それぞれにメリット・デメリットが存在するため自分が釣りをしていてどんなところに重点を置くのか?どんな釣りをやりたいのか?によって決める必要があるでしょう。
左巻きベイトリールのメリット・デメリットをご紹介していきます。(※使う人を右利きと仮定していますので、左利きの方は右巻きのメリット・デメリットとなります。)
左巻きの最大のメリットとして挙げられるのが、手返しの良さになります。利き手でロッドを持っている分、キャスティング時の持ち替えが無くなり、右巻きよりもワンテンポ速いキャスティングが可能です。
特に岸際のカバーやストラクチャーをテンポ良く撃っていくような釣りでは左巻きの便利さが顕著に表れてきます。近距離での釣りが多い方は左巻きベイトリールがおすすめです!
操作性の良さも左巻きベイトリールの大きなメリットの1つです。当たり前ですが、利き手でのロッド操作の方がより自分の思い通りに操作することができますよね。利き手と反対の手でドックウォークやシェイクするとどうしてもうまくできない!という方も少なくないでしょう。ライトリグやジグ系、操作系のトップウォーターなどは左巻きの方がやりやすいと言えます。
左巻きベイトリールのデメリットとして挙げられるのは、リトリーブの安定性です。特に抵抗の大きいルアーを巻いているとロッドの位置が安定しなかったり、巻きスピードがばらついたりなどの弊害が表れてきます。
私自身も左巻きでスピナーベイトやクランクベイトを巻く際に、一定のスピードで巻きづらいなということは常に感じていましたが、右巻きに変えてみるとその現象はほどんど感じないということが分かりました。撃ち物や抵抗の少ないルアーを投げているとわからないデメリットですが、巻物が好きでよく使っている方は左巻きに違和感を感じてしまうこともあるでしょう。
左巻きではアクションがしやすいためアクション中、無意識にタックルが体から離れて行ってしまいます。そのためアタリがあってからラインスラッグを回収してフッキングに至るまでに時間がかかってしまうことで、アワセが遅れがちになるというデメリットが存在するのです。
また、多様な方向からのフッキングも左巻きより右巻きの方が自然に行いやすいため、フッキングの角度や場所が多様な方ほど右巻きの方が扱いやすいと感じるでしょう!
右巻きのベイトリールであれば持ち替えによって疲労を分散することが可能ですが、左巻きはロッドを持ち替える必要がない分、右手で全ての操作をしなければなりません。そのため疲労が右手に蓄積しやすいというデメリットも存在します。また、慣れていない方が左でハンドルを巻くと手首が上手く使えず、腕の力で巻いてしまうこともあるため、巻き疲れしてしまうことのあるのです。
これらのデメリットは慣れの部分も大きいですが、長時間巻きの釣りをする方や今ベイトリールを使っていて疲労感を感じる方は右巻きベイトリールを選んでいただいた方がより快適に釣りができるでしょう!
これまで左巻きベイトリールのメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、やはりこの右巻き・左巻き問題は自分の"慣れ"の部分もかなり大きいと感じます。
私自身も長年右巻きを使ってきた中で、いざ左巻きに変えてみると普通に扱えはするものの、リトリーブやキャスティングに違和感を感じることがありました。しかし、左巻きを使い続けていく中でその違和感はかなり薄れて、今では右巻き以上に快適に扱えるようになっています。
もしこれから左巻きベイトリールを使っていきたいと考えている方は、この慣れの部分を理解して十分に使い込むことで、左巻きの良さをより感じることができるでしょう!
今回は左巻きベイトリールのメリット・デメリットをご紹介していきました。左巻きベイトリールは操作性や手返しの良さなどルアーやリグを扱うことに長けている反面、フッキングやリトリーブ、キャスティングなどの基本動作は右巻きに劣ってしまう場合があります。
しかし、それ以上に右巻き・左巻き問題は慣れの部分も大きく、使い慣れてしまえば気にならないということもあるでしょう。左巻きを検討している方は今回紹介したメリット・デメリットを踏まえて購入を検討してみてください!
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