【2021年版】シマノのスピニングリール新製品情報
作成:2021.01.29更新:2022.04.18
シマノ公式
目次
2021年に新発売されたシマノのスピニングリールを全て紹介していきます。前作のモデルとの違いに注目して紹介をしていきますので、シマノのスピニングリールを検討されている方は是非チェックをしてみて下さい。
2021年発売シマノスピニングリールの主なアップデート
軽量化がすごい
アップデートを行うリールに依存する部分はありますが、シマノが今回(2021年春)アップデートするリールは「SWリール」を除けば、20g以上の軽量化に成功しています。
下位機種の進化が物凄い
上位機種に搭載されている技術は、年を重ねるごとに下位機種であるエントリーモデルに引き継がれていきます。今回シマノはスピニングリールにおいて目立った新技術は発表せず、既に上位機種に搭載されている技術を、下位機種が受け継ぐという形でアップデートをしました。これにより、今まであまり目立たなかったリール機種も一気に輝きを取り戻し、脚光を浴びるタイミングを掴んでいます。今回、特に採用された数の多い技術は下記となりますので、まずは機能についておさらいをしておきましょう。
マイクロモジュールギアⅡ
マイクロモジュールギアの歯面形状の設計を見直し、最新の構造解析による全く新しい歯面設計により、これまでのマイクロモジュールギアにプラスして、さらなる理想的な噛み合わせを行い、シルキーな巻き心地と形容される、ギアフィールの向上と音鳴りの低減を実現しています。マイクロモジュールⅡは、マイクロモジュールギア以上に筐体内に正確にマウントされなければならないため、ハウジングの剛性がマイクロモジュールギア以上に重要になります。シマノを代表する上位機種に搭載されているのが特徴です。
ロングストロークドライブ
飛距離を増やすために、スプールの縦幅を広げる設計が施されたスプールです。一般的に、ラインは放出時にスプールの先端部(スプールエッジ)に接触をしながら出ていきます。この際、糸巻き量が少なくなるに連れて、スプールエッジとの角度が鋭角に接触するため、抵抗摩擦が掛かり飛距離が低下します。スプールのラインを巻く箇所の縦幅を広げる事は、ライン放出にあわせて糸巻き量が低下しても、スプールエッジと並行に近い角度が保たれるため、摩擦力が軽減し、飛距離を伸ばすことに繋がります。
サイレントドライブ
サイレントドライブは、上位機種に採用されているマイクロモジュールギアⅡと連動する機構で、マイクロモジュールギアⅡの精緻なドライブモジュールの配置、固定構造から、ボディ全体の基本構造、影響を受ける駆動関連部品全ての関係性を見直し、部品間の微細なガタや隙間、揺れを完全に解消する構造です。対象部品は、ドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギアなど多岐にわたり、よりなめらかな回転性能と静粛性を発揮します。
シマノの2021年新作リール
それでは早速シマノの2021年最新リールを確認していきましょう。
21 エクスセンス
シマノ公式:エクスセンス
2021年4月発売開始予定
60,000円〜62,000円
エクスセンスといえばシマノのシーバス専用リールで有名です。今回、前作の17 エクスセンスから大幅なリニューアルが行われました。ギア機構は「マイクロモジュールギアⅡ」へとアップグレードし、ストレスの無い滑らかな巻き心地を実現。また、飛距離を向上させるための「ロングストロークスプール」へと進化し、回転性能と静粛性を最大限に高める「サイレントドライブ」も搭載されました。何より特筆すべきは、前モデルよりも20gの軽量化に成功している事でしょう。シーバスフィッシングに求められる性能をシマノの最高技術を持ってアップデートされました。
21 アルテグラ
シマノ公式:アルテグラ
2021年3月〜4月発売開始予定
16,300円〜20,500円
入門機種として人気の高い「アルテグラ」ですが、今回多くの進化ポイントがあります。まずボディー素材がCi4+となり、強く、軽く、美しいデザインへと生まれ変わりました。その結果、20gの軽量化を実現しています。そしてエントリーモデルでは珍しく、「マイクロモジュールギアⅡ」「ロングストロークスプール」が搭載された事も大きな変更点と言えるでしょう。また、「Xプロテクト」が採用された事で、防水性能も向上し、オフショアでも安心して使えるようになりました。入門機には贅沢過ぎる機能が沢山搭載されたので、これから釣りを初める方にはオススメの最新リールです。
21 コンプレックスXR
シマノ公式:コンプレックスXR
2021年4月発売開始予定
34,300円〜35,300円
コンプレックスCI4+はブラックバス向けのリールとして有名ですが、今回その「コンプレックスシリーズ」に新しいブランド「XR」が仲間入りしました。このリールは回転の軽さと操作性をより意識したモデルで、コンプレックスCI4+と比較をすると、前述した「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「ロングストロークスプール」といった高度な技術が搭載されています。また、ハンドルにもCi4+を採用する事でC2000番台で155gと、かなりの軽量化を実現している事が特徴です。
21 ツインパワーSW
シマノ公式:ツインパワーSW
2021年3月〜5月発売開始予定
52,900円〜72,300円
前作から5年ぶりとなるリニューアルです。ハイエンドモデル「ステラSW」に搭載されている、「インフィニティードライブ」「サイレントドライブ」「ヒートシンクドラグ」といった贅沢な機能が新しく搭載されました。これによりツインパワーSWは「ほぼステラSW」となりました。薄いブルーを基調としたデザインは、オフショアフィッシングを彷彿させてくれます。2021年、ダイワの「21 セルテート SW」の最大のライバルになる事は間違いないでしょう。
21 ツインパワーXD
シマノ公式:ツインパワーXD
2021年4月発売開始予定
47,000〜48,500円
2017年に新しくリリースされた「ツインパワーXD」は、耐久性重視のリールでありながら、非常にハイレスポンスで軽い巻き心地を実現しており、あらゆる釣りで汎用的に使える事から、多くのアングラーが使用しています。そんな人気の高いこのリールが、今回待望のリニューアルとなりました。大きな変更点は、「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「ロングストロークスプール」といった機能の追加と、35g以上の大幅な軽量化に成功している事です。
21 ソアレXR
発売済
34,200〜34,700円
ソアレCI4+の後継機となる「ソアレXR」が発表されました。
21 セフィアXR
発売済
35,500〜38,500円
セフィアCI4+の後継機として発表されたセフィアXRは、セフィアシリーズ中の最高峰となりました。
21 スフェロスSW
発売済
16,800〜18,600円
2019年に発売された19スフェロスSWは3000〜4000番のラインナップでした。今回、14スフェロスSWのモデルチェンジとして、5000,6000,8000番のシリーズがリリースされました。
21 ナスキー
発売済
10,400〜14,000円
16ナスキー、及び18ナスキー(500番)ののモデルチェンジとしてリリースされました。
21 ネクサーブ
発売済
バリュープライス
エントリーモデルとして人気のあるネクサーブも、2021年新しく生まれ変わりました。
2021年、シマノのスピニングリールは合計10機種がアップデート
2021年7月現在、シマノのスピニングリールにおけるアップデートの内訳は下記になります。
2022年新発売のリールは下記記事でまとめています。