【比較】レガリスVSナスキー!ナスキーのモデルチェンジで格差が開いた?
作成:2021.09.27更新:2021.09.27
目次
レガリスとナスキーには決定的な差がある!
いつも比較記事では最終的に「どちらでもいい、好きな方を選ぶべし」と言っている僕ですが、レガリスとナスキーには決定的な差があり、どちらを買おうか悩んでいる多くの方にはナスキーをおすすめします。今回はその理由を解説します。また、例外的にレガリスを選んだ方が良い方もいますのでそちらも合わせて解説します。
レガリスとナスキーの決定的な差はハンドル!
レガリスとナスキーには決定的な差があると言いましたが、それはハンドルです。レガリスはドライブギアにハンドルの軸を差し込み、反対側から別のねじで止める共周り式ハンドル、ナスキーはハンドル軸自体がネジになっていて、ドライブギアに直接固定するねじ込み式ハンドルです。ねじ込み式ハンドルはドライブギアに直接固定できることで、ハンドルとドライブギア間のガタがないため、ハンドルを回したときのパワーロスが少ないです。巻き心地やギアの耐久性にも大きく影響する為、共周り式ハンドルのリールではどうやってもねじ込み式ハンドルのリールには敵わないと言っても過言ではありません。
レガリスとナスキーのギアの違い
レガリスはタフデジギア、ナスキーはHAGANEギアです。どちらも冷間鍛造で形成される高耐久なギアですが材質が恐らく違います。これはあくまでも想像になるのですが、レガリスのギアは亜鉛ダイキャスト、ナスキーのギアは超々ジュラルミンです。こう予想する根拠としては、レガリスに関しては上位機種であるカルディアのギアが亜鉛ダイキャストなのでそれよりも良い素材をレガリスには使わないだろうという事です。ナスキーに関しては下位機種のセドナやサハラのギアも超々ジュラルミンなのでそれよりも下の素材は使わないだろうという事です。超々ジュラルミンの方が高額で、軽量・高耐久です。
レガリスとナスキーの防水性能の違い
ダイワリールの防水機構と言えばマグシールドですが、残念ながらレガリスには非搭載です。ナスキーにはコアプロテクトが搭載されており、防水対策もばっちりです。
レガリスとナスキーの内部構造の違い
ダイワのリールはほとんどがS字カム方式と言われる構造です。シマノはエントリー機種はS字カム方式ですが、上位機種にはクロスギア方式と言われる構造が採用されています。クロスギア方式は近年は安価帯のリールにも採用され始め、ついにナスキーにも採用されることとなりました。ギア周りのパーツが多く、複雑な構造であるクロスギア方式をナスキーという安価帯のリールにまで採用できるシマノの技術力は流石というしかありません。
レガリスとナスキーのパワーの違い
パワーは間違いなくナスキーが上です。ねじ込み式ハンドルであることに加え、ボディ・ローター素材の剛性もナスキーの方が高いです。
レガリスとナスキーの重量の違い
軽さはレガリスが勝ります。レガリスが唯一ナスキーに勝てる部分ですね。2000番サイズという小型番手でも20gも違います。
ほとんどの方にはナスキーがおすすめ!
以上の理由から多くの方にはナスキーをおすすめします。シマノ2021年秋冬新製品であるナスキー。1万円程度の安価でありながらねじ込み式ハンドルとサイレントドライブを新たに搭載した超ハイコストパフォーマンスなリールです。シマノさんやり過ぎでは??
アジンガーにはレガリス!
軽い=良いと言い切ることは出来ませんが、アジングに使うリールは軽いに越したことはありません。10g程度の差ならナスキーを選んでも良いかもしれませんが、20g変わるとなると話は変わってきます。もし自分がどちらかを選ぶなら、ジグヘッド単体のアジングに限ってはレガリスを選びますね。
21ナスキーはコスパ最強クラス!
レガリスもかなり優秀なリールであることに間違いありませんが、ナスキーは強すぎますね。コストパフォーマンスだけで言うならストラディックやカルディアと並んで、最強の一角に入ってくるでしょう。新型コロナウイルス感染拡大の影響により発売時期が未定となっていますが、今後の動きに目が離せません。