スイミングジグのおすすめを厳選!選び方からトレーラー、タックルまで細かく解説
作成:2023.03.24更新:2023.06.09
目次
スイミングジグはバス釣りの代表的なルアーの1つです。遠投しやすく、根掛かりが少ないということもあっておかっぱりアングラーには特に人気のルアーと言えます。とは言いましても今日スイミングジグは各メーカーから多くのモデルがリリースされていますし、トレーラーワームもどれを使えば良いのか迷われる方も少なくないでしょう。
ということで今回はスイミングジグというルアーをラバージグ・トレーラーワーム・タックルの3つに分解して、選び方やおすすめ製品を細かく解説していきます。これからスイミングジグを始めたいという方や選び方を詳しく知りたいという方は今回の記事をチェックしておくと良いでしょう!
スイミングジグとは?
スイミングジグとはラバージグをただ巻きで使うことを指します。別名「巻きラバ」とも呼ばれており、トレーラーにはシャッドテールワームやグラブワームを付けるのが一般的です。
シングルフックでワイヤーガードが付いていることから根掛かりが少なく、ハードプラグでは通せないような障害物周りでも使いやすいルアーとなっています。また、スイミングジグ独特のボリューム感となまめかしい動きによって"集魚力と喰わせ力"の両方が非常に高く、クリアウォーターにもおすすめのルアーと言えるでしょう。
スイミングジグの選び方
スイミングジグにはどんなスポットを攻めるのか?によって選び方が変わってきます。以下でスイミングジグの正しい選び方について細かく解説しますのでぜひチェックしてみてください!
ルアーウエイト
スイミングジグでシャローをキッチリ攻めたいという方は5~7gのウエイトを選んでいただくのがおすすめです。一方でミドルレンジで使いたいという方には8~11gの間でウエイト調整していただくと良いでしょう。ウエイトが12g以上のモデルは浮き上がりを気にせずディープエリアをキッチリ攻めたい時におすすめのウエイトとなります。
ヘッド形状
フットボール型
フットボール型は別名「スコーンリグ」と呼ばれることも多くなっています。ヘッド形状によってスイミング姿勢が安定しやすく、一定レンジをキッチリキープしたい時におすすめの形状となります。また、フットボールジグは低重心に作られているため、浮き上がりが少なくディープエリアを攻めたい時も有効です。
三角錐型
三角錐型の特徴は障害物周りでのすり抜け力の高さです。スイミングジグのヘッドで拾ってしまいがちなウィードや落ち葉などが点在しているポイントでもストレスを抱えることなく釣りができます。また、スイミングジグを水中の障害物の中に通してもヘッドのすり抜け力によって引っかかることが少ないため、何が沈んでいるかわからないような場所にもおすすめです!
フラット型
フラット型は水の抵抗を受けやすくなることが特徴です。通常型のスイミングジグでは巻き抵抗が少なく、ルアーがどのレンジを泳いでいるのかアングラー側に伝わりにくいのですが、フラット型では抵抗感を感じ取りやすくなるため、レンジの調整が行いやすくなっています。
また、水の抵抗を受けやすいということはルアー自体が浮き上がりやすいということにも繋がります。そのためシャローエリアをスローにアプローチしたい時にもおすすめのヘッド形状と言えるでしょう。
ワイヤーガードの有無
スイミングジグの中にはワイヤーガードが付いているモデルと付いていないモデルが存在しています。ワイヤーガードが付いているモデルはスナッグレス性が高く、ストラクチャーやカバー周りでの使用におすすめです。一方でワイヤーガードはバイトの妨げになる可能性もありますし、魚から見て違和感に繋がるパーツでもあります。そのためオープンウォーターでスイミングジグの使用を考えているのであればワイヤーガードが付いていないラバージグを選ぶのがおすすめです。
スイミングジグにおすすめの最強ラバージグをご紹介
スイミングジグと言ったらこれ!と言われるほど人気の高いラバージグを8つご紹介します。ラバージグ選びに迷った方はぜひ参考にしてみてください!
おすすめ①:【レイドジャパン】ヘッドスライド
ヘッドスライドはスイミングジグでの使用を軸に設計されており、ヘッドの形状やラインアイの角度、ワイヤーガードの量まで徹底的に突き詰めて作っています。ヘッドやラインアイの形状を最適化することでストラクチャーに対し、軽い力でタイトにすり抜け、即座にスイミング姿勢を安定させることができる対カバーにおすすめのスイミングジグです。
ヘッドスライドは同メーカーからリリースされているフルスイングとの組み合わせが特におすすめとなります!
おすすめ②:【ジャッカル】ビークロールスイマー
スイミングジグを使ってシャローカバーやブッシュ周りを攻めるブッシュローリングに特化させたスイミングジグとなります。ワイヤーガードにも強いこだわりがあるスイミングジグで2本のワイヤーを横に角度を付けて設置することでスナッグレス性の高さとワイヤーガードによる喰いミスが軽減されています。同メーカーのビークロールフラッパーと組み合わせて使うのがおすすめです!
おすすめ③:【デプス】ハイパーフットボールジグ
ストレートスイミングの専用ジグとしてリリースされたラバージグで、琵琶湖を起点に多くのアングラーから人気を集めています。特徴的なオリジナルヘッド形状によってスイミング時の水平姿勢を常に保って、浮き上がりを抑えてくれるため一定のレンジをトレースしやすくなっています。ウエイト展開は1/4ozから1ozまで幅広く揃っているため狙いたいレンジに合わせて使い分けるのがおすすめです!
おすすめ④:【ザップ】PDチョッパー
ジャッカルのプロスタッフである秦拓馬さんがプロデュースしたスイミングジグで、ヘッドがフラット型になっているのが特徴です。このフラット形状によって水の抵抗を受けやすく、レンジの調整も非常にしやすく作られています。
また、PDチョッパーはラインナップが多く、タフコンディションで活躍する「PDチョッパーJr.」やブルーギルのシルエットを模した「PDチョッパー跳ねSP」、比重の軽いヘッドを搭載した「PDチョッパー改デットスロー」など派生モデルが充実しています。そのため自分のフィールドの状態やベイトに合わせてたラバージグ選びが可能です!同メーカーのアンモナイトシャッドと組み合わせて使うのがおすすめと言えるでしょう。
おすすめ⑤:【エバーグリーン】スイミングトゥルーパー
オフセットフックを搭載しており、スナッグレス性を極限まで高めたスイミングジグです。トレーラーワームの大きさやリトリーブスピードによってバランスを崩さないような設計がされており、常に安定したレンジキープ力を生み出してくれます。
そのためストラクチャー周りでの使用だけでなく、オープンウォーターをスピーディーに巻いてくるような使い方もおすすめで、フィールドやシチュエーションを選ばないスイミングジグと言えるでしょう!
おすすめ⑥:【ism】カーヴァー
スイミングジグの中で最高クラスのすり抜け性能を持ったオフセットスイミングジグです。可動域を固定したフック埋め込みヘッドによってオフセットスイミングジグの欠点とされていたフッキング性能の悪さもしっかりと改善されています。もしスイミングジグをストラクチャーやカバーの中に入れて使いたいという方はすり抜け力が高いカーヴァーがおすすめです!
また、ウエイト展開は3/8~5/8ozとやや重めに設定されており、ディープエリアをストレスなく巻きたい時にもおすすめのスイミングジグと言えるでしょう。
おすすめ⑦:【ダイワ】マルチジグSS
500円以下で買えるハイコスパのフットボール型ラバージグです。これ1つでボトムのズル引きから中層のスイミングまでマルチに対応できるラバージグとなっています。スイミングジグだけに特化した専門性の高い製品ではありませんが、カバーゲームとスイミングの両方に対応したラバージグが欲しいという方には非常におすすめです!
また、そこまでラバージグにこだわりがないという方もコスパ最強のマルチジグSSを試してみてはいかがでしょうか?
おすすめ⑧【一誠】ビビビマルチ
スイミングジグとしての性能を高めたラバージグで大きめのトレーラーワームにも対応できる#3フックを搭載しています。ビビビマルチの大きな特徴は太さの異なる2種類のラバーです。このラバーがスイミング時に水流を受けることで互いに干渉し合い、生命感のあるなまめかしい動きを演出してくれます。またヘッド、フックともに形状が最適化されており、様々な部分が工夫されたこだわりのラバージグと言えるでしょう。
同メーカーのキャラメルシャッドを組み合わせて使うのがおすすめです!
スイミングジグにおすすめのトレーラーワームをご紹介
通常の大きさのスイミングジグでは4inch前後のシャッドテールを使うのがおすすめです。とは言ってもスイミングジグはトレーラーワームのサイズやカラーを自由にチェンジできることが魅力でもあります。まずは4inch前後のワームからスタートしてバスの状態やフィールドの状況によってワームを変化させていくのも効果的と言えるでしょう!
【ゲーリーヤマモト】グラブ
ゲーリーヤマモトの代表ワームの一つでもあるグラブはスイミングジグのトレーラーとしてもおすすめです!少しの水流でテールがクルクルと回ることで高いアピール力を発揮してバイトまでしっかり繋げてくれます。ワーム自体の比重も重いためロングディスタンス能力にも長けており、常に遠投が重要視されるスイミングジグとは相性抜群のワームと言えるでしょう!
【レイドジャパン】フルスイング
おかっぱりでの使用を常に考えて作っているレイドジャパンの高性能なシャッドテールワームです。ボディ形状やマテリアルの柔軟性、ソルト配分を徹底的に追求することで、全身を強く揺さぶる大振りなアクションがフルスイングの魅力の1つと言えるでしょう。
また、低速リトリーブ時でも通常と変わらないダイナミックなアクションが出せるため、スイミングジグをシャローでスローに使いたいという方にもおすすめのトレーラーワームとなります。
【レイドジャパン】エグチャンク
水流を受けるとダイナミックにバタバタ動く2つの爪が特徴のチャンク系ワームです。このパンチの強いパーツによって従来のワームを超える高い集魚力を持ち、より広範囲からバスを惹きつけてくれます。
エグチャンクはスイミングジグのようなただ巻きでも十分な効果を発揮しますがそれ以外にも移動距離を抑えられるジグストをする時におすすめなワームです。スイミングジグのただ巻きで追い切れないバスにはジグストとの使い分けで攻略していきましょう。
【O.S.P】ドライブシャッド
シャッドテールワームの王道とも言えるワームで、ハイピッチなテールアクションが大きな特徴となっています。また、フォール中でも少しの水流でテールがピリピリ動いてくれるため、ドライブシャッドを使う時にはフォール中のバイトチャンスも見逃さないようにしましょう!スイミングジグのトレーラーワームが決められない!という方はまず王道のドライブシャッドから始めてみるのがおすすめです!
【ジャッカル】アンモナイトシャッド
ボリューム感のあるボディと強波動を生み出すテールアクションがデカバスに高い効果をもたらすことで、多くのバスアングラーからおすすめされるシャッドテールワームです。内部にラトルを入れるスペースがあるため、スイミングジグでは出せなかった「ラトル音」によってよりバスを誘発します。スイミングジグのアピール力を高めたいという方はトレーラーとしてアンモナイトシャッドを使ってみるのがおすすめです!
【ジャッカル】リズムウェーブ
ハイピッチで強すぎず弱すぎないバランスの取れたウォブリングアクションが特徴のシャッドテールワームです。デッドスローから高速巻きまで破綻することなく安定したアクションが出せることもポイントで、スイミングジグを使った低速リトリーブ・高速リトリーブにも非常におすすめできるワームと言えるでしょう。
ハイアピールすぎず、ローアピールすぎないバランス型のシャッドテールワームです!
【ケイテック】スイングインパクト
言わずと知れた王道シャッドテールワームの1つで、未だに多くのアングラーから支持を集めています。全体に広がったリブによる強い波動となまめかしいテールアクション、イカフレーバーによる強い匂いによってバスの本能を強く刺激してバイトまで至らせます。スイミングジグによりボリュームが欲しいという方にはスイングインパクトファットをチョイスするのがおすすめです!
【ハイドアップ】スタッガーオリジナル
シャッドテールワームの元祖とも言えるワームで野池から湖、ダム、リザーバーなど様々なフィールドに対応してくれます。スタッガーの特徴は何と言ってもローピッチなローリングアクションで、パワフルにバスを誘い出します。昔から人気を集めているワームであるためサイズ展開、カラーバリエーションが豊富であることもおすすめのポイントと言えるでしょう。
スイミングジグにおすすめのタックル選び
スイミングジグは遠投で使う機会がほとんどとなります。そのためレングスは遠投のしやすい7ft前後のロッドを使うのがおすすめです!また、スイミングジグではヘッドウエイトにプラスしてトレーラーワームのウエイトも追加されます。全体で見るとかなりの重量となるためMH,Hクラスのパワーのロッドを使うのが最もベターです。
次にリールですが、巻き抵抗が少ないスイミングジグをギア比の低いリールで使ってしまうとルアーの状態が掴みにくいため、ある程度ハイギアのモデルを選ぶのがおすすめと言えます。
以下の記事でスイミングジグにおすすめのタックルをより詳しく解説しているので気になる方はぜひチェックしてみてください!
デカバスを寄せやすいスイミングジグはオールシーズンおすすめ!
今回はスイミングジグについてラバージグ・トレーラーワーム・タックルの3つに分けて選び方やおすすめ製品をご紹介していきました。スイミングジグは遠投もしやすく、根掛かりもしにくい上にデカバスを連れてきてくれるおかっぱりになくてはならない存在です。
また、スイミングジグと言えば春と思われがちですが、オールシーズン活躍してくれるルアーでもあります。ぜひスイミングジグに興味がある方は今回の記事をもとにラバージグ、トレーラーワームを揃えてみてはいかがでしょうか?多くの状況で魚を引っ張り出してくれるため、タックルボックスに必ず1つは入れておくことをおすすめします!
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