バス釣りでのスピニングタックルに最適なラインは?スピニングでの釣りを最大限活かすライン選び
作成:2021.12.07更新:2023.06.09
目次
バス釣りにおいてスピニングタックルはフィネスの中枢を担う、なくてはならない存在だと言えるでしょう。そんなスピニングタックルですが、皆さんはどんなラインをセッティングしているでしょうか?今回はそんなスピニングタックルに最適なラインについてご紹介します。スピニングタックルでどんな釣りをするのかによっても異なるため皆さんの釣りスタイルと照らし合わせてご覧ください。
バス釣りで使われるラインの種類
まずは前提としてバス釣りに使われるラインの種類についてご紹介してきます。また、それに付随するそれぞれの特徴やメリット・デメリットも合わせてご紹介しますので不安であれば一度チェックしておくことをおすすめします。
ナイロンライン
ラインが柔らかく、しなやかにできているのでライントラブル(バックラッシュやキャスト切れ)やラインブレイク(摩擦による切れ)が少ないことが特徴の1つとなります。また水に浮きやすい性質を持っているためペンシルベイトやポッパーのようなトップウォーターに向いているとも言えるでしょう。
しかしラインが浮くということはボトムでラインを張りづらくなるためネコリグやダウンショットリグのようなライトリグには不向きなのです。
それに加えてラインが伸びやすいことも特徴で感度が悪い、フッキングしにくいなどのデメリットも存在します。
フロロカーボンライン
最もメジャーかつ使いやすいと言われるのが、フロロカーボンラインです。比重は水よりも重く、水に沈みやすくなっています。またナイロンラインよりも硬く作られており、ラインの伸びが少ないため感度がよく、フッキングが決まりやすいラインだと言えるでしょう。そのためライトリグのようなワームの釣りには最適で、スピニングタックルでのライトリグには最もベストマッチするラインです。
しかし摩擦に弱く、障害物やバスの歯でラインが切れてしまうこともあるのです。
PEライン
ライン自体の強度が非常に高く、バスをストラクチャーから無理矢理引きずり出すことに長けています。またナイロンラインやフロロラインと同じ強度でもラインを細くすることができるためより飛距離が求められる場合にも有効となるのです。
しかし風の影響を受けやすいというデメリットも存在し、扱いがやや難しいため初心者の方にはあまり向かないと言っても良いでしょう。
バス釣りで使うスピニングタックルには結局どのラインがオススメ?
上記でそれぞれのラインの特徴をご紹介していきましてが、その中でもバス釣りに最適なラインはどれなのでしょうか?今回は用途別に分けてご紹介してきます。
繊細な釣りをする場合はフロロライン
スピニングタックルでの繊細なフィネスを主体とする場合はフロロライン一択と言っても良いでしょう。「感度・フッキング・扱いやすさ」のトータルバランスを考えてもフロロラインがダントツで使いやすいです。どれか良いか迷った場合はフロロラインを買っておけば間違いありません!!
パワフルな釣りをする場合はPEライン+(リーダー:ナイロンライン)
カバー際でのパワフルな釣り(パワーフィネス)が多い方はPEライン+ナイロンラインのコンビがおすすめです。PEラインによる強度とナイロンラインによる摩擦への対応力をいいとこどりできるため非常に優秀なコンビだと言えるでしょう。また、魚が掛かってからナイロンラインが少し伸びてくれるためバレの防止にも繋がります。
少し話はズレますが、付けるワームのウエイトが小さすぎであまり飛距離が出ないような状況でもPEラインは大活躍してくれます。上記でもお伝えしましたが、PEラインはナイロンラインやフロロラインと同様の強度で更に細くすることが可能になるため、軽いルアーであっても飛ばしやすくなるのです。
しかしPEラインは上級者向けのセッティングであるため、最初は少し慣れが必要であることを念頭に置いておきましょう。
バス釣りでのスピニングタックルはどの太さがオススメ?
次に具体的なスピニングタックルで使うラインの太さについてご紹介してきます。タックルとラインのバランスのよってラインブレイクの発生回数や使いやすさが段違いに変わるため自分のタックルと照らし合わせて最適な号数を選ぶようにしましょう!
- フロロライン:3〜4lb
- PEライン:0.2〜0.4号+リーダー(ナイロンライン:1号前後)
- フロロライン:4〜5lb
- PEライン:0.2〜0.6号+リーダー(ナイロンライン:1〜1.5号)
- フロロライン:4〜6lb
- PEライン:0.4〜0.8号+リーダー(ナイロンライン:1.2〜2号)
細くても強い!バス釣りのスピニングにオススメなラインをご紹介!
具体的にオススメなラインをフロロライン・PEラインに分けてご紹介してきます。ライン選びに迷った方はぜひ参考にしてみてください!
フロロラインのおすすめ
【シーガー】フロロマイスター
320mで1,000円というコスパ最強のラインです。安いからと言って基本性能が悪いかと言われれば全くそんなことはなく、フィネスにも十分対応してくれるでしょう。80mごとにマーキングシールが付いており、頻繫にラインを変えたい方には非常におすすめのラインとなっています。
【シーガー】R18 BASS
バス釣り専用として設計されており、紫外線や吸水の影響を受けないため高い耐久性を長い期間持続することができるのです。またフィネスに重要な「しなやかさ」も兼ね備えているため誰でも扱いやすく、飛距離も出しやすくなっています。
ラインナップは160mと240m巻きの2種類で、皆さんの巻き替え頻度によって選んでいただくのが良いでしょう。
【サンライン】ベーシックFC
名前の通りベーシックで誰でも使いやすいフロロラインです。釣行の際でも邪魔になりずらいコンパクトなケースなので、予備ラインとしてタックルボックスに収納しておくのも良いでしょう。
【ジャッカル】レッドスプール
太さによってラインの素材を最適化することで高次元の強度・操作性・透明性を実現しています。細いラインでもデカバスを安心して取れるラインなので、スピニングタックルでの駆け引きが苦手な方にこそおすすめしたいラインです!
ラインナップは2lb~24lbと幅広い太さが揃っています。
PEラインのおすすめ
【シマノ】ピットブル8
日本を代表するシマノが作り出したしなやかでソフトなPEラインです。ライン表面抵抗が少なく、抜群のキャストフィーリングと飛距離が特徴となっています。またPEラインの弱点である耐熱性にも改良を重ねることで、ストラクチャー付近でも安心して使うことが可能です。
【ダイワ】UVFタトゥーラセンター×8+si2
こちらもピットブルと同じくライン表面にシリコン加工がされているため耐摩耗性が非常に優れています。またダイワ独自のUVF加工によって高強度、高感度なPEラインとなっているため、パワーフィネスにピッタリアジャストしてくれるラインだと言えるでしょう。
バス釣りでのスピニングタックルではフロロラインがオススメ!様々な状況で活躍する万能ライン
今回はバス釣りでのスピニングタックルに最適なラインについて種類、太さ、おすすめ製品まで徹底的に解説してきました。何を使うか、どんな場所で釣りをするかによっても変わってくると思いますが、トータルバランスを考えると「フロロライン」が最もオススメです。ぜひ今回の記事をもとにスピニングタックルのラインを選んでみましょう。
バス釣りにおけるラインの存在は非常に重要です。ロッドやリールだけでなくラインにもこだわりを持って選んでみてはいかがでしょうか?
記事中の紹介グッズ一覧