【バス釣り】根掛かりルアーの外し方を5つ紹介!対処法を知れば根掛かりも怖くない!
作成:2023.05.23更新:2023.06.09
目次
「根掛かり」はバス釣りアングラーのほとんどが経験したことのある恐怖体験ですよね。更に近年ではルアーの価格が高騰しているため、より根掛かりに恐怖心を抱いている方も多いでしょう。
またルアーはバスアングラーの生命線でもありますし、数が減ってしまうとそれだけで釣りの幅が狭まってしまいます。とは言っても初めて行くようなフィールドではどうしても"根掛かり"が起こってしまうこともあるでしょう。これは釣りが上手い・下手関係なく仕方ないことでもありますが、ここで根掛かりの正しい外し方を知っているか・知っていないかでルアーの救出率は大きく変わってきます。
ということで今回は根掛かりしたら絶対に試して欲しい根掛かりの外し方について解説します。根掛かりをしてしまった際の外し方と事前にできる根掛かりの対策両方をご紹介していきますので、根掛かりに悩んでいる方はぜひ今回の記事をご覧ください。
バスは根掛かりが多いところに潜む
根掛かりの外し方を紹介する前に、まずお伝えしたことはブラックバスという魚は根掛かりが多い場所にこそ潜んでいるということです。
皆さんの中には極力根掛かりしそうな場所を避けながら釣りをしている方も多いのではないでしょうか?「せっかく買ったルアーを根掛かりさせたくない!あまりタイトに攻めないようにしよう」と考える方もいると思いますが、バスを釣りたいのであれば多少の根掛かりのリスクを負ってでもタイトに攻めるべきなのです。
根掛かりして最初にやってはいけないこと
バス釣りをしている中で根掛かりが起こってしまったと思ったら絶対に強く引っ張らないことを意識しておきましょう。強く引っ張ってしまうと、よりフックが障害物に入り込んでしまい、より根掛かりを外しにくくなってしまいます。まずはラインを緩めてルアーをフリーにしておくことが重要です!
バス釣りで試すべき根掛かりの外し方5つ紹介
今回は特に実績の高い根掛かりの外し方を5つご紹介します。
①:位置を移動しながらルアーを引っ張る
まず初めに試していただきたい外し方は根掛かりしたポイントから横に移動し、角度を付けた状態で軽くトントンと引っ張る外し方になります。根掛かりしたフックは直線方向の力で引っ張るとより強く障害物に食い込んでしまいますが、角度を付けて引っ張ることでフックの力のベクトルが変わり、あっさり外れることもよくあります。
特にクリークやリザーバーのように水辺の行動範囲が広い場所だと角度が付けやすく、有効になる外し方と言えるでしょう。
②:糸を弾いてルアーを外す
ロッドを持っていない方の手でラインを"引っ張って離す"という動作を繰り返す外し方です。手を離した時の反動でルアーが後ろにスライドし、フック外れるという仕組みになっています。誰でもできる簡単な根掛かりの外し方にはなりますが意外にも回収率が高く、段々と力を強めていくことがこの外し方のポイントになってきます。
③:ナス型オモリを使う
これはナスオモリをラインに通して、根掛かりしたルアーにぶつける外し方です。オモリがルアーにぶつかることでルアーが後ろにスライドし、フックが外れるという仕組みになっています。ナスオモリには予めスナップを装着しておくことでスムーズに根掛かり外しが行えるでしょう。
ベイトタックルであれば10号,スピニングタックルであれば7号くらいのナス型オモリが根掛かり外しに最適です!
④:ロッドを水中に送り込む
この外し方は海外でも活躍する並木プロが紹介していたかなり強引な外し方で「スティンガーはずし」と言われています。しかしこの外し方はティップを傷つけてしまう可能性があるためどうしてもルアーを回収したいという時の最終奥義として留めておくことをおすすめします。
また、この外し方は自分の足元付近で根掛かりした場合のみ有効になりますので、汎用性は若干低い外し方です。では以下で具体的な外し方をご紹介していきます。
1.ある程度ラインを出したら、ラインを両手で掴む
2.根掛かりしている方向のラインを手繰り寄せて、ロッドをルアーに送り込んでいく
3.ロッドのティップをルアーにコツコツと当てて、フックを外す
4.ルアーが外れたら、すぐにリール側のラインを手繰り寄せて回収完了
根掛かりが外れた後はリール側のラインを素早く手繰り寄せて、タックルが水に浸からないように回収しましょう!
⑤:思いっきり引っ張る
もし、他の外し方を試してもルアーが外れなかったという方は最後に思いっきり引っ張るという力技を試してみてください。浮草やゴミなどに引っかかっている場合はゆっくりと寄せてくることができるため、諦めてラインをカットすることは厳禁です。また、引っ張る際はリールやロッド、手を傷つけないように軍手やタオル、根掛かり切断器具を使うようにしましょう!
事前にできる根掛かりへの対策法
これまで根掛かりをしてしまった後の対処法について詳しく解説してきましたが、根掛かりの事前対策もいくつかあるためご紹介していきます!
ラインを太くする
ラインを極力太くすることも根掛かりを事前に防ぐ対策です。特にベイトタックルではラインを太くしてもあまり使用感が変わらないことも多いですよね。もし繊細な釣りをあまりしないのであれば、いつもよりラインの太さを上げてみるのもおすすめです。
私の経験上20lb以上のラインを使っていれば、根掛かりしたとしてもルアーのフックが曲がって外れることが多くなると感じています。
根掛かりスポットを探っておく
根掛かりがしやすいルアーで釣りをする前にスピナーベイトやスイミングジグ、ノーシンカーリグのようなスナッグレス性が高いルアーで根掛かりポイントを明らかにしておくことも重要になってきます。
初めて行くフィールドでは水中の障害物の場所がわからないことによって根掛かりが発生してしまうことも多いですよね。そんな時にはまず根掛かりのしにくいルアーを沈めてどこに障害物があるのかをリサーチしておくことがおすすめです。
ウェーダーを常備しておく
車の中にウェーダーを常備しておくこともロストを防ぐ事前対策です。比較的浅い場所であればウェーダーで侵入し、ルアーを回収することも可能になります。
もしどうしてもロストしたくないルアーというのであれば、ポイントを荒らすことを覚悟して入水することも一つの方法だと言えるでしょう。しかし、野池やダムは落ち葉の堆積によって予想以上に深いというポイントも多いため、足元に注意しながらゆっくり入水するようにしてください。
コスパの高いルアーを揃える
これは根本的な根掛かり対策とは言い難い方法にはなりますが、比較的安いルアーを揃えることもロストのショックを軽減する対策と言えるでしょう。
現代ではコスパを重視したルアーも多数存在しています。高いルアーであれば根掛かりのショックは大きいですが、安いルアーを使っていればそこまでショックを受けずに釣りを再開することができるでしょう。常に心の余裕を持って釣りができるのはコスパが高いルアーの最大のメリットです!
根掛かりを外したいならルアー回収機もおすすめ!
これまで根掛かりの外し方や対策を数多く紹介してきましたが、やはり救出率を最大まで高めたいのであれば各メーカーから発売されているルアー回収機を常備しておくことがおすすめです。
ルアー回収機はラインを伝って回収機をルアーまで到達させ、その回収機にルアーを絡み付けて引っ張ることで回収する仕組みになります。フックが変形してしまうことが難点ではありますが、ルアーの回収確率は非常に高いため、根掛かりが多いというアングラーの方におすすめです!
おすすめの根掛かり回収機
【ダイワ】ルアーキャッチャー
オモリの先にルアーと絡まりやすいチェーンが付いており、このチェーンによってルアーを回収してくれます。ルアー回収機の中で最も支持を集めており、回収実績も高いと言えるでしょう。また持ち運びやすい専用の小型収納バッグも付いているため、おかっぱりのランガンスタイルにもおすすめの根掛かり回収機です!
【アオリネット】レスキューロボ
レスキューロボはオモリの先に付いた爪の部分をルアーに引っ掛けて回収する仕組みです。レスキューロボを使った多くの方が「最も取れやすいルアー回収機だ」と絶賛するほどに回収率が高く、多くのサイトで評価が高いルアー回収機となっています。しかし回収機を引っ張る紐が付属していないため、必ず太めのタコ糸もセットで購入しておきましょう!
【テイルウォーク】ルアーピックアッパー
構造自体はダイワのルアーキャッチャーと同様でチェーンにルアーを絡めて回収していきます。本体とロープのセットで約2,000円とお手頃価格なのでルアー回収機にそこまでお金をかけたくないという方にはルアーピックアッパーがおすすめです!
根掛かりの外し方をマスターして釣果を上げよう!
今回はバス釣りで根掛かりをしてしまった時の外し方や対策法、注意点について解説していきました。これまで根掛かりに対してただ強引に引っ張るだけだったという方はぜひ今回紹介した5つの外し方を試してみてはいかがでしょうか?
バス釣りはストラクチャーやカバーにバスが潜んでいることも多く、必然的に根掛かりする確率も高くなってしまいます。そのため根掛かりの正しい外し方や対処法は知っておいて絶対に損することはありません!