オカッパリのタックル選び!オカッパリにオススメなバーサタイルタックルをご紹介
作成:2021.12.20更新:2023.06.09
目次
現在、日本のバス釣りアングラーのほとんどはオカッパリをメインに活動しているでしょう。「足場の少ない草むら」や「長く続く護岸」などのポイントを点々と回っていくオカッパリですが、一体どんなタックルをセレクトしていくべきなのでしょうか?今回はそんなオカッパリアングラーが悩むタックル選びについてご紹介していきます。
また、オカッパリのタックル選びに加えて具体的におすすめなロッド・リールも値段順でご紹介していくのでオカッパリタックルの購入を検討している方もぜひ一度チェックしておくことをおすすめします。
オカッパリとは?
オカッパリとはボードやフローターを使用せずに自分の足を使って陸から釣りをすることを指します。そんなオカッパリですが、立ち位置やキャスト範囲が制限されることも多く、ボートにはないキャスティングの工夫やトレースポイントの工夫と言った釣り上達の要素が多く含まれているのです。
またボートやフローターでは侵入できない狭い水路や上流域、シャローエリアなど一風変わったポイントで釣りを楽しめることも魅力の一つだと言えるでしょう。
どんなタックルがオカッパリに最適?
オカッパリで活躍するタックルの条件とはどんなものなのでしょうか?オカッパリにだからこそこんな機能があった方が良い!という部分をご紹介していきます。
バーサタイルなタックル
バーサタイルタックルとは一本で多くのルアーやワームを使うことのできる汎用性の高いタックルのことを指します。できるだけタックルを少なくしなければいけないオカッパリには必須項目と言っても良いでしょう。では具体的にどんなタックルがバーサタイルなの?という疑問に関しては次の見出しで詳しく解説していきます。
軽量なタックル
一日中持ち歩くものですから軽量であることも欠かせません。特にランガンが多いオカッパリアングラーの方は移動、釣りを繰り返すため体に疲労感が蓄積します。そうなると釣りに重要な集中力や思考力も低下してしまうため疲労感を溜めないためにも軽量なタックルを選ぶことは大切なのです。
強度の高いタックル
オカッパリではタックルを雑に置いたり、垂れ下がった幹にロッドをぶつけてしまうなどタックル自体に衝撃を与えてしまうタイミングが多数存在します。そんな時であってもガイドやティップが簡単には壊れない製品を選ぶことも重要です。
とは言ってもどうやって耐久性を見極めれば良い?と思う方もいるでしょう。そんな方は一度ネットの評価を見て、そのロッドやリールの破損度や耐久性を確かめておくことをおすすめします。
トラブルレス
バックラッシュは釣りの時間を極度に奪ってしまいますよね。特にオカッパリでは少ない本数でポイントを回るわけですから、バックラッシュによってタックルの交換や入れ替えができないと言えるでしょう。
幅広いウエイトのルアーをストレスなく投げるためにもトラブルレス性の高いタックルを選ぶことは非常に重要です。
オカッパリはタックル2本で十分!少数精鋭で効率の良いオカッパリを!
オカッパリでは効率よくフィールドを回るためにもベイトタックル1本、スピニングタックル1本の計2本がに絞るのが現実的だと言えます。できるだけ荷物を少なくして身軽な状態で釣りをした方が、疲労感も少ないですし、より釣りに集中できるでしょう。
とは言え、幅広いルアーたちを2タックルで使用していくことになるため両タックル共にバーサタイル性が求められます。では、具体的にどのようなスペックのタックルが高いバーサタイル性を持っているのかについて以下で解説していきます。
スピニングタックル
スピニングロッドの中で最もバーサタイルに使えるのがL~MLパワーかつ6ft~7ft前後のロッドになります。虫系ワームのような軽いノーシンカーからシェイクを主体としたネコリグやダウンショットリグ、ミノーやシャッドの巻物、サイトフィッシングなどスピニングタックルで使うルアーたちをほぼ網羅してくれるでしょう。
またリールに関しては汎用性の高い、2500番のハイギアが最もベストマッチしてくれるリールになります。
ベイトタックル
ベイトタックルでは主に巻物全般から打ち物を扱います。そのためM~MHパワーかつ6ft~7ft前後のロッドが最も最適なスペックだと言えます。野池のような小規模の場所であれば6ft前半、湖やダムなどの遠投も絡んでくるような場所であれば7ft前後と言ったように自分のフィールドによって選択してみてください。
リールに関しては32~34mmスプールかつハイギアのものを使っていただくと打ち、巻きの両方が快適に扱えるでしょう。
軽い!高感度!使いやすい!オカッパリに最適なタックルを厳選してご紹介
ロッド
【ダイワ】バスX
7,000円前後で買えるハイコスパなバスロッドです。エントリーモデルとは思えないほどの使い心地でこれからオカッパリを始めたい!という方には十分すぎるほどのスペックとなっています。シマノのバスワンXTとよく比較されるモデルですが、個人的にはバスXの方がバランスが良く、どんなリールにもアジャストしてくれると感じています。
【アブガルシア】ホーネットスティンガープラス
ビギナーからベテランアングラーまで幅広い層に支持をを集めているリーズナブルなバスロッドです。安い価格設定ではあるものの「軽くて、強くて、折れにくく、感度も良いロッド」とオカッパリに最適な条件がすべて揃っています。
【シマノ】エクスプライド
オカッパリタックルに迷ったらエクスプライドを買っておけば間違えなし!と言えるほど打ち、巻き、フィネスの全てにアジャストしてくれるバスロッドになっています。近年行われたフルモデルチェンジによってより軽量かつ高感度なロッドに仕上がっていることも特徴で、2万円というコスパの良さからは考えられないほど高性能だと言えるでしょう。
【ダイワ】リベリオン
手の延長上とも言えるほどの軽量な操作性に加えて、狙ったスポットへバシッと決まるシャープな振り抜き感もより洗練されています。またブレーディングXとX45によって大幅にねじれを軽減しているため、軽量でありながらビッグバスにも負けないパワーを兼ね備えているモデルだと言えるでしょう。タフな状況を土台として「キャスティング、フッキング、パワー、操作性」と言ったスレバスを一匹でも多く釣り上げられるような工夫が多く集約されているロッドです。
【レイドジャパン】グラディエーターマキシマム
「何でも無難に使いこなすロッド」をコンセプトにバーサタイル性を極限まで高めたオカッパリを象徴するロッドになっています。タフを極める今日のフィールドでオカッパリアングラーの最強な味方になってくれることは間違えありません!
リール
スピニングリール編
【シマノ】アルテグラ
上位機種から受け継いだ最新機能が多数盛り込まれたシマノのハイコスパスピニングリールです。耐久性や巻き心地、飛距離までもがグレードアップされており、本当にエントリークラスなのかと疑いたくなるほど急速に進化を遂げたモデルだと言えるでしょう。これからオカッパリを始めたいという方にはピッタリのリールです!
【ダイワ】21カルディア
2021年にモデルチェンジしたカルディアはモノコックボディやザイオンVが追加され、軽くて強いスピニングリールに仕上がっています。それに加えて超軽量なエアローターを搭載しているため「巻出しの軽さ」と「剛性感」を同時に向上させ、巻きの釣りとフィネスの両方にアジャストできる汎用性の高さも大きなポイントだと言えるでしょう。
【シマノ】ヴァンフォード
マグナムライトローターと軽量ボディによってワーミングやロッドアクションが付けやすい、操作性抜群ののスピニングリールとなっています。リール本体が超軽量なことはもちろんですが、巻出しの軽さも異常なまでに軽やかになっているのです。
またXプロテクトやHAGANEギアによって耐久性や剛性感も大幅にアップしています。タフなオカッパリであっても繊細なバスのバイトを見逃さない頼りがいのあるリールだと言えるでしょう!
【シマノ】ヴァンキッシュ
クイックレスポンスシリーズの頂点だとも言えるヴァンキッシュは「軽さ・強さ・飛び」を極限まで向上させたモデルです。ボディやローター、ハンドルまでもを徹底的に軽量化し、操作性や感度を最大レベルまで引き上げています。またこれまでの肉抜きや軽量化を行っていながらボディ剛性やギア耐久性、防水性は抜かりなく完璧に設計されているのです。
オカッパリを含めた様々な状態下でバスを取るためだけに作られた最強スピニングリールだと言えるでしょう。
ベイトリール編
【ダイワ】バスX
エントリーモデル特有の持ち重り感を見事に払拭し、「操作性」や「キャスティングのしやすさ」をよりアップさせたハイコスパベイトリールです。正直この価格帯は多くの他社製品が存在しますが、トータルバランスを考えると最も使いやすく、あまりベイトリールになれていない方にも自信をもってオススメできる製品となっています。
【ダイワ】タトゥーラSV TW
スティーズを彷彿とさせる軽量かつコンパクトなボディはパーミング感や操作感が抜群で、2万円という値段帯の中でも群を抜いて優れたベイトリールとなっています。またバーサタイルな32mmスプールを採用することで、オカッパリのような幅広いウエイトにも対応しなければならないシーンでもアングラーに負担をかけることなく、気を遣わずにキャスティングすることができるでしょう。
【シマノ】スコーピオンDC
様々な釣りにアジャストしてくれるバーサタイルなベイトリールで、オカッパリのような幅広いルアーやワームをバランスよく扱わなければならないシーンで大いに活躍してくれます。シマノ独自の「I-DC5ブレーキ」を搭載していることも特徴で飛距離を伸ばしつつ、バックラッシュを未然に防いでくれるため釣りの時間効率を一気に向上させてくれるでしょう。
【シマノ】20メタ二ウム
バーサタイルリールの代名詞とも言えるメタ二ウムはマグネシウムを使った一体成型のコアソリッドボディとマグナムライトスプールを搭載しているため「操作性・耐久性・剛性」に優れたオカッパリに最強とも言えるリールとなっています。またスプールの立ち上がりの良さも大きなポイントで遠投から近距離までどんな場所でも最高のキャストフィーリングを味わうことができるでしょう。
バス釣りにおいて刻一刻と変化する天候・ルアー・場所全てにアジャストしてくれるリールなので、オカッパリアングラーにこそ使っていただきたいと感じています。
【ダイワ】スティーズSV TW
ダイワのフラッグシップモデルとして降臨するスティーズは34mmというオカッパリで最も使いやすいバーサタイルなリールに仕上がっています。軽量ルアーから重量級ルアーまでアングラーがストレスを感じることなくキャスティング、ロッドアクションができるでしょう。また、軽量かつコンパクトなボディから繰り出される高いパーミング性はオカッパリのような疲労感が蓄積しやすい状況であってもアングラーの負担を極限まで軽減してくれると言えます。
オカッパリにおいてベイトフィネスタックルという選択肢
オカッパリにおいてベイトフィネスタックルを検討している方も多いのではないでいでしょうか?スピニングタックルよりも精度の高いキャスティングと太いラインによる安心感はバス釣りをする上で大きなアドバンテージになりますよね。特に最近のベイトフィネスタックルは2~3gのウエイトにも対応できるほど繊細になっているため超軽量なルアーを投げる予定がないのであればスピニングタックルではなく、ベイトフィネスタックルを導入することも良いと言えます。
しかし虫系ワームのような超軽量なルアーを扱う予定があるのであれば、スピニングタックルは欠かさず持っていくべきでしょう。
オカッパリは少数精鋭のタックルがベスト!2タックルで効率的に回ろう!
今回はオカッパリでのタックル選びについて解説していきました。とにかくランガンが多いオカッパリでは少数精鋭かつバーサタイルなタックルで回っていただくのが最もベストだと言えます。
オカッパリのタックルが絞り切れない方やタックルスペックに悩んでいる方はぜひ今回の記事をもとにしてオカッパリのタックルを厳選してみてはいかがでしょうか?
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