アジングリールには500番サイズが次世代の常識となる!?

作成:2021.07.06更新:2021.08.20

18 ソアレ BB 500S

シマノの500番サイズはアジングで使う為に作られている!?

シマノのスピニングリールの500番サイズは、アジングで使う事に重きを置いて作られています。「は?」と思う方もいるかもしれませんが、この話は僕がシマノの社員の方に直接聞いた話です。「ぶっちゃけジグヘッド単体のアジングで1000番のパワーは要りません、500番で十分。パワーが足りるなら軽い500番の方が良いのでは?これからは500番をアジングリールのスタンダードにしたいと考えています」との事でした。※話の内容はそっくりそのままではありませんが、ニュアンスはこんな感じでした。もちろん1000番のパワーが必要なのか、そうでないのかはその場所や状況にもよります。

500番は他の番手と中身が違う?

実は500番サイズにはシマノリールではお馴染みのテクノロジー「Xシップ」が搭載されていません。Xシップとは誤解を恐れず簡潔に説明すると「ピニオンギア下側に配置されたベアリング」のことなのですが、500番サイズはボディとギアの設計に対して合う規格のベアリングがないとの事で、Xシップが搭載できないのです。

また500番は全てノーマルギア扱いですが、実はギア比が5.6となっておりノーマルギアとハイギアの中間ぐらいのギア比となっています。

500番をアジングで使う事のメリット

500番サイズをアジングで使う事のメリットは1つだけです。

500番は軽い!

当たり前ですが小さいので軽いです。特に17ソアレCI4+ 500Sの140gはかなり魅力的です。もうタックル全体で180gアンダーも夢ではありません。タックルが軽ければ余計な力が入らないので、楽ですし取れるアタリも増えます。もちろんただ軽ければOKというほど単純な話ではありませんが、アジングにおいて「軽さ」が武器になるという事は間違いありません。

500番をアジングで使う事のデメリット

500番をアジングで使う事のデメリットは複数あります。

飛距離が出ない

スプール径が小さい方がガイドとの干渉が少なくて飛距離が伸びるのでは?と思う方もいるかと思います。それは半分正解です。巻き癖の付きにくいPEラインであれば理論上、飛距離は伸びるでしょう。しかしジグヘッド単体のアジングで使われることが多いエステルやフロロカーボンは巻き癖が付きやすいラインです。小さいスプールに巻かれることで巻き癖は付きやすく、コイル状に縮れたラインがガイドに干渉し飛距離は低下します。

ライントラブルが増える

上で説明した通り、小さいスプールではラインの巻き癖が付きやすいです。巻き癖が付くことであらゆるライントラブルの確率が上がります。

フィーリングが悪い

ギア比が高いのが悪いのか、Xシップが非搭載なのがダメなのか、金型の精度が悪いのか、原因は分かりませんが、変なノイズがない個体に出会ったことがほぼありません。500番サイズがラインナップがされている中で最も高額であるソアレCI4+は個人的にかなり注目していた機種であり、発売当初から今日に至るまで色んな所で触ってきましたが、使えそうな個体に当たったことが1回しかありません。某リールカスタムメーカーが釣具店での展示会に持ち込んだチューニング済みの個体も触りましたがそれでもダメ。もちろんフィーリングに関してはどこまで許せるかは人次第なのですが、拘りが強い方は使えないでしょう。僕から見ればこのフィーリングの悪さは致命的です。新品であれだけゴリゴリされたらアタリなのかノイズなのかすら分からなくなってしまいます。

飛距離が出ないと言っても、常夜灯周りでのアジングでは問題ない程度の飛距離は出るでしょうし、ライントラブルが増えると言ってもそれは使い手のライン捌きでどうにでもなります。しかしこのフィーリングの悪さはどうしようもありません。自分で全部バラして、納得いくまで調整できる方は別ですが。

このフィーリングの悪ささえなければ17ソアレCI4+500Sは絶対買っていたんですけどね。

500番サイズはアジングリールのスタンダードとなるか⁉

残念ながら500番サイズはアジングリールのスタンダードにならないと思います。シマノさんは「500番をアジングリールのスタンダードにしたい」と言いながらも実際は「出来るかな?」と考えている段階だと予想します。もし本気で500番をアジングリールのスタンダードにする気ならステラヴァンキッシュにも500番のラインナップがあるでしょう。ただそれはリスクが高いのでライトゲームブランドであり、価格も高くないソアレで様子を見て、行けそうならステラヴァンキッシュにもラインナップするという方法を取るのではないかと考えます。

しかし市場を見ている限りでは500番サイズはあまり売れていなさそうなので、今後ハイエンドモデルに500番がラインナップされる可能性も低いかと思います。全部勝手な予想ですが。次にソアレシリーズがモデルチェンジされたときに500番サイズがラインナップされるのか、されないのか。注目です。

この記事を書いた人

キノピーのプロフィール写真

マルチアングラー
キノピー

 アジ、アオリイカ、メッキ、カマス、アカハタ、オオモンハタ、ヒラスズキ、メバル、アジング、エギング、ライトワインド、ハードロック、南紀(和歌山県)


シェア
はてなブックマークロゴ
feedlyロゴ

合わせてよく読まれる記事

【2021年版】シマノのスピニングリール新製品情報

シマノの「コアソリッド」と「クイックレスポンス」の違いを解説

コアソリッドVSクイックレスポンス

シマノリールを高級順に並べたランク表(2022年最新版)

17アルテグラ1000と18ストラディックSW5000XG

釣れるおすすめアジングワームの選び方・誘い方と、意外と重要な収納ケース

70匹に及ぶ大量のアジが、家庭のシンクに並べられている

「アジング」関連の記事

アジングリールはどんなリールを選ぶべき?注目すべき点を解説!

並べられたステラ・ヴァンキッシュ・ストラディック

フロートアジングは簡単?タックルセッティングと釣り方を解説!

フロートで釣ったアジ

アブガルシアのアジングロッドを価格別に紹介!それぞれのロッドの特徴は??

日中のアジングにてキャッチしたアジ

初心者のための失敗しないアジングリールの選び方解説!

アジングに適したリール

最強のアジングロッドとは?何を持って最強というのか?

アジングタックルが海辺に並べられている

シマノのアジングロッドを価格別に紹介!価格ごとの特徴は?

ヴァンフォードC3000を使用したライトゲーム

「スピニングリール」関連の記事

ダイワリールを高級順に並べたランク表(2022年最新版)

ダイワのリール2つ(エメラルダスとカルディア)

シマノリールを高級順に並べたランク表(2022年最新版)

17アルテグラ1000と18ストラディックSW5000XG

ダイワEM MSの魅力 - 2022年現在でも買うべきか?

ヤエン釣り用の全リールをメーカー毎にご紹介(2022年最新版)

アオリスタBBC3000HG

ロックフィッシュを始める人必見!スピニングリールはフィールドシーンで選ぶ!

EMMSでメバルを上げた

ダイワスピニングリールのメンテナス方法は!?基本的なやり方をご紹介します

19セルテートの分解。スプールのみが外されている状況。

「アジ」関連の記事

アジングリールには500番サイズが次世代の常識となる!?

18 ソアレ BB 500S

コスパが高いアジングリールの選び方!価格別アジングリールを選ぶときに見るべきポイント

コストパフォーマンスの高いアジングリールを並べている

アジングリールはシマノで決まり!シマノリールの特徴とおすすめ機種をご紹介!

アジング用のシマノのリール

アブガルシアのアジングロッドを価格別に紹介!それぞれのロッドの特徴は??

日中のアジングにてキャッチしたアジ

アジングリールはどんなリールを選ぶべき?注目すべき点を解説!

並べられたステラ・ヴァンキッシュ・ストラディック

新着記事

やっぱりスケールが違う!メジャー級のフィッシングスケール?タイプ別でおすすめをご紹介!

scaleいろいろ

アカハタ・オオモンハタ狙いのハードロックフィッシュゲームの仕掛けを解説!

ハードロックゲームに使えるルアー

サビキ釣りは確実に釣果を得る最も手軽な方法!その種類と釣り方を紹介します。

サビキ釣りで手軽に釣れるアジアジ

05メタ二ウムXTをインプレ!05メタ二ウムXTはいつまでも愛用できるシマノの名機種!?

メタ二ウムXTにシャッドが付いたもの

【ベイトリール】右利きにはなぜ右巻きをおすすめするのか?ベイトの右巻きにはどんな利点が?

ベイトリールを持った写真

バスXの徹底インプレ!バスXは性能よし!値段よし!の初心者でも使いやすい超優秀ベイトリール

バスXを斜めから撮った写真