2wayのホバスト通称「ウェイウェイ」を解説!虫・甲殻類・小魚と様々なベイトに早変わり
作成:2022.11.29更新:2023.06.09
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近年バス釣りの中で特に流行しているのが、ホバストですよね。厳寒期やハイプレッシャーフィールドでもバスに口を使わせやすいということで多くの方が取り入れている手法だと言えます。通常ホバストではリアルフィッシュ系のワームで行うのがセオリーですが、2wayを使ったホバストも話題となりました。
これは開発者の金森隆プロが自身のユーチューブチャンネルの中で紹介していた手法で、通称「ウェイウェイ」とも呼ばれています。使用範囲はそこまで広くありませんが、ここぞという時に高い喰わせの力を発揮してくれる超優秀なリグです。
今回はそんな2wayのホバストである「ウェイウェイ」について通常のホバストとの違いや出しどころ、アクション方法、セッティングまで一挙にご紹介してきます。
ホバストとは?
ホバストは「ホバーストローリング」の略称で、リアルフィッシュワームでのロールを交えたスローなアクションがキモとなります。2wayのホバストではリアルフィッシュワームのようなロールアクションはしませんが、複数のパーツと高抵抗のボディ形状によって水中でブレーキが掛かり、スローなアプローチが可能となります。また、複数のパーツがピリピリと動くことによってワーム自体の存在感が高いく、バスを寄せ付けやすいワームとも言えるでしょう。
そして2wayホバストのもう一つの利点は飛ばしやすさにあります。従来のリアルフィッシュワームはスローに動させるように内部が空洞化されており、飛距離の出しにくさが懸念材料としてありました。しかし2wayでは比重の高い2つの塊が付いていることで、よりキャストアビリティの高いホバストワームとなっています。
2wayホバストのセッティング
次に2wayホバストのセッティング方法をご紹介していきます。従来のホバストセッティングとそこまで違いはありませんが、ヘッドの位置やフックサイズには若干の違いがあるためチェックしておきましょう。
①2wayの頭部を見分ける
2wayは公式で前と後ろが決められています。写真のように凹みがある方がヘッド部分になりますのでフックを付ける前に向きを確認しておきましょう。
②ホバスト用フックを差し込む
少しだけヘッドが出るようにしてフックを入れ込み、ワームの表面に沿ってホバストフックを通していきます。少しヘッドを出してセッティングすることでヘッド部分がリップのような役割を果たしてよりシャローを漂わせやすくなります。
また、アクション中のバランスを良くするためにもワーム中央にズレが無い形でホバストフックを差し込むと良いでしょう。フックはホバスト専用の#3番がベストです。
③ネイルシンカーを入れ込む
ラインアイの真下に来るようにネイルシンカーを入れ込みます。重さは0.3gを基準と考えましょう。流れや風が強い状況では0.45gが使いやすくなってきます。
④ワームペイントを入れる
バスのバイトを瞬時に読み取るために付けますが、必要ないと思う方は特に付けなくても問題ないでしょう。少しでもバスのバイトを見逃したくないというシビアな状況ではマーキングペイントもおすすめです。私の場合2wayホバストをクリアレイクで使うシチュエーションが多いので、そこまでペイントを入れる機会はありませんでした。
⑤完成
これで2wayホバストの完成です。虫・甲殻類・小魚といった様々なベイトにイミテートできる最強セッティングとなります。
2wayホバストの使いどころ・出しどころ
バイト直前で見切るようなバスや付近に投げても見向きもしないようなバスといった気難しいバスを攻略する時に適しているのがこの2wayホバストです。実釣では2wayの下からいきなりバスが顔を出してバイトするシーンも多く見受けられましたので、バスから見た2wayホバストの生命感はかなり高いと感じましたね!
とは言いましてもアピール力がそこまで高いというわけではないのでピンスポットに入れていくのがおすすめです。障害物や岸際に付くエビ,オーバーハングや流れ込みに落ちる虫,トップを浮遊する弱りかけのチアユやワカサギと言ったようスローに動くベイトが溜まっているシーンで投入していくことが重要になります。
2wayホバストのアクション方法
従来のホバストのアクションと同じようにたるんだラインを動かすようなイメージでシェイクするのが良いでしょう。2wayホバストはロールを意識せずにシェイクをしながらスローに巻いてくるだけなので、ホバストのアクションが苦手という方でも簡単に行えます!
2wayホバストにおすすめのタックルセッティング
2wayのホバストだからと言って特別なタックルが必要というわけでありません。皆さんがフィネスで使うL~ULのロッドに2000~2500番のスピニングリールで使っていただけば何の問題もなく扱うことができるでしょう。できればシェイクのしやすいソリッドティップで使っていただくとアクションがより楽になります。
ラインはフロロの4lbが最もベストです。また、より遠くに飛ばしたいという方はPEラインの0.4号を入れてあげるのも一つの方法と言えるでしょう。
2wayのホバストはハイプレッシャーフィールド攻略に最適
今回は2wayを使ったホバスト通称「ウェイウェイ」について解説してきました。虫・甲殻類・小魚といった様々なベイトにイミテートできるため多くのフィールドで力を発揮してくれること間違いなしです!
リアルなワームでも直前で見切るような気難しいバスには2wayのホバストを導入してみてはいかがでしょうか?2wayのホバストはアクションの容易さやキャストアビリティの高さなど様々な利点が存在します。ホバストが苦手という方でも扱いやすく、おすすめの組み合わせです!