19 セフィア SS C3000SHG

シマノ

19 セフィア SS C3000SHG amazon.co.jp「19 セフィア SS C3000SHG」
定価
¥ 26,000
 価格
¥ 14,703
番手
3000
ギア比
6
ドラグ/耐力
9kg
自重
205g
B/R
7/1
巻上長/回転
88cm
ハンドル長
55mm
PE糸巻量
0.6-200 / 0.8-150 / 1-110

狙えるターゲット魚種

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

武骨な名器・セフィアSS C3000SHGは、エギングだけでは絶対にもったいない!

シマノのエギング用品の統一ブランドである「セフィア」は、ロッド、リール、エギ、エギング用小物その他、エギングに関するあらゆる商品につけられている名称です。ダイワ「エメラルダス」シリーズとともに、エギングをはじめ、イカ釣りのあらゆるジャンルの技術及びイカ釣り人口の発展に寄与してきました。エメラルダスシリーズのブランドカラーである、爽やかな青緑色に対し、セフィアはスパルタンな真紅が強烈な存在感をアピールしています。セフィアシリーズのスピニングリールには、最上位機種の「セフィアCI4+」、ミドルグレードの「セフィアSS」、エントリーグレードの「セフィアBB」がありますが、今回は、「セフィアSS C3000SHG」を紹介します。

エギング用リールに必要な要件

ヤマシタのエギ王

エギングは、エギをキャスト・着底させたら、ロッドを大きくシャクり、フォールをさせるという、非常に激しいアクションをし続ける釣りです。そのため、ロッド・リール・エギを含めた、タックル全体の重量バランスが非常に大事になります。すなわち、梃子の支点にあたる、リールフットの部分に重心が来ることが最も大事になります。これは、タックル全体の重量よりも優先されなければなりません。また、エギングにはPEラインを使います。ナイロンやフロロカーボンラインはショックリーダーとしてしか使いません。そのため、PEラインがトラブルなく出て行き、巻き取れるよう、スプール、ベール周りの動作精度が高くなくてはなりません。そして、フッキングからランディングまで、イカの柔らかい身が切れないように、ショックを与えずに、かつ、テンションを最後まで保たなければなりません。ドラグは他のリールよりも性能の良いものが必要になります。エギングは、釣りのシーンでは最もドラグが緩い状態を常用するため、効きはじめの軽いドラグが必要です。

セフィア3兄弟

セフィアスピニングリールには、3兄弟が存在します。最上位モデルの、17セフィアCI4+、ミドルグレードの19セフィアSS、エントリーグレードの18セフィアBBがあります。それぞれ、セフィアの名前を冠していますが、ベースとなっているモデルは、17セフィアCI4+は16ストラディックCI4+、19セフィアSSと、18セフィアBBは、17アルテグラとなっており、そのベースモデルに対し、セフィア用として、エギングにより適したパーツ選定を行っています。

19セフィアSS C3000SHGの基本スペック

では、19セフィアSS C3000SHGの基本スペックを見て行きましょう。ギア比は6.0、ハンドル1回転あたりの最大巻き上げ長さは88cmのハイギアタイプです。基本、エギングにはハイギアタイプが向いています。理由は、巻糸量が多ければ、手返しが良くなることがあります。また、糸ふけの回収も速くなりますので、テンションをかけた状態でのエギのコントロールがしやすくなります。結果、アタリを感じやすくなり、フッキングの成功率向上に繋がります。さらにハイギアタイプは、リーリング中のテンション抜けが起こりづらく、バラしにくくなるメリットもあります。ノーマルギアではエギングができないかと言えば全然そんなことはありません。2キロを超えるモンスター級の春アオリを狙うような上級者は、パワーのあるノーマルギア、ローギアタイプを好んで使う人もいます。スプールはシャロースプールがついており、ラインキャパはPE0.6号で200m、0.8号で150m、1号で110mと、完全にエギング用細糸仕様となっています。自重は205gと、エギング用スピニングリールとしては軽い方でしょう。

19セフィアSS C3000SHGと、17セフィアCI4+、18セフィアBBとの違い

セフィア3兄弟の違い

ハイエンドモデルのセフィアCI4+ C3000SHG(35,300円)、セフィアSS C3000SHG(26,000円)、セフィアBB C3000SHG(17,900円)と、見た目では分かりづらいのですが、かなりの価格差があります。一体どこが違うのでしょうか? まず、ボディ材質ですが、セフィアCI4+はCI4+ですが、セフィアSSとBBは高強度樹脂です(ガラス繊維強化樹脂)。ローター材質は、CI4+とSSがCI4+、BBは高強度樹脂。駆動系はドライブギア(超々ジュラルミン製HAGANEギア)もピニオンギア(超高強度真鍮)も材質は3機種同じ。ハンドル材質は、CI4+がCI4+製ねじ込み式、SSとBBはアルミ製ねじ込み式。ワンピースベールの材質はCI4+はチタン、SSとBBはステンレス。最後に、スプールの上下をベアリングで支え、ドラグの動きをサポートする、リジッドサポートドラグが、CI4+とSSは搭載、BBは非搭載となっています(スプール上部のベアリング化はセフィアBB標準のスプールは不可能ですが、スプール下部のベアリング化はパーツ交換で可能です)。

結局どれが良いのか?

タチウオ

スペックと価格を考えた時、セフィアCI4+、セフィアSS、セフィアBBのどれを選ぶべきでしょうか? 筆者が考えるには、100%エギング専用リールとして使うなら、セフィアCI4+ C3000SHGをおすすめします。自重185gと、3兄弟の中で最軽量であり、セフィア CI4+ロッドとの組み合わせなら、重心もピタリと手元に来て、モンスター級の春アオリゲームでも最高のパフォーマンスが発揮できるでしょう。エギング用主力戦闘機として使いつつ、エギングシーズン以外はそれ以外でも使いたい、例えばショアなら磯上物をPEラインで狙うウキフカセや、オフショアのタイラバやタチウオゲームなど、強めの釣りも汎用的に使いたければ、クイックレスポンスシリーズのセフィアSS C3000SHGを、エギングは秋アオリ中心で、磯や堤防などとウキフカセやジグサビキによる中・小型青物も狙いたいなら、コアソリッドシリーズのセフィアBB C3000SHGが良いと思います。

※参考記事:シマノの「コアソリッド」と「クイックレスポンス」の違いを解説

ダブルハンドルか? シングルハンドルか?

エギングにはダブルハンドルが良いと言われています。理由は、リーリング半径がシングルハンドルの半分になるため、安定したリーリングができること、特に、フッキングした後、テンションを保ったまま安定したリーリングができるのは圧倒的にダブルハンドルです。また、とっさの時、ハンドルノブが2つあった方が、ハンドルを早く掴めるというメリットもあります。しかし、ダブルハンドルは、握っていない方のノブが身体に触れてリーリングの阻害になったり、ハンドルノブが2つになることで重量が増えるなど、デメリットもあります。筆者はエギングでもダブルハンドルは使いません。ここは正直、好みの問題ではないかと思っています。

この記事を書いた人

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初心者歴40余年!
ショアおやじ

 メジナ、クロダイ、アイナメ、カサゴ、メバル、カワハギ、シロギス、イシモチ、カレイ、ハゼ…ベラ、フグ、ヒイラギw、フカセ釣り、投げ釣り、穴釣り、江ノ島周辺(湘南大堤防、表磯、裏磯、片瀬漁港)、福浦岸壁、大磯サーフ、逗子・葉山界隈、城ヶ島(神奈川県)


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