バス釣りに適した偏光サングラスの選び方!レンズカラーやフレーム、おすすめ製品まで徹底解説
作成:2022.10.28更新:2023.06.09
目次
水面に光が反射することによって眩しさでキャストがしにくかったり、水中の障害物や魚の姿が見にくかったりしたことはありませんか?特にバス釣りでは正確なキャストが求められますし、サイトフィッシングでバスを釣ることも多いですよね。
曇りや雨の日はあまり感じないかもしれませんが、晴れている日は光によるストレスを感じる方も少なくないでしょう。そんな時には偏光サングラスがおすすめです!
付けるだけで光の反射を遮ってくれますし、水中も驚くほど見やすくなります。それ以外にも多くのメリットがあるのでバス釣りをする時のマストアイテムだと言っても良いでしょう。
とは言っても偏光サングラスというと900円ほどの激安製品から40,000円ほどのハイエンド製品まで幅広く存在しますし、レンズのカラーやフレームの形など一体どれを選べばよいのかわからないという方も多いですよね。今回はそんな方のためにバス釣りに適した偏光サングラスの選び方についてご紹介していきます。
偏光サングラスとは?
偏光サングラスとは偏光フィルムと呼ばれるフィルターを2枚挟むことで反射光を吸収し、眩しさやぎらつきを抑制します。邪魔は光がカットされることで、見る対象のコントラストがはっきり映し出されることが特徴です。
ここで、釣り中の眩しさを抑えるのであれば通常のサングラスで良いのではないかと考える方もいると思いますが、通常のサングラスで照り返しを抑えようとするとレンズカラーの濃度を大きく上げる必要があります。すると可視光線透過率も大きく低下してしまい、光は抑えられる一方で対象物も見にくくなってしまうのです。
バス釣りで偏光サングラスを使うメリット
障害物・魚の可視化
偏光サングラスを装着することで、水面のぎらつきにより水中の障害物やバスの位置が分かりにくいというストレスを解消してくれます。また、強い日差しの中でのキャストは思い通りのポイントにルアーを落とすことが難しくなりますが、偏光サングラスを付けることでそれらのストレスが解消されてキャスト精度が向上するという利点も存在します。
紫外線の排除
長時間強い日差しの中でバス釣りをしていると紫外線によって目の疲れや痛み、充血を引き起こす可能性が高いです。帽子や日焼け止めを付けるのと同じように目も偏光サングラスで保護するようにしましょう。
目の保護
皆さんは根掛かりしたルアーを引っ張った際、自分の方に飛んできたことはありませんか?そんな時にルアーが目に当たってしまうとかなり危険です。また、山間部のフィールドでは横から枝が張り出していることも良くありますよね。こんな時、バス釣りに集中していると気が付かず、目に当たってしまう可能性も少なくありません。このような危険から目を保護するためにもバス釣りでは偏光サングラスをかけるようにしましょう!
バス釣りに適した偏光サングラスの選び方
レンズカラー
バス釣りのおかっぱりでは何本も偏光サングラスを持ち歩くことはできないため一本でどんな状況にも対応できるレンズカラーを選ぶことが重要となります。そんな汎用性が高いレンズカラーはオレンジ系で、タレックスで言うと「ラスターオレンジ」というカラーになります。夕方のような光量が少ない時間帯から日中のハイライトのシーンまで幅広く対応してくれるため1本でオールマイティにこなしたい時におすすめです。
また、2つのレンズを使い分けたいという方は曇や雨、まずめ時などのローライト用としてグリーン系がおすすめです。タレックスで言うと「イースグリーン」にあたるレンズカラーとなります。
フレーム
常に動き回り、汗が出ることが多いバス釣りでは自分にフィットしたフレームを選ぶことも重要なポイントです。一度試着してみてズレがないか、鼻や頭に痛みがないかをチェックしてみましょう。こればかりは人それぞれ頭や鼻の形状が異なるため「これがおすすめ!!」といった明確なものがなく、皆さん自身で探していただく必要があります。
可視光線透過率
可視光線透過率とはレンズが光量の取り込む割合を表しています。眩しさを抑えるために割合を低めにしてしまうと、ローライトや日陰なので見にくくなってしまうことがあるため注意が必要です。
バス釣りのおかっぱりでは日向と日影が混在していることが多いため可視光線透過率は30~40%ほどに抑えておくのが良いでしょう。
レンズカーブ
レンズカーブは名前の通りレンズの湾曲加減を表しており、主に4・6・8カーブに分かれています。数値が上がれば上がるほどレンズのカーブが強く、高い遮光性やフィット感が発揮されます。しかしその分視界の歪み大きくなるためかけ慣れていない方は違和感を感じる場合もあるでしょう。
バス釣りでは水中の障害物や魚を観察する機会が多いため、水中が見やすい8カーブのモデルがおすすめです!
バス釣りにおすすめの偏光サングラスをご紹介
5,000〜10,000円のモデル
【DANG SHADES】LOCO PREMIUM LENS
ストリート風のおしゃれでシンプルなデザインが特徴の偏光サングラスになります。若干太めのフレームにはなりますが、長時間付けていても違和感を感じることはなく、フィット感は非常に良好です!
また、レンズの内面に特殊な曇り止め加工を施しているため、フェイスガードやネックウォーマーと併用する際にも息でレンズが曇りにくくなっています。
【ダイワ】オーバーグラスDO-4033
眼鏡の上からかけられる大きめのデザインが特徴の偏光サングラスです。レンズはポリカーボネイトと呼ばれる柔らかく割れにくい素材を採用しているため急な衝撃やねじれにも強い偏光サングラスとなっています。性能だけでなく耐久性も気にしている方や眼鏡と併用したい方はこちらがおすすめです!
【シマノ】フローティングフィッシンググラスFL
フィット性が高いスポーティーなフレーム形状によって光の遮断性が高く、長時間付けていても疲れにくい偏光サングラスとなっています。
また水に浮くフロート仕様も特徴で、万が一落としてしまっても無くすことがありません!フロート仕様ということでオカッパリアングラーだけでなく、フローターやボートでバス釣りをする方にもおすすめの偏光サングラスです!
【LSD】Dフライマン
アウトドアから普段使いまでマッチするデザイン性で釣り以外でも違和感なく使うことができます。ワイドレンズと顔に沿うアール形状のフレームによって隙間が少なく、雑光や花粉が入りにくい構造になっていることが特徴です。
Dフライマンはレンズカラーも非常に豊富で天候やフィールドによって使い分けたい方にもおすすめの偏光サングラスとなっています。
10,000〜30,000円のモデル
【ダイワ】TLX027
偏光レンズ専門メーカーであるタレックスの偏光レンズを使って作られたダイワの大人気偏光サングラスシリーズです。あらゆる頭の形にフィットするように柔らかくしなやかなフレームを搭載しているため長時間付けていても鼻や耳に違和感を与えることがありません。これまで鼻の疲れや頭痛、釣り中のズレに悩まされてきた方はTLX027に変えることで一気に解消されるでしょう!
【ダイワ】TLX015
日本人特有の丸みのある頭部に合わせて改良を重ねた絶妙な湾曲加減のフレームと視界を限界まで使えるワイドなレンズが特徴の偏光サングラスです。トーナメントのようなシビアな状況でバスを見逃さないために視界の広さ・遮光性・装着感にとことんこだわって作られています。
水中を見ることに特化していますのでシビアな状況でのサイトフィッシングが多い方に特におすすめの偏光サングラスです。
30,000円以上のモデル
【ティムコ】サイトマスター
アングラーのストレスとなる光と風を徹底的に排除する為に生まれたのがこのサイトマスターです。顔に沿うように設計されたフレームデザインと8カーブレンズを採用することにより顔に隙間なく密着し、レンズの内側に入り込む光と風を遮断します。またエアダクトを搭載することによりゴーグルタイプの弱点となるレンズのくもりを除去しやすくなっていることも特徴です!
【シマノ】STL301
シマノとタレックスのコラボによって生まれたハイエンドクラスの偏光サングラスです。しなやかなβチタンをフレームを採用することでどんな顔幅の人でも使用感が変わらず、長時間付けていても痛みや疲れがありません。
耐久性や撥水性、見えやすさにこだわっていることはもちろんですが、この偏光サングラスの一番のこだわりはやはり着け心地で、長時間付けていてもストレスを全く受けないことでトーナメントのようなシビアな状況でも集中力を持続させてくれます。
偏光サングラスの寿命
偏光サングラスの寿命は3~5年ほどだと言われています。と言いますのも偏光サングラスのレンズには紫外線吸収剤が練り込まれており、紫外線を与え続けると吸収剤の効果が薄れていってしまうのです。
そんな偏光サングラスの寿命を延ばすためにもバス釣りでの使用後はしっかりケースに保管して光が当たっている状態を避けると良いでしょう。また、偏光サングラスは高温や高湿度にも弱いため車内や室外での管理をやめるだけで寿命を伸ばすことができます。
偏光サングラスを装着してもっと楽しく安全なバス釣りを!
今回はバス釣りに適した偏光サングラスの選び方からおすすめ製品、管理方法まで徹底的に解説してきました。偏光サングラスを付けるだけで、これまで見逃していたバスをキャッチャできる可能性も格段に向上すると言えます。更に偏光サングラスは目を紫外線や飛来物から守る役割も果たしてくれるため、安全面でも付けておくべきアイテムだと言えるでしょう。今回の記事を基に自分にピッタリの偏光サングラスを見つけてみてはいかがでしょうか?
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