シマノ

セフィア BB

SHIMANO - SEPHIA-BB

2006年にエギング用のリールとして発売されたセフィアシリーズ。今では、「BB」「SS」「Ci4+」というブランドに派生され、赤く美しいそのデザインは、シマノを代表するエギングリールの象徴です。セフィア兄弟の三男坊となるこの「セフィアBB」は同ブランドの中でも一番低価格です。安価とはいえ、コアプロテクトによる防水機能や、ベアリングに特殊防錆処理を施した「S A-RB」も搭載されているため、エギングを行う上では十分な機能を持ち合わせています。一方特徴的なのは、巻き心地を重視したコアソリッド設計である事です。これは感度の良さを求めたクイックレスポンスの「SS」「Ci4+」とは異なるため、その弊害として重量が重くなってしまっています。しゃくり続けるエギングにとって、リールの重さは無視できませんが、浮いた予算をエギやロッドの購入費に当てることもできるので、これからエギングを始めるためのエントリー機としてであれば満足のいくモデルと言えるでしょう。

セフィア BBの歴代別
スペック

SPEC

  • 18セフィア BB
  • 13セフィア BB
  • 11セフィア BB
品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

基本情報

ボディ
高強度樹脂素材
ローター
高強度樹脂素材
スプールリング
  • アルミ素材
  • アルマイト表面処理
ラインローラー
メッキ表面処理
ハンドル
  • アルミ素材
  • ネジ込式取付
ドラグノブ
樹脂素材
ピニオンギア
超高強度真鍮素材
ドライブギア
HAGANE素材

搭載機能・機構

  • S A-RB
  • X-SHIP
  • コアプロテクト
  • ウォータープルーフドラグ
  • ウォームシャフトオシュレーション

S A-RB

特殊な防錆処理が施されたベアリングです。リールにおいて、回転部に必ず入っているパーツが「ベアリング」です。この部品のおかげで、ハンドルの回転を滑らかにしたり、ラインローラー部ではラインの巻き取りをスムーズにする事ができます。この巻き心地に関わる重要な部品は非常に繊細で、少し水が入り込むだけも錆びやすいです。S A-RBというものは、特殊防錆処理をベアリング自体に施すことで、錆びに対する耐久性が大幅...にアップしているため、リール自体を長持ちさせることに繋がります。

X-SHIP

リールを回転させる駆動ギアの仕組みを見直し、より精度の高いバランスとパワーを兼ね揃えた設計です。大きな違いは、従来のモデルよりもギアを太くする事によってギアの精度を向上させたことです。ギアは太いほど力強く、噛み合わせもしっかりとしたものになります。またその太くなったギアの配置位置を最適な所に見直す設計する事で、太くても爽快なリーリングが保たれています。この頑強なギアの噛み合わせ・ギアの最適配置こそ...が、負荷に強く、気持ちの良い巻き心地を実現する仕組みです。

コアプロテクト

※ 搭載箇所:ラインローラー、ボディ

コアプロテクトとは、シマノのリールの防水機構のひとつのことで、水の侵入経路となりうる隙間にあたるパーツに撥水加工を施し、パーツに触れた水の接触角を100°を超えるようにすると、水が大きな水玉になります。この大きな水玉がシールドの役目をすることで、そこよりも奥への水の浸入を防ぎます。この撥水加工とは、金属表面にフッ素皮膜を作ることですが、方法は塗装、メッキ、スパッタリング、プラズマ処理(イオンプレー...ティング)など、様々な方法があります。コアプロテクトの撥水処理の方法は非公開により明かされていませんが、真空中のイオンプレーティングによるフッ素皮膜形成処理と推測されます。弱点は、水が蒸発してしまうと、残留塩分や細かいホコリなどが入りやすくなってしまうことです。

ウォータープルーフドラグ

ドラグノブに水の侵入を防ぐパーツが装備されているものです。ドラグノブとスプールの間には微妙に隙間があり、ドラグを緩めていたりすると、そこからの浸水を許してしまう可能性があります。これが、サビの原因や劣化、結果としてリール機能の低下を招いてしまいます。そこで、ドラグノブの裏側にゴム製のシールを設置する事で、ドラグノブからの水の侵入を防ぐ事ができるようになっています。雨天であったり、水しぶきを浴びても...内部まで水が入り込みにくい工夫がなされています。

ウォームシャフトオシュレーション

オシレーションとはスプールを上下運動させることを指します。オシレーションをさせるには、「カム式」と、直接ギアを噛み合わせる「クロスギア式」というものがあります。ウォームシャフトオシュレーションというものは、「クロスギア式」でオシュレーションをさせる機構です。ギアの力をダイレクトに伝えるこの方式は、「カム式」と比較をして、力が分散してくれるようになるため、魚が掛かっても巻きが重くなりにくいというメリ...ットがあります。これは、ギア製造の技術力の高いシマノだからこそ成せる技術です。一方でこの機能は非常に複雑であるため、製造コストが上がってしまうというデメリットがあります。低価格のエントリーモデルには導入することができない機能の一つです。

品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格
品番 番手 ギア
最大ドラグ
・耐力
自重 B/R ハンドル
糸巻量 ナイロン
糸巻量(lb)
PE
糸巻量(号)
価格

セフィア BBのライバル
比較対象モデル

RIVAL

アルテグラ

シマノのロゴ

コアソリッドシリーズのエントリーモデルとなるリールです。エントリーモデルでありながら、HAGANEギア・Xシップ・AR-Cスプール・コアプロテクト・Gフリーボディなどシマノを代表するテクノロジーが盛り込まれた、非常にコストパフォーマンスに優れたリールで、しっとりとした心地いい巻き感が魅力的です。セフィアBBとよく似た特徴のリールですが、ワンピースベールが非搭載であることや自重がやや重いです。総合的に見るとセフィアBBの方が優れています。

フリームス

ダイワのロゴ

LTコンセプトの元に作られたフリームスは非常に軽量のリールとなっています。エアローターが搭載されたことにより、レスポンスも高まり、セフィアBBと同価格帯でありながら軽さ・レスポンスの良さはセフィアBBを圧倒します。しかしボディ剛性が非常に低く、少しの負荷でもボディがたわむので、エギングには向きません。エギングに使用するのであれば間違いなくセフィアBBの方が良いと言えます。

エメラルダス

ダイワのロゴ

ダイワのエギングブランド「エメラルダス」の中で最もセフィアBBと価格帯が近いエメラルダスLTはセフィアBB最大のライバルと言っていいでしょう。エギングエントリーモデルでありながらエアローター・ATD・タフデジギアなどダイワが誇るテクノロジーが複数搭載されています。全てダブルハンドルのラインナップなので、シングルハンドルを求める方はセフィアBBを選ぶこととなります。