見えバスの釣り方を解説!サイトに効く動かし方やおすすめワーム、注意点など
作成:2023.08.21更新:2023.08.21
目次
見えているバスを狙って釣るサイトフィッシングはバス釣りの中でも上級テクとされています。この記事を読んでいる皆さんの中にも「サイトフィッシングが苦手!」という方は多いのではないでしょうか?見えバスを釣ることは難しいと思われがちですが、コツを掴んでしまえば、ハイプレッシャーなバスに対しても有効な釣法になってきます。
今回はそんな見えバスの攻略法について注意点や動かし方、おすすめワーム、喰わない時の対処法など幅広い視点で解説していきますので、サイトフィッシングを上達したいという方はぜひご覧ください!
スレ見えバスはサイトで釣りにくい!?
絶対にルアーやワームを見切ってしまうようなスレバスに対してサイトフィッシングは有効でないと考えられる方も多いと思いますが、そんなことはありません。
というのもサイトフィッシングではどれだけバスの"捕食スイッチを入れられるのか"がカギになってくるため、一度スイッチを入れてしまえばバスの中に見切るという考えがなくなります。
もちろんバスの位置ややる気によっては喰わない個体も存在しますがレンジやルアー、アクションなどを変えて、バスのスイッチを入れられるように意識するだけで、スレバスでも口を使わせることは十分に可能です!
見えバス釣り上げる時に気を付けること
見えバスを狙う際に最低限気を付けるべきことを4つご紹介していきます。どれもサイトフィッシングの基本となりますので必ず押さえておきましょう!
人の気配・立ち位置に注意する
見えバスは警戒心が強い個体が多く、アングラーの存在に敏感です。一度人間を見つけてしまうと潜って姿を隠してしまうことも多いため、必ず人間の気配を感じ取られないように行動しましょう。もし見えバスを見つけたら、音が立たないように後ずさりして、しゃがんでキャストするのがベストです。
また、フィールドに到着してすぐに岸際に立つのではなく、ある程度離れた位置からバスがいないか観察する癖を付けると警戒心を抱かれる前に、見えバスを仕留めやすくなります!
着水させる位置に注意する
見えバスを狙う際にはルアーをどこに着水させるか?ということも重要になります。サイトフィッシングの場合、着水音によってルアーの存在を気が付かせることはNGです。
着水音でルアーに気が付くのではなく、バスが自然とルアーを見つけたと思わせるように、バスの通るコースを予想して着水させるようにしましょう。
マッチザベイトを意識する
見えバスがどんなベイトを狙っているのか?ということを見極めて、それにアジャストしたシルエットのルアーを選ぶことも重要です。シーズンやバスの視線、現地のベイトなどをもとにバスが狙っているベイトを割り出しましょう。
今バスが何を食べたいと思っているのか?を常にイメージしながら、ルアーセレクトしていくことで、バスもルアーに対する不信感を感じづらくなります!
偏光サングラスをかける
偏光サングラスを付けることで、格段に見えバスを見つけやすくなります。みなさんの中にもバスを目の前で発見してしまい、逃げられたという経験をした方がいるのではないでしょうか?特に晴れた日は水面の反射で、近づかないと水中の情報が読み取りにくいですよね。
しかし偏光サングラスを付けていれば、水面の反射を気にせず、遠くからでもバスを見つけることができるため、バスに警戒心を与えることなくサイトフィッシングに集中することができます。
見えバスに効果的な動かし方
サイトフィッシングで最も一般的な動かし方についてご紹介していきます。見えバスを狙っているけどいつも上手くいかないという方は、ぜひ今回の動かし方を参考にしてみてください。
1:見えバスが通るコースを予想してキャスト
見えバスを見つけたら、目の前にルアーを着水させるのではなく、バスがこれから通るであろうコースを予想してキャストするのようにしましょう。
ここではルアーの存在を着水音で気が付かれないようにすることが重要になりますので、低弾道なサイレントキャストを練習しておくのがおすすめです!
2:見えバスにルアーを気が付かせる
上手くこちらの誘導に引っかかってくれれば、見えバス自身がルアーを発見してくれます。
3:じっくりと動かし、チェイスまで誘導する
フォールやシェイク、リトリーブといった誘いを加えて、見えバスにアプローチしていきます。
4:喰わせのアクションでバイトに繋げる
見えバスがルアーに近づいてきたら、見切られる前にジャークやトゥイッチ、フォールなどのアクションを加えて、バスに喰わせのスイッチを入れましょう!
5:焦らずにフッキングする
バスがルアーを咥えてUターンしたタイミングでがっつりフッキングさせましょう。バイトした瞬間に焦ってフッキングしてしまうとすっぽ抜けの原因になってしまうので、バイトした後も冷静にバスの動きを観察することが重要です!
最強の対見えバス用ルアーを6つ厳選!
これまで私が使ってきたルアーの中で、見えバスに対してかなり効果を感じたルアーを6つ厳選してみました!もしサイトフィッシングのルアー選びに迷った方は参考にしてみてください。
【レイドジャパン】レベルシャッドスプリンター
ベイトタックル・スピニングタックルの両方で扱えるちょうどいいサイズ感のシャッドで、超タイトなハイピッチアクションが基本となっています。
ジャークやトゥイッチした後にブルブル震える余韻のアクションが最大のキモで、チェイスしてきた見えバスに捕食スイッチを入れる手助けをしてくれます。
私が見えバスで使う際には、フロントフックにわざとラインをかけて奇怪な動きを演出することも多く、予測不能なペンシルベイトのようなアクションによって、思わず口を使ってしまうバスも多いです!
【ジャッカル】ライザーベイト
見えバスに対して手っ取り早くスイッチを入れたい時にはライザーベイトがおすすめです!特に回遊型の見えバスは、じっくりアプローチするよりも、スピード感のあるアクションが効く場合が多いため、ライザーベイトのように逃げ惑うベイトを演出できるルアーが重宝されます。また70mmというサイズ感で、8.2gもウエイトがあるため正確にピンスポットを狙うことが可能です。
【ハイドアップ】旧コイケ
これまでのワームではあまり見なかったウニのような異様な形状をしているワームです。見えバスに使う際はマス針チョン掛けのノーシンカーリグやダウンショットリグがおすすめとなります。旧コイケはシェイクで誘ってもよし!フォールで誘ってもよし!と見えバスへのアプローチ方法も様々で、スレきったバスでも躊躇なく口を使ってしまうほどに、異次元の喰わせ能力を持つワームです。
人気のワームということもあり、品薄状態が続いていますが、もし見かけたら手に取ってみてください!
【レイドジャパン】アビ
アビはフナ虫のような形状をしたワームで、虫にも甲殻類にもイミテーションしてくれます。また、アビはオフセットフックで使用できるため、カバーやストラクチャー周りの見えバスに対しても非常に有効で、吊しでピンスポットを誘うことも可能です!
見えバスへのアプローチとしてはトゥイッチやジャークが非常に有効で、急にバスの視界に出たり入ったりをするため、反射的に口を使わせることができます。
【ビバ】生ガエル
実際のカエルの肉付きやカラーリングをそのまま再現しており、人間でも見違えるほど本物に近いシルエットをしているカエル型ワームです。普段からカエルがいるであろう野池やダム、水路などでのサイトフィッシングに特におすすめで、何の疑いも持たずに見えバスが口を使ってくれます。
アクションとしてはシェイクしながら一定のスピードで巻くだけで、焦って逃げるカエルを簡単に演出することができます。
【ケイテック】スイングインパクト
ケイテックのロングセラーアイテムになっているスイングインパクトはサイトフィッシングにもおすすめのワームです!シルエット自体は一般的なシャッドテールワームとあまり変わらないですが、大きなポイントはスイングインパクトが放つ強烈な臭いになります。この 強烈なイカフレーバーがチェイスしてきた見えバスの捕食本能を刺激し、バイトまで誘導してくれるというわけですね。
スイングインパクトで見えバスを誘う場合はブレードリグやジグヘッドリグ、スモラバなどと組み合わせて使用するのがおすすめになります。
どうしても見えバスが釣れない時の対処法
見えバスの中には、何を投げても見向きもしない気難しいバスが一定数存在します。特に毎日必ず人がいるような人気フィールドではよく起こりがちな現象ですよね。今回は、このような無関心なバスに対して私が効果的だと感じた釣法についてもお伝えします!
その対処法はワームをボトムに"放置する"ことです。私自身この方法で、取り切れなかった見えバスを何度も仕留めてきました。放置が釣れる要因は諸説ありますが、バスからラインの存在を完全に隠せる点やワームの違和感を消せるといった点がスレバスでも騙せる要因になってきます。
皆さんも気難しい見えバスに出会った際は、ワームの放置を試してみてください。
見えバスの釣り方は実践あるのみ!
今回は見えバスの釣り方について徹底的に解説してきました。サイトフィッシングと聞くと難しいイメージを持たれる方も多いと思いますが、一度コツを掴んでしまえば見えバスに対する苦手意識もなくなり、サイトフィッシングの楽しさを存分に味わうことができるでしょう!まずは、ルアーセレクトや動かし方、着水位置などに気を配って見えバス釣りに挑戦してみてください。