ツインパワーSWとセルテートSWを比較!買うならどっち??
作成:2023.03.22更新:2023.03.22
シマノのSWリールの中堅機種であるツインパワーSW、ダイワのSWリールの中堅機種であるセルテートSW。用途や価格帯が近いことから比較されることも多く、どちらを購入するか迷っている方も多いのではないでしょうか?今回はツインパワーSWとセルテートSWを比較しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
ラインナップの違い
それぞれのリールのラインナップを見てみましょう。
ツインパワーSW
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | 糸巻き量(PE) |
4000XG | 6.2 | 11.0㎏ | 350g | 1.5号-320m |
5000HG | 5.7 | 13.0㎏ | 415g | 3号-240m |
5000XG | 6.2 | 13.0㎏ | 415g | 3号-240m |
6000PG | 4.6 | 13.0㎏ | 420g | 3号-300m |
6000HG | 5.7 | 13.0㎏ | 420g | 3号-300m |
6000XG | 6.2 | 13.0㎏ | 420g | 3号-300m |
8000PG | 4.9 | 25.0㎏ | 615g | 4号-300m |
8000HG | 5.6 | 25.0㎏ | 615g | 4号-300m |
10000PG | 4.9 | 25.0㎏ | 655g | 5号-300m |
10000HG | 5.6 | 25.0㎏ | 655g | 5号-300m |
14000PG | 4.9 | 25.0㎏ | 660g | 6号-300m |
14000XG | 6.2 | 25.0㎏ | 660g | 6号-300m |
セルテートSW
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | 糸巻き量(PE) |
5000-H | 5.7 | 15㎏ | 385g | 3号-210m |
5000-XH | 6.2 | 15㎏ | 385g | 3号-210m |
6000-P | 4.9 | 15㎏ | 375g | 3号-300m |
6000-H | 5.7 | 15㎏ | 375g | 3号-300m |
6000-XH | 6.2 | 15㎏ | 375g | 3号-300m |
8000-P | 4.8 | 25㎏ | 615g | 4号-300m |
8000-H | 5.8 | 25㎏ | 625g | 4号-300m |
10000-P | 4.8 | 25㎏ | 620g | 5号-300m |
10000-H | 5.8 | 25㎏ | 630g | 5号-300m |
14000-XH | 6.2 | 25㎏ | 635g | 6号-300m |
18000-H | 5.8 | 30㎏ | 850g | 8号-300m |
ラインナップとカタログスペックを見てみると、両リールに大差がないのが分かると思います。全体で見るとセルテートSWの方が軽い印象ですが、品番によってはツインパワーSWの方が軽いものもあります。ラインナップにおける最大の差は18000番の存在です。ツインパワーSWは14000番までのラインナップであるのに対し、セルテートSWは18000番のラインナップがあります。14000番よりボディが1ランク大きい18000番のラインナップがあることはオフショアのビッグゲームで使用することにおいて大きな意味を持ちます。
ボディの違い
ツインパワーSWがアルミとCI4+のハイブリッドボディであるのに対し、セルテートSWはフルアルミのモノコックボディです。ボディ剛性だけを見ればセルテートSWに軍配が上がります。
ローターの違い
ツインパワーSWはアルミニウム製のXリジッドローター、セルテートSWはZAION製のエアローターです。ツインパワーSWが強度・剛性を重視しているのに対し、セルテートSWは軽さを重視しています。これにより両リールの使用感は全く違ったものになります。ツインパワーSWは高負荷時でも力強く巻くことが出来ますし、セルテートSWはレスポンスが良いです。
パワーはツインパワーSWに軍配
パワーはツインパワーSWに軍配が上がります。ローターの差はもちろんですが、ツインパワーSWに搭載されているインフィニティドライブも大きな役割を果たします。
実釣ではっきり表れるほどの性能差はない!
両リールとも違いはあれど、実釣で大きな差は出ないでしょう。特に6000番以下のリールであればどちらを選んでも快適な釣りが出来るでしょう。14000番クラスのパワーが必要な釣りになってくるとパワー差を実感するかもしれません。パワー重視ならツインパワーSW、レスポンスや操作性重視ならセルテートSWを選ぶ(同サイズの場合に限る)と良いというのが僕の意見です。
無視できないステラSWの存在
大型SWリールを語る上で無視できないのがステラSWの存在です。各メーカー中堅機種の性能も高まってきていますが、やはりステラSWは別物です。PE6号以下の釣りであれば大きな差は感じないかもしれませんが、8号以上を使う釣り(ヒラマサやマグロのキャスティングなど)になるとパワー差がはっきりと表れます。僕はPE8号以上の釣りになるとリールはステラSWかそれ以外かだと思っています。ステラSWと他のリールにはそれだけパワー差があるのです。
この記事に訪れた方はツインパワーSWかセルテートSWで悩んでいる方が多いかもしれませんが、特にマグロのキャスティングリールで悩んでいるなら価格はかなり違いますが、ステラSWも含めて悩んだ方が良いかもしれません。どうしてもツインパワーSWかセルテートSWで選ぶなら、シンプルにデカい番手があるセルテートSWが良いでしょう。