スピニングリールのバックラッシュの原因は?原因と解決方法を解説

作成:2023.07.31更新:2023.07.31

スピニングリールで起こりやすいライントラブル

バックラッシュ。釣りをしている方なら誰しもが経験あるのではないでしょうか?ひとたび起こると解くのに時間が掛かったり、解けなければ大量のラインをロストする事になります。何よりストレスが溜まって仕方ない!楽しいはずの釣りでストレスが溜まる。こんな事は避けたいですよね?

今回はスピニングリールにおけるバックラッシュの原因とその対策について解説します。

スピニングリールにおけるバックラッシュの原因

  1. テンションが掛かっていない状態でのラインの巻き取り
  2. ラインの劣化
  3. ラインをリールに巻くのが下手

1.テンションが掛かっていない状態でのラインの巻き取り

ラインが弛んだまま巻き取るとトラブルになりやすい

ライントラブルの原因のほとんどがコレと言っても過言ではありません。テンションが掛かっていない状態でラインを巻き取るとラインローラーにラインが乗っていない状態で巻き取ることとなり、ラインはスプールに正確に巻かれません。またスプールに巻きつけられたラインがフワッとしてしまい、それが蓄積するとキャストした際にブワッと一気に放出されてしまい絡まってしまいます。

対策

ラインを摘まんでテンションを掛けるとライントラブル防止に効果的

しっかりとテンションを掛けてラインを巻き取る。これに尽きます。最もテンションが抜けやすいのがキャスト直後のライン回収です。最も簡単な対策方法はラインが弛んでいると感じたら、リール直上のラインを指でつまんでリールを巻くことです。こうすることでラインがリールに巻かれるときはテンションが掛かった状態になり、ラインがきちんと巻き取られます。

数投に1回ラインを整えるためのキャストをするのも効果的です。遠くに投げてしっかりテンションを掛けて巻いてくるだけ。これをするだけでも効果は絶大です。10投に1回程度で良いでしょう。タックルハウスさんから「ノントラブルスティック」という専用アイテムも出ていますので活用するのも良いでしょう。

参考記事:K-TEN Laboratory「ノントラブルスティック」

2.ラインの劣化

ラインの劣化でもライントラブルは起こりやすくなります。コーティングが落ちてコシがなくなったPEライン、ガイドで擦れたり長期間リールに巻かれていることで巻きグセが付いたフロロカーボン・ナイロン・エステル。こうなってしまうとライントラブルの可能性が高まるのは当然です。

対策

筆者愛用のラインスプレー

ラインを巻き替える。これに勝る対策なし!ラインの裏表を入れ替えれば2回使えて経済的です。
ラインメンテナンス用のスプレーを使うのも良いでしょう。ラインの寿命を延ばします。僕はバリバスさんの業務用スプレーを愛用しています。

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3.ラインをリールに巻くのが下手

ナイロンラインを糸巻きしている様子

自分で巻かずに釣具屋で巻いてもらうという方も多いのではないでしょうか?その場合は自力では何ともなりません。ラインは材質や太さによって巻くときに掛けるテンションが違います。同じ0.5号のラインを巻くにしてもPEとナイロンでは巻き方が違うのです。これをきちんと理解しておかないとトラブルが起こりやすくなります。

個人的に難しいと思うのは技術的な面ではアジング用の極細エステルライン、設備的にマグロ等のキャスティング用のPEラインです。極細エステルラインはテンションを掛けすぎると切れる可能性が高く、そこまでいかなくてもラインに変なクセがつきやすいです。太いPEラインを巻くときは非常に強いテンションを掛ける必要がありますが、これには専用の機械が必要でそこそこ高額です。

まとめ

ライントラブルの原因を3つ挙げましたが、ほとんどの場合で1の「テンションが掛かっていない状態でのラインの巻き取り」です。意識したことなかった方は意識してみてください。ライントラブルがぐんと減るはずですよ。

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