シマノ

アルテグラ

SHIMANO - ULTEGRA

アルテグラは1991年、アルテグラGTとして誕生しました。Ultimate(究極)とIntegrate(統一)を掛け合わせてULTEGRAという名前になったと言われています。1991年に発売されて以降、細かくモデルチェンジを繰り返し、アルテグラアドバンスや海上釣り堀用でハンドルが2本ついたアルテグラシーリアにも派生しました。21アルテグラはロングストロークスプール・マイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブなど、上位機種にしか搭載されていなかったシマノ最先端のテクノロジーが盛り込まれ、更にボディにはCI4+が採用されたことにより前作よりも軽量化されました。軽量化により操作性が高まったことはもちろん、ロングストロークスプールによる飛距離の向上やマイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブによる巻きの滑らかさとノイズの無さなど実釣性能が大幅に向上した21アルテグラは初心者からステップアップしたい方向けの非常にコストパフォーマンスに優れたリールです。

アルテグラの歴代別
スペック

SPEC

  • 21アルテグラ
  • 17アルテグラ
品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

基本情報

ボディ
CI4+素材
ローター
高強度樹脂素材
スプールリング
  • アルミ素材
  • アルマイト表面処理
ラインローラー
メッキ表面処理
ハンドル
  • アルミ素材
  • ネジ込式取付
ドラグノブ
樹脂素材
ピニオンギア
超高強度真鍮素材
ドライブギア
HAGANE素材

搭載機能・機構

  • HAGANEギア
  • マイクロモジュールギアⅡ
  • X-SHIP
  • サイレントドライブ
  • Xプロテクト
  • Gフリーボディ
  • AR-Cスプール
  • S A-RB
  • ワンピースベール

HAGANEギア

硬く、粘り強さを兼ね揃えた、シマノを代表する高性能のギアです。ギアの緻密さは、リールの巻き心地に大きく関わります。ギア同士のかみ合わせの正確さは勿論のこと、小さい部品であるが故の耐久性も求められます。シマノでは金属の塊を約200トンもの力で圧縮することでギアを生成しますが、その際にミクロン単位の精密な設計が行える技術を持っています。そのため圧縮後の細かい切削加工は一切不要であり、より強度の高いギア...を作り上げることができます。滑らかな巻き心地と強い耐久力を持つ「HAGANEギア」はシマノが誇る技術力の一つです。

マイクロモジュールギアⅡ

マイクロモジュールギアの歯面形状の設計を見直し、最新の構造解析による全く新しい歯面設計により、これまでのマイクロモジュールギアにプラスして、さらなる理想的な噛み合わせを行い、シルキーな巻き心地と形容される、ギアフィールの向上と音鳴りの低減を実現しています。マイクロモジュールⅡは、マイクロモジュールギア以上に筐体内に正確にマウントされなければならないため、ハウジングの剛性がマイクロモジュールギア以上...に重要になります。ステラ、ヴァンキッシュ、ヴァンフォード、ツインパワー、ストラディックといった、シマノを代表する上位機種に搭載されています。

X-SHIP

リールを回転させる駆動ギアの仕組みを見直し、より精度の高いバランスとパワーを兼ね揃えた設計です。大きな違いは、従来のモデルよりもギアを太くする事によってギアの精度を向上させたことです。ギアは太いほど力強く、噛み合わせもしっかりとしたものになります。またその太くなったギアの配置位置を最適な所に見直す設計する事で、太くても爽快なリーリングが保たれています。この頑強なギアの噛み合わせ・ギアの最適配置こそ...が、負荷に強く、気持ちの良い巻き心地を実現する仕組みです。

サイレントドライブ

サイレントドライブは、上位機種に採用されているマイクロモジュールギアⅡと連動する機構で、マイクロモジュールギアⅡの精緻なドライブモジュールの配置、固定構造から、ボディ全体の基本構造、影響を受ける駆動関連部品全ての関係性を見直し、部品間の微細なガタや隙間、揺れを完全に解消する構造です。対象部品は、ドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギアなど多岐にわたり、よりなめらか...な回転性能と静粛性を発揮します。ステラ、ステラSW、ヴァンキッシュ、ツインパワー、ヴァンフォード、ストラディック、ストラディックSWに採用されてます。

Xプロテクト

Xプロテクトとは、シマノの防水機構である、「コアプロテクト」の非接触防水機構の進化版です。コアプロテクトの撥水処理による水の浸入防止に加え、中・小型リールの場合は、水の経路を何度もクランク状に折れ曲がるラビリンス構造により、水がギア内部まで入れない構造にしてあります。大型リールの場合は、この構造に加え、撥水グリスを封入した物理的なシールド加工も施されています。Xプロテクトは撥水機能がなくならない限...りは原則メンテナンスフリーで、オイル等の注油は禁止されています。シマノ純正の特殊撥水グリース「DG-18」のみ使用が許可されています。

Gフリーボディ

ボディ内の部品の位置を変える事で、タックルの重量バランスを大幅に改善した設計手法です。そもそもリールはロッドと組み合わせなければ使用できない物なので、ロッドとのバランスが考慮されたリール設計が重要です。Gフリーボディは、「ウォームシャフト(ハンドルの回転をスプールの上下運動に切り替えるギア部品)」をロッド側に配置させる事で、タックル全体の重心バランスが安定しやすくなりました。これによりキャスト時の...疲労を軽減することができるため、幾度もキャストを繰り返すような釣法には有り難い機能です。

AR-Cスプール

AR−Cスプールとは、「All Round-Cast」スプールの略で、飛距離を確保しつつ、ライントラブルを激減させるラインの出方をさせる工夫がなされたスプールです。スプールの形状は、例えば飛距離が最優先事項のサーフキャスト専用リールなどは、スプールの手前側から先に向かって径が細くなる「順テーパー」、飛距離よりもライントラブルレス重視の磯フカセ用リールなどは、逆テーパーが良いとされています。AR-C...スプールは、スプール前ツバのリングに特殊な形状を与え、キャスト時のライン放出の際、ラインが適度にスプールエッジにあたり、整流効果を発揮し、飛距離に影響を与えずにライントラブルを軽減するスプールです。

S A-RB

特殊な防錆処理が施されたベアリングです。リールにおいて、回転部に必ず入っているパーツが「ベアリング」です。この部品のおかげで、ハンドルの回転を滑らかにしたり、ラインローラー部ではラインの巻き取りをスムーズにする事ができます。この巻き心地に関わる重要な部品は非常に繊細で、少し水が入り込むだけも錆びやすいです。S A-RBというものは、特殊防錆処理をベアリング自体に施すことで、錆びに対する耐久性が大幅...にアップしているため、リール自体を長持ちさせることに繋がります。

ワンピースベール

ベールとラインローラー部を一体化させることにより、強度と滑らかさを実現した技術です。一般的に、部品は一つにまとまっていた方が強度が増します。また、ラインが接触する部分には滑らかさが求められるため、部品同士の繋ぎ目が無い「ワンピース構造」が良いとされています。ベールにおいては、ラインローラーの接続部がダイレクトにラインが接触する箇所となります。本来ベールとラインローラー部は別々の部品ではありますが、...ここを一体化させることによって、リーリング時のラインの絡まりを大幅に軽減し、ベール自体の強度が増加しました。

品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

基本情報

ボディ
高強度樹脂素材
ローター
高強度樹脂素材
スプールリング
  • アルミ素材
  • アルマイト表面処理
ラインローラー
メッキ表面処理
ハンドル
  • アルミ素材
  • ネジ込式取付
ドラグノブ
樹脂素材
ピニオンギア
超高強度真鍮素材
ドライブギア
HAGANE素材

搭載機能・機構

  • S A-RB
  • X-SHIP
  • コアプロテクト
  • ウォータープルーフドラグ
  • ウォームシャフトオシュレーション

S A-RB

特殊な防錆処理が施されたベアリングです。リールにおいて、回転部に必ず入っているパーツが「ベアリング」です。この部品のおかげで、ハンドルの回転を滑らかにしたり、ラインローラー部ではラインの巻き取りをスムーズにする事ができます。この巻き心地に関わる重要な部品は非常に繊細で、少し水が入り込むだけも錆びやすいです。S A-RBというものは、特殊防錆処理をベアリング自体に施すことで、錆びに対する耐久性が大幅...にアップしているため、リール自体を長持ちさせることに繋がります。

X-SHIP

リールを回転させる駆動ギアの仕組みを見直し、より精度の高いバランスとパワーを兼ね揃えた設計です。大きな違いは、従来のモデルよりもギアを太くする事によってギアの精度を向上させたことです。ギアは太いほど力強く、噛み合わせもしっかりとしたものになります。またその太くなったギアの配置位置を最適な所に見直す設計する事で、太くても爽快なリーリングが保たれています。この頑強なギアの噛み合わせ・ギアの最適配置こそ...が、負荷に強く、気持ちの良い巻き心地を実現する仕組みです。

コアプロテクト

※ 搭載箇所:ラインローラー、ボディ

コアプロテクトとは、シマノのリールの防水機構のひとつのことで、水の侵入経路となりうる隙間にあたるパーツに撥水加工を施し、パーツに触れた水の接触角を100°を超えるようにすると、水が大きな水玉になります。この大きな水玉がシールドの役目をすることで、そこよりも奥への水の浸入を防ぎます。この撥水加工とは、金属表面にフッ素皮膜を作ることですが、方法は塗装、メッキ、スパッタリング、プラズマ処理(イオンプレー...ティング)など、様々な方法があります。コアプロテクトの撥水処理の方法は非公開により明かされていませんが、真空中のイオンプレーティングによるフッ素皮膜形成処理と推測されます。弱点は、水が蒸発してしまうと、残留塩分や細かいホコリなどが入りやすくなってしまうことです。

ウォータープルーフドラグ

ドラグノブに水の侵入を防ぐパーツが装備されているものです。ドラグノブとスプールの間には微妙に隙間があり、ドラグを緩めていたりすると、そこからの浸水を許してしまう可能性があります。これが、サビの原因や劣化、結果としてリール機能の低下を招いてしまいます。そこで、ドラグノブの裏側にゴム製のシールを設置する事で、ドラグノブからの水の侵入を防ぐ事ができるようになっています。雨天であったり、水しぶきを浴びても...内部まで水が入り込みにくい工夫がなされています。

ウォームシャフトオシュレーション

オシレーションとはスプールを上下運動させることを指します。オシレーションをさせるには、「カム式」と、直接ギアを噛み合わせる「クロスギア式」というものがあります。ウォームシャフトオシュレーションというものは、「クロスギア式」でオシュレーションをさせる機構です。ギアの力をダイレクトに伝えるこの方式は、「カム式」と比較をして、力が分散してくれるようになるため、魚が掛かっても巻きが重くなりにくいというメリ...ットがあります。これは、ギア製造の技術力の高いシマノだからこそ成せる技術です。一方でこの機能は非常に複雑であるため、製造コストが上がってしまうというデメリットがあります。低価格のエントリーモデルには導入することができない機能の一つです。

アルテグラのライバル
比較対象モデル

RIVAL

フリームス

ダイワのロゴ

アルテグラと同価格帯のフリームスはアルテグラ最大の来バスと言って良いでしょう。2021年モデルには新素材「ZAION V」が搭載されました。ボディ・ローターにZAION Vが搭載されたことにより、重量を軽くしながらも大幅な剛性UPが実現。前モデルのフリームスの弱点であったボディのたわみが改善され、非常に使いやすいリールとなりました。21フリームスにはストッパー(ローター逆転機能)が搭載、ストッパーを使いたい方には嬉しいリールですね。

カルディア

ダイワのロゴ

2021年にモデルチェンジしたカルディアは新素材「ZAION V」を纏い登場。ZAION V製のモノコックボディが搭載され、前モデルより軽量化。ローター素材にもZAION Vが搭載され軽量化されたことにより、レスポンス・巻き感度もUPしました。ボディ剛性・ローター剛性ともに高まっているので巻き上げパワーもUPしており、前モデルの弱点が見事にカバーされています。剛性・軽量性ともにアルテグラを上回ります。

ストラディック

シマノのロゴ

コアソリッドシリーズに属する、アルテグラの1ランク上のリールです。2万円前後の価格でありながら、ロングストロークスプール・マイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブなどシマノ最先端のテクノロジーが盛り込まれた超ハイコストパフォーマンスなリールです。アルミが採用されたボディは高剛性で、カチッとした巻き心地をもたらします。アルテグラに劣る部分はないので、予算が許すならストラディックを買う事をおすすめします。