

ステラSW

先に結論から説明しますと、「SW」は「Salt Water(ソルトウォーター)」の頭文字を取ったものです。その名の通り塩水(海水)での釣りに耐えられるよう、特別に設計されたシリーズの事です。呼び方もそのまま「ソルトウォーター」と呼びます。そんなSWシリーズのリールは他のリールとはどのようなことが違うのでしょうか。この記事では、SWシリーズについて詳しく紹介していきます。

普通のモデルとSWシリーズは何が違うのか?

防水性能が高い

Xプロテクト

まず一番の違いが他のリールよりも防水のレベルが高いことが挙げられます。シマノの防水機構は「コアプロテクト」「Xプロテクト」「Xシールド」の3種類があります。このうち「Xシールド」というものは、水が進入する隙間を特殊なシールで塞ぐことで、物理的に水が進入してこないように設計がなされています。隙間を完全に塞ぐという事は、リール回転時の摩擦係数も上がるため、巻き心地を損なうというデメリットがあるのですが、それよりも防水性能を最大限に追求した機能となっています。全てではありませんが、殆どのSWシリーズのリールにはこの「Xシールド」と「Xプロテクト」の両方が搭載されているため、他のリールと比べて圧倒的に防水性能の高いです。

剛性レベルが高い

HAGANEボディー

見た目では分かりませんが、魚が掛かるとリールのボディーはゆがみます。それにより、ラインをリールに巻きつける角度がズレるため、巻き取りの鈍さを感じることがあります。SWシリーズのリールボディー素材は全て、剛性の高い樹脂や金属のアルミニウム・マグネシウムが採用されている(HAGANE ボディー)ため、安定した巻き取りが可能です。

粘り強いギア

細かいギア同士のかみ合わせは、巻き取りの力がダイレクトに伝わる箇所になるため、大きい魚などが掛かると、最悪の場合破損します。このリールの心臓部とも言えるギアの剛性を最大限に高めたのが「HAGANE ギア」と呼ばれるシマノの代表的な技術であり、殆どのSWシリーズのリールに搭載されている機構です。大きい魚をゴリゴリ巻いて引き寄せる「ゴリ巻き」が得意です。

要するにSWリールは「オフショア専用リール」

オフショア

防水機能に優れていて、剛性の高い大きなリールであるSWシリーズに適した釣りは、船でのオフショアフィッシングのために開発されているリールといっても良いでしょう。もちろん陸っぱりからの釣りでも使うことは出来ますが、リールが濡れるリスクが低い場所であったり、そもそも狙っている魚が小さいのであれば、SW以外のリールを選択した方が良さそうです。

現在ラインナップされているSWシリーズは全部で5つ

そんな「SW」の肩書きを背負う事を許されたブランドは2021年現在、下記の5種類のみとなります。

  • ステラ SW
  • ツインパワー SW
  • バイオマスター SW
  • ストラディック SW
  • スフェロス SW

それでは、それぞれを細かく見ていきましょう。

シマノの最高峰「ステラ SW」(2001〜2020年)

ステラSWのオフショア

言わずと知れた、シマノが発売しているスピニングリールの最高峰「ステラ」は1992年に産声を上げました。そのステラがSWシリーズに派生をしたのが2001年の事です。この初代となる「01 ステラ SW」は今でも人気のモデルです。そして2019年、2020年と立て続けにリリースされたこのブランドは、防水機能の高さ、剛性の強さにおいて、他の追随を一切許さない、SWシリーズを牽引するシマノの代名詞とも言えるリールです。これで魚を逃したら、もうリールの性能を言い訳にすることはできません。

歴史ある名機「ツインパワー SW」(2009〜2021年)

ツインパワーSW

ツインパワー自体は、シマノよりも古い1987年にチタノスツインパワーとして初代が誕生しました。「SWシリーズ」に派生したのは、それから22年後の2009年の事です。ステラSWに比べて安価でありながら、それを感じさせない性能の高さが魅力です。シマノのSWシリーズの実質ナンバー2を担う、中・上級者向けのリールです。「ステラ SW」のサブ機として購入されているアングラーが多い印象です。

長年愛されている「バイオマスター SW」(2010〜2016年)

バイオマスターSWAmazon | 13 バイオマスターSW

海水に負けず、大物を強引に引き寄せてもビクともしないパワーを備えたリールが欲しい。でもそれを実現する高機能が備わったリールは高価であるため買うことができない。といった貪欲な悩みに応えてくれたのが、この「バイオマスター SW」でしょう。もちろんステラ程の高性能は兼ね揃えてはいませんが、釣りの上級者でも納得ができるコストパフォーマンスを実現しました。残念ながら「ストラディック」の登場によりその歴史の幕を閉じてしまいましたが、今でもアングラーから愛され続けれいる、シマノが誇る名機の一つです。

バイオマスターのDNAを引き継いだ「ストラディック SW」(2018〜2020年)

ストラディックSW

2020年の秋に新しくリニューアルした「ストラディック SW」は、2018年に初めてSWの肩書きを背負ってから2代目となる、比較的新しいリールです。元々ストラディック自体はバイオマスターの後継機として誕生しました。親の顔に泥を塗らないためにも、そのコストに見劣りしない高性能な機能が沢山備わっています。SWシリーズに初めて足を踏み入れる、初・中級者に人気のリールです。

初心者におすすめ「スフェロス SW」(2014〜2019年)

スフェロスSW

SWシリーズの中でもエントリークラスに位置するこの「スフェロス SW」は、これから大物釣りをやってみたいと考えている初心者がターゲットとなっています。2014年に発売されたのが、5000番~8000番のラインナップ、2019年にはそれを補うような形で3000番〜4000番が発売されました。少しややこしいのが、2014年と2019年に発売されたリールの機能が大きく異なっているので、購入を検討している方はしっかり確認をした方が良いでしょう。下記から発売年別の機能の違いを確認できますので、参考にしてみてください。

SWシリーズはダイワには無い?

SWという表記はシマノのリールにしかありませんでしたが、2021年「セルテートSW」というモデルがリリースされた事により、ダイワのリールにも「SW」という肩書きがつきました。2021年1月現在、ダイワのリールでSWがついているのは「セルテートSW」のみとなりますが、SWシリーズの特徴である「防水性」「剛性」が高く、大きい魚と対等に戦えるリールというコンセプトで考えられているものはダイワにもあります。番手にもよるのですが、下記がダイワの「SWシリーズ」に該当し、度々シマノのSWシリーズの比較対象に上がってきます。

そんなSWシリーズのデメリット

とにかく重い

同番手の他のリールと比較をすると、やっぱり重いです。大きい魚を狙うためのリールなわけですので当然ではあるのですが、購入の際にはロッドバランスも考える必要があります。また、高い番手は重い上に大きいので持ち運びが不便です。遠征で離島などに持っていくような時は、荷物の整理が大変です。

汎用性が低い

海で大物を釣ることにフォーカスしたリールであるため、汎用性が非常に低く、最初の一台として選択するのはオススメできません。ライトな釣りからシーバスゲームなどの釣りを汎用的に楽しみたいと考えている方は、2500〜3000番台のエギング用のリールを購入した方が良いでしょう。釣りにも慣れてきて、そろそろビッグフィッシュを狙っていきたいと思ってきたら2台目以降のリールとして購入する事をオススメします。

SWシリーズは一台持っていると良いかも

結局、全ての釣りにマッチできるリールはありませんから、長期的なフィッシングライフを満喫するのであれば、釣法に合わせて様々なリールを購入することになるでしょう。中でもブリやヒラマサといった大型青物を狙う釣りは、いつかはチャレンジしてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?汎用性が低いとは書きましたが、SWシリーズの4000〜5000番台などは比較的ライトなショアジギングやロックフィッシングで使っている人もよく見かけます。いつも必ず持って行くリールというよりかは、ここぞという時に力を発揮するリールですので、海水を被りそうな地磯を攻めたい時や、友人から急に船釣を誘われた時など、SWシリーズのリールを一台持っていると何かと便利かもしれませんね。

この記事を書いた人

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ブラクリ名人
やぎ

 メバル、青物、タチウオ、シーバス、アオリイカ、メバリング、エギング、ライトショアジギング、穴釣り、三浦半島・三崎周辺(神奈川県)、富津市(千葉県)、館山市(千葉県)


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