ライトゲーム向き?軽量スピニングリールの特徴と代表的なモデルをご紹介!
作成:2022.08.25更新:2022.08.25
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重量はリールを選ぶうえでは非常に大きなポイントです。少し勉強した方ならリールを選ぶときには必ず重量を見るでしょう。軽いことが必ずしも良いとは限りませんが、軽いことが大きな強みとなることが多いのも事実です。今回は超軽量スピニングリールをご紹介します。
軽量リールのメリットとデメリット
軽いリールには軽快な使用感があります。レスポンスが良かったり、重いリールより速いジャークが出来たり、楽だったり、感度が良かったり様々なメリットがあります。その反面で(アルミボディのリールに比べて)剛性が低い、リトリーブの際に手元がブレやすい、ロッドとのバランスが先重りしてしまい全体的に重く感じてしまうなどのデメリットがあります。
軽いリールの材質
当然ですが軽いリールには軽い素材が使われています。具体的に言うとリールのボディやローターに使われている素材で軽いのはカーボンとマグネシウムです。もっと細かい話をするとカーボン素材はモノによって繊維の大きさが違います。また、カーボンをリールの形に成型するために使っている樹脂の種類も違うと思うので、純粋なカーボンではないですしカーボン素材のリール全てが同じ特徴を持つわけではありません。またマグネシウムの純マグネシウムだと水と反応すると燃えたり、ガスが発生したりするので、他の何らかの物質を混ぜているはずです。釣りには直接関係ないですが・・・ちょっとしたネタです。
内部パーツの材質も重量に影響します。ドライブギアが亜鉛なのかジュラルミン系なのか?中間ギアが金属製なのか樹脂製なのか?メインシャフトがステンレスなのかアルミニウムなのか?この辺りもリールの重量に関わってきます。中間ギアやメインシャフトの材質は知りようがないので気にしてもあんまり意味はないですが・・・
リールは後から軽量化できる!
正確には「軽量化できる」ではなく「軽量化できる可能性がある」です。凄く簡単な話ですが、ハンドルを超軽量なモノに変えてしまえば何グラムかは軽くなるはずです。アベイルのスピニングハンドルは凄く軽いですね。ハンドルで軽量化したリールが使いやすいかどうかは別ですが・・・
超軽量リールをご紹介
ゼノン(アブガルシア)
僕の知る限りでは最軽量のリールです(2022年8月現在)。無駄をとことん絞った特殊形状のボディが軽量化の大きな要因です。ボディはマグネシウム製ワンピース Feathermetal™ ギアボックス、ローターとハンドルにはカーボンが使用されておりザ・軽量リールといった感じですが、ベールには耐久性が高いアルミニウムを使うなど、ただ軽いだけのリールではないことが窺えます。
ヴァンキッシュ(シマノ)
軽量リールの王道と言っても良いのではないでしょうか?マグネシウムとCI4+のハイブリッドボディ、CI4+製マグナムライトローター等が軽さの要因です。巻き心地は非常に滑らかで、強度もあり飛距離も最高レベル。現汎用スピニングリールの中では最強の一角を誇ります。
イグジスト(ダイワ)
ダイワのフラッグシップモデルです。定価はなんと10万円オーバー。そんなイグジストも軽さをウリにしているリールです。重量面ではヴァンキッシュやゼノンに劣りますが、上2機種にはないフラッグシップならではの高級感や所有感があります。
ヴァンフォード(シマノ)
コスパ重視の中級モデルです。ボディがフルカーボン、金属が使われていないので安っぽさがあり、剛性も金属と比べると劣りますが十分な実用性があります。重量だけならフラッグシップ級、使いどころを間違わなければ大きな力を発揮します。