【比較】ヴァンフォードとストラディックは適材適所で使い分けすべし!
作成:2021.08.19更新:2021.08.20
シマノの中位機種であるヴァンフォードとストラディック。位置づけとしてはヴァンフォードが1ランク上ですが「ランクが上=全てにおいて優れている」というわけではありません。今回はヴァンフォードとストラディックの特徴について見ていきましょう。
「高い=良い」というわけではない
ヴァンフォードとストラディック。価格はヴァンフォードの方が高額ですが、それが=良いというわけではありません。ヴァンフォードは感度・操作性・レスポンスを重視したクイックレスポンスシリーズ、ストラディックはシルキーで滑らかな巻き心地・巻きのパワーの高さを重視したコアソリッドシリーズです。つまり対極とも言える特徴を有しており、当然のことながら釣種や好みによってどちらが良いかどうかは変わってきます。
ヴァンフォードの特徴
ヴァンフォード最大の特徴は何と言ってもその軽さ。ハイエンド機種にも迫るほどの軽さであり、レスポンス・操作性は抜群で、スッと巻き出せピタッと止まる、そして巻き感度も高いです。しかしCI4+ボディ特有のフィーリングの悪さや頼りなさがあります。
ストラディックの特徴
ストラディック最大の特徴は滑らかでシルキーな巻き心地です。マイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブの搭載はもちろんですが、アルミ+強化樹脂のハイブリッドボディや適度に重量のある強化樹脂ローターがこのシルキーさを生み出しています。しかしその分、重さがあるのでレスポンスが良くありません。
ヴァンフォードとストラディック どちらを選ぶべき?
さて、この記事を読みに来られた皆さんはヴァンフォードとストラディックどちらを選ぶべきなのかの答えを知りたい方も多いかもしれませんが、残念ながら万人共通の正解はありません。どんな釣りに使うのかにもよりますし、最終的には個人の好みが最も重要だからです。ここからはリールを選ぶときの考え方を解説します。
フィーリングの好みで選ぶ
リールを選ぶうえで最も大切なのがフィーリングが自分の好みであるかどうかです。どんなに高いリールを買ったとしてもフィーリングが合わないリールは良いリールとは言えません。ヴァンフォードとストラディックは全く違う特徴を持つリールなので両方触ってみて、自分が気に入った方を購入すると良いでしょう。
釣種で選ぶ
もう1つの考え方が、釣種で選ぶという考え方です。一言に釣りと言ってもターゲットや釣り方は様々です。ヴァンフォードとストラディック、自分がやりたい釣りにはどちらが向いているのかを考えて決めましょう。
ヴァンフォードはこんな釣りにおすすめ!
ヴァンフォードはアジングやメバリングなどのライトゲームに向いています。また、感度や操作性を重視するスタイルのシーバスやフラットフィッシュゲームにも良いでしょう。巻く・止めるを頻繁に繰り返す釣りならヴァンフォードはおすすめです。エギングにもよくおすすめされるリールですが、剛性が足りないので個人的にはおすすめしていません。僕は5回使ってクビにしました。現在はフロート用として使っています。
ストラディックはこんな釣りにおすすめ!
ストラディックはエギングやシーバス、フラットフィッシュ、ハードロック、ライトショアジギングなど剛性が求められる釣りやリールを巻き続ける釣りに向いています。個人的にはヴァンフォードよりも汎用性は高いと思います。レスポンスは決して良いとは言えませんが、ライトゲームに使ってもそれほど不快感は感じません。
自分にとって最善の選択を
ヴァンフォードとストラディック、どちらが良いかどうかは本人のみぞ知ると言って良いでしょう。インターネット上では様々な意見が飛び交っていますが、それは参考程度に留めておいて自分でしっかりと考えることが良いリールを選ぶためのコツですよ!