バス釣り用スピニングリールにおすすめのラインをご紹介!ライン選びは釣果を大きく左右する!
作成:2022.07.28更新:2023.06.09
目次
バス釣り用スピニングリールに使われる主なラインとしてナイロンライン・フロロライン・PEラインの3種類が挙げられます。それぞれ違った特性を持っており、ラインによって得意なルアー・不得意なルアーが違ってくるため、3種類の特性を覚えておくとラインを選びやすくなるでしょう!
今回は3種類のラインについて特性やメリット・デメリット、どんな方におすすめなのかを解説していきます。どの種類のラインが最適なのかは皆さんがいつもスピニングタックルで使っているルアーによって異なるため、自分の釣りスタイルと照らし合わせて検討するのがおすすめです!
バス釣りにおけるラインの存在
バス釣りにおいてラインはロッドやリールと同じくらい重要な存在です。ラインの種類や太さが異なるだけで手元に伝わってくる情報量やバラしにくさが大きく変わってきます。
特にスピニングタックルのようなラインブレイクしやすく、繊細なアプローチが求められるタックルでは最適なラインを選ぶことで、これまでは取れなかった魚をキャッチできるようになることも十分に考えられます。
これまで特にこだわりがなく、安くて量が多いラインを使っていたという方は、これを機にワンランク上のラインを選んでみてはいかがでしょうか?
バス釣り用スピニングは3種類のラインを適切に使い分けることがおすすめ!
バス釣り用スピニングではナイロンライン・フロロライン・PEラインの三種類を状況やルアーによって使い分けるのがおすすめです!それぞれのラインのメリット・デメリットを理解して自分にピッタリのラインを見つけましょう!
スピニングタックルにナイロンラインを使うメリット・デメリット
メリット
ナイロンラインは伸縮性が高いことが大きな特徴です。この特徴が最も顕著に出るタイミングはバスとのファイト中になります。ラインの伸びによってバスの口からフックが外れにくく、その結果バラしの軽減に繋がるのです。
また、キャスティングの際にもラインの伸縮性がバネのような役割を果たしてくれるため、より飛距離が出るところもナイロンラインのおすすめポイントになってきます。
ナイロンラインのもう一つの特性として"水に浮く"ことが挙げられます。そのためラインを沈めると使いづらいトップウォータープラグや虫系ワームを快適に使えるという点もナイロンラインのおすすめポイントです。
スピニングリールで巻物、トップウォーターをメインに使用していきたいと考えている方はナイロンをおすすめします!
デメリット
上記でナイロンラインは伸縮性が高いとお伝えしましたが、伸びによってフッキングが決まりにくいという点がナイロンラインの大きなデメリットと言えるでしょう。特にライトリグでのフッキングが決まりにくく、フッキングが苦手という方にはナイロンラインはおすすめできません!
また、摩擦に弱いこともナイロンラインのデメリットで、岩場でバス釣りをする際にはラインチェックを欠かさずに行う必要があります。
バス釣りにおすすめのナイロンライン
【サンヨー】アップロードZ06
耐摩耗性と引張強度がナイロンラインの中でトップクラスに高く、バスとの強引はファイトにもおすすめです。カバーやストラクチャー、岩場でのバス釣りが多い方はこちらのラインを強くおすすめします!
ナイロンラインとしては少し高めですが、表面の特殊加工によりラインの吸水性が低いため、長持ちするという点もおすすめのポイントです!
【サンヨー】GT-R HM
ナイロンラインのソフトな使用感を持ちながらフロロラインに近い伸縮性と感度を実現したモデルになっています。スピニングリールにナイロンラインを巻いてみたけどフッキングが決まらない、アタリが分かりづらいという方はこのラインを試してみるのがおすすめです。また、特殊高耐摩耗素材をラインに配合しているため、障害物周りでも安心して使っていただけます!
【東レ】スーパーハードポリアミドプラス
比重が軽く、しなやかなナイロンラインで小型ルアーでもノートラブルで扱うことができます。フロロカーボンと同等の表面耐久力を持ち、伸びも少ないためフッキングが苦手な方にもおすすめです!
また、高品質でありながら150mが1,300円程度で購入ことも魅力で、バス釣りのラインにあまりお金を掛けたくない方にもおすすめのラインとなっています。
スピニングタックルにフロロラインを使うメリット・デメリット
メリット
フロロラインはナイロンラインに比べて伸縮性が低いため感度がよく、フッキングが決まりやすいことが大きなポイントになっています。ナイロンラインよりも障害物の情報を感じ取りやすいことから、スピニングリールでライトリグを扱う機会が多い方にはフロロラインがおすすめです。
また、フロロラインは水よりも比重が重く、沈みやすくなっているためワームの動きを自然に演出できることもバス釣りでは大きなメリットになるでしょう。
今回紹介する3種類のラインの中でもっともバランスが良く、バーサタイルに使えるためスピニングタックルで巻物からライトリグまで幅広く使いたい方にはフロロラインをおすすめします!
デメリット
フロロラインはナイロンラインと比べてしなやかさが低く、ライントラブルが起こりやすいというデメリットが存在します。できるだけラインのたるみを作らず、テンションを掛けて巻くことがライントラブル対策として有効です!
またフロロラインは伸縮性が低いため瞬発的な力に弱いということも覚えておきましょう。特にスピニングタックルで使うラインは細いためアタリを合わせた瞬間に切れる"アワセ切れ"が起こりやすくなります。アタリがあった時にはドラグ調整、アワセの加減に気を配ってフッキングしましょう!
バス釣りにおすすめなフロロライン
【ダイワ】フィネスブレイブZ
バス釣りのフィネスで使うことを前提として作られた超高感度設計のフロロラインです。強度・耐摩耗性・感度が高いことに加えて、ラインの透明性が長く続くこともおすすめのポイントになります。現代に増えているハイプレッシャーなフィールドでもラインの存在を極限まで消して、魚に違和感なく口を使わせることができます。
【ジャッカル】レッドスプール
表面に特殊な加工を施すことで高い耐摩耗性と結束強度を実現しています。また強度面だけでなく、しなやかさも十分にあるためスピニングリールを用いた繊細なアプローチにもおすすめなラインだと言えるでしょう。スピニングタックルで掛けたデカバスを逃したくない!そんな方にはレッドスプールがおすすめです!
【クレハ】シーガーR18フロロリミテッド
フロロラインの超王道とも言えるのフロロリミテッドです。しなやかさ・結節強度・耐摩耗性・感度の全てに優れており、多くのアングラーから支持を集めています。
バス釣り用スピニングリールのライン選びに迷ったら間違えなくこれ!と言えるほど自信を持っておすすめできる製品です!
スピニングタックルにPEラインを使うメリット・デメリット
メリット
PEラインはフロロの1/3程度の細さで同等の引っ張り強度を持たせることが可能になるので、ライン自体を細めにセッティングすることがができます。そのため軽いライトリグを扱うスピニングリールであってもよく飛ばすことができるのです。
また、PEラインは伸縮性がほとんどないため感度が非常に良く、フッキングも決まりやすいというメリットがあります。「カバー際でパワフル釣りをしたい!」「フロロやナイロンでは飛距離が出ない超軽量ルアーを扱いたい!」そんな方にはスピニングリールとPEラインの組み合わせがおすすめです!
デメリット
PEラインはガイドにラインが絡まりやすいことや風によるバックラッシュが起こりやすいことがデメリットとして挙げられます。扱いに慣れていない方であれば「フロロやナイロンと同じように扱っていたら、いつの間にかライントラブルが起こっていた」なんてことも少なくありません。
PEラインはライントラブルが多いため、キャスト後のフェザーリングとテンションを掛けたリトリーブを常に意識しましょう!
バス釣りにおすすめなPEライン
【シマノ】ピットブル
緻密な編み込みによる凸凹の軽減と表面のシリコンコーティングによってキャスティング時のライン抵抗が掛かりにくく、より飛距離が出しやすいPEラインとなっています。
高品質でありながら値段は200mで2,000円程度とかなりお手頃なので、これからPEスピニングに挑戦したいとお考えの方から使い慣れたベテランアングラーまで幅広い方におすすめできるPEラインだと言えるでしょう。
【ダイワ】UVFタトゥーラセンサー8+Si2
スピニングタックルでパワーフィネスを検討している方におすすめのPEラインです。引張強度が非常に高く、PEラインの弱点である耐摩耗性にも優れているため、カバーやストラクチャー周りでもラインブレイクを気にせず、タイトにアプローチすることができます。
スピニングタックルでデカバスを引きずり出せるようなパワフルなPEラインが欲しい方におすすめです!
【ダイワ】UVFモアザンセンサー8ブレイド+Si
長持ちする高性能なPEラインが欲しいという方におすすめなのがダイワの8ブレイドです。シーバスをメインターゲットとして設計されているため非常にラインの滑りが良く、他のPEラインでは味わえないような飛距離とキャストフィーリングを味わうことができます。
モアザンでは太めのPEラインのラインナップが多いため、細いPEラインで小型リグを扱いたいという方はエメラルダスデュラセンサー8+Si2がおすすめです!
スピニングタックルでは3つのラインを使い分けよう!
今回はバス釣り用スピニングリールにおすすめのラインを3種類に分けてご紹介していきました。ナイロンライン・フロロライン・PEラインは、それぞれ使いやすい状況やルアーが変わってくるため、皆さんがスピニングタックルでどんな釣りをしていきたいかをもとに決めるのがおすすめです。
適当になりがちなスピニングリールのライン選びですが、細く繊細だからこそロッドやリールと同じくらい慎重に選ぶべきだと言えるでしょう。
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