【バス釣り】増水したフィールドはどう攻略する?雨による増水がバスに与える影響

作成:2023.04.17更新:2023.06.09

増水中のダム

梅雨入りや台風、ゲリラ豪雨などによってフィールドが増水するということは良くありますよね。フィールドが増水すると水の色や流れの強さ、フィールドの面積などが大きく変化してしまいます。そんな中でバスは一体どんなスポットに好んで入っていくのでしょうか?

今回はそんな増水期のバスの行動を解説していきます。増水期に一体どんな釣りをしたら良いのかわからないという方はぜひ今回の記事をご覧ください。

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増水期はバスの活性は上がる?下がる?

雨によって増水するクリーク

基本的に増水は雨によってもたらされるため活性が高くなる傾向が強いです。雨は水中に酸素を供給してくれますし、餌も運んできてくれます。そのため雨の後の増水は前向きに捉えて問題ありません。

しかし厳寒期の雨は例外で、冷たい雨によって水温が一気に下がり、活性が著しく低下してしまう可能性があることを押さえておきましょう!

増水でバスが集まるスポット

増水によってバスはどんなスポットに集まっていくのでしょうか?増水によるフィールドの変化に基づいて詳しく解説していきます。

流れ込み・インレッド

インレッドにバスが集まる原因

増水期の特徴の一つが強い濁りです。そんな強い濁りを嫌うバスたちはきれいな水を求めて、流れ込みに集まってくる可能性が高くなります。

特に増水時は流れ込みにいつもより大量の水が流れ出すことでエサの確保がしやすく、酸素量も高くなるためバスにとっては居心地が良いスペースとなっているのです。

もし増水時に流れ込みが機能しているポイントがありましたらいつもより丁寧にアプローチしていくのがおすすめと言えます。

反転流

反転流の説明

増水時は流れが強く、反転流ができやすくなります。反転流とは障害物に流れが当たることで流れが反転するスペースのことを指しており、リザーバーやクリークと言った流れが生まれやすいポイントにできる傾向が高いです。

反転流では水の流れが相殺されて弱まるため、エネルギーを温存したい魚が反転流に逃げ込んできます。そのため流れが強くなる増水時にはバスが集まりやすく、一つの狙い目となるのです。

また、力を失った小魚や虫などが流れ着く最終地点にもなるためベイトを狙って入ってくるアグレッシブはバスも溜まりやすいと言えるでしょう!

岸際・カバー際

増水による岸際の状況

増水によって岸際の植物やストラクチャーが浸水することはよくありますよね。この場合普段岸沿いに付いていた虫や甲殻類が水中に入ってしまうケースも多く、このベイトを狙ってべったり岸に居着く個体も多くなります。また、植物は腐らない限り光合成をしますので、酸素量の面でも植物が浸水した岸沿いはバスにとって居心地が良いスポットになるのです。特に野池のように虫をベイトとして強く意識しているポイントでは、増水時に岸沿いを丁寧に探っていくことが重要になってきます。

増水時に効くオススメルアーをご紹介

では増水したフィールドを攻略するのにどんなルアーが有効なのでしょうか?増水によるフィールドの変化と合わせてご紹介いたします。

ラバージグ

バスフィッシングにおすすめのラバージグ

先ほど増水時は岸際にべったりと居着くバスが多くなるとお伝えしましたが、そんな時に有効なのがラバージグです。水中に沈んだ枝や草によっていつもより複雑なカバーが形成されているためラバージグのようなスナッグレス性の高いルアーが有効打となってきます。増水時には濁りが生まれてバスの視界も悪くなるためよりボリュームのあるトレーラーワームを使うことがおすすめです。

スピナーベイト

スピナーベイト2つを横から撮った写真

増水・濁りとなったらアピール力が人一倍強いスピナーベイトもオススメになってきます。インレッドや反転流といった増水時の一級ポイントでもバスがルアーに気が付いてくれなければ何の意味もありません。しかしそんな餌場に入ってきているバスは食い気が高いことが多く、ルアーを認知できれば躊躇せずに口を使ってくれることも多いです。そのため圧倒的なアピール力を放つスピナーベイトは増水に必ず持っていきましょう!

トップウォーター

ホッパー

雨が降っているタイミングや雨上がりに効くルアーがトップウォーターです。雨や雲の日では気圧が低くなることでバスがシャローに浮きやすくなります。また、雨の効果によって酸素量が高まり、バスの活性自体も非常に高くなるためトップウォーターのようにアグレッシブな釣りがハマりやすくなるのです。

虫系ワームやホッパーで一級ポイントをじっくり攻めるもよし!スイッシャーやバズベイトでオープンウォーターをスピーディーに探るもよし!とトップウォーターの中でも使い分けていくのが良いでしょう。

増水の濁りにはどんなカラーがおすすめ?

最後に増水の濁りに効くカラーについてご紹介します。様々なカラーがリリースされている中で特に濁りへの実績が高いカラーをチョイスしてみました!

おすすめカラー①:ブラック系

20メタ二ウムとダッジの写真

シルエットがハッキリするためどんな種類の濁りでも対応できる王道カラーと言えます。カラーセレクトに迷ったらブラックから始めるのも良いでしょう。

おすすめカラー②:チャート系

イエローカラーのスピナーベイト

バスからの視認性が高く、アングラー側からも見やすいカラーとなります。高活性はバスにいち早くルアーを見つけてもらいたい時にはチャート系がおすすめです。

おすすめカラー③:ホワイト系

ホバストを手に乗せた写真

ブラック系と対象的なカラーですが、泥や土による茶色い濁りが発生した時に有効になるカラーです。

増水による状況変化を見極めてバスを釣り上げよう

ネットに入ってブラックバス

今回は増水期のバス釣りについて攻略方法を解説していきました。増水期のバス釣りは苦手意識が高いという方も多いと思いますが、バスの居場所の変化を捉えて最適なルアーセレクトをしてあげることで必ず食い気の高いビッグバスに近づけます!もし増水中にビッグバスを狙いたいという方は狙っているポイントとルアーを見直してみてはいかがでしょうか?

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 バス、たまにうなぎ、巻物、サイトフィッシング、フィネス、霞ヶ浦・北浦 野池・川・ダム(茨城県)


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