ベイトリールのラインの巻き方を解説!身近にある2つの物で簡単にラインが巻ける【初心者必見】
作成:2022.08.12更新:2022.08.12

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ベイトリールはスピニングリールよりも綺麗にラインを巻くことが重要になってきます。巻き方が悪いとライントラブルやリトリーブの違和感に繋がってしまうためです。また、ラインが均等に巻かれていないと見た目的にも不格好でかっこ悪いですよね。ベイトリールの性能、見た目を最大化するためにもラインの正しい巻き方は絶対に押さえておきましょう!
今回はそんなベイトリールのラインの巻き方をご紹介していきます。基本的な動作から均等に巻けない時の対処法まで徹底的に解説していきますので気になる方はぜひご覧ください。
ベイトリールにラインを巻く際に必要な物

ベイトリールにラインを巻く際に必要になる物は「濡れたタオル」と「テープ」になります。どちらともラインを綺麗に巻くのに必要になるためぜひご準備ください。
ベイトリールのラインの巻き方は複数個存在しますが、その中でも今回は一人で簡単にできる巻き方をご紹介していきます。
ベイトリールのラインの巻き方
①:ラインをレベルワインダーに通して、スプールに仮止めのシールを貼ります

今回はグリップに装着した状態で巻きますが、グリップ無しでも問題ありません。ただ、グリップがあるとリールが非常に握りやすく、楽に糸巻きが行えます。
仮止め用のシールはどんな種類のものでも問題ありませんが、粘着力が強いと外した時にスプールの底に跡が付いてしまうため、跡が付きにくいマスキングテープがおすすめです!
②:ラインをスプールに結び、余計な糸を切り取ります

スプールとラインの結び方に指定はありませんが、結びコブがあまり大きくなりすぎないように注意しましょう。結びコブが大きいとその分スプールに凹凸が生まれてしまうため、ラインを均等に巻くことの妨げになってしまうことがあります。
②:ラインのボビンを転がらない場所に置きます

机の引き出しや紙袋などのボビンが転がらないような深い場所に置くことで安定して糸巻きが行えます。また、ボビンの横幅が細い場合には倒れないように横から軽く押さえつけてあげると安定してラインを巻くことができます。
③:濡れタオルでテンションをかけながらラインを巻きます

親指と人差し指でタオルの上からラインを掴み巻いていきます。巻き始めはラインがスプールを滑らないように弱い力でゆっくりと巻いていくのが良いでしょう。
ラインがスプールに移ってきたら、強い力でテンションをかけながら巻いていきます。抵抗の大きいルアーを巻いている時くらいテンションを強めて巻くのがおすすめです。
また、あまり速く巻きすぎるとスプールに偏りができたり、固定されたボビンが転がってしまったりするため、一定速度をキープしながらゆっくり巻いていきましょう。
④:適正糸巻き量まで巻いたら完成です

ベイトリールの適正糸巻き量はスプールエッジから下1mm付近になります。これ以上巻いてしまうとバックラッシュが起こりやすくなるため適正値まででおさえておきましょう。
また、釣りの種類によってはハーフラインや適正値の8割が最適な場合もありますので、皆さんの釣りスタイルに合った適正糸巻き量を探してみてください!
下糸を使用する場合の巻き方
①:下巻きの量をチェックします
下糸とメインラインをどれくらいずつ巻くかを事前に決めます。もしどれだけ下糸を巻けば良いかわからない方はシマノの公式ホームページにある「糸巻き量計算ツール」を活用してみましょう。
スプールのスペックと下巻きラインの情報を入力することで、下糸と本メインラインの量を瞬時に割り出すことができます。
②:下糸になるラインをベイトリールに巻きます

下糸は実際の釣りに使うラインではありませんがメインラインの土台となりますので、より強いテンションをかけながら巻くことをおすすめします。
③:下糸とメインラインを10秒ノットで結びます

下糸を巻き終えたら、次はメインラインと結びます。メインラインとの結び方も特に指定はありませんが、結びコブが小さく、素早く結べる通称「10秒ノット」がおすすめです。
10秒ノットの組み方は下記の記事で紹介しています。
④:本ラインを適正量まで巻いたら完成です

ラインが偏って巻かれてしまう方は巻き方を見直そう
ベイトリールにラインを巻いていると何故か真ん中や両端に偏ってしまうということはありませんか?今回はそんなラインの偏りについての対処法もご紹介していきます。
対処法①:メカニカルブレーキの調整

メカニカルブレーキが緩い状態だとスプールに微妙なカタつきが発生します。そのカタつきによってラインが均等に巻けないことがあるため、ラインを巻く際にはスプールが動かなくなるまでメカニカルブレーキを調整することが一つの対処法です。
対処法②:レベルワインダーと指の動きを合わせる

テンションを掛けている指を真ん中で固定していると、両端にラインが巻かれる際にレベルワインダーの円の内側を通ってしまうためスプールのエッジまでラインが届かず、ラインが均等に巻けないという状況に陥ります。
対処法はレベルワインダーの動きとテンションを掛けている指の動きを合わせることです。レベルワインダーに動きを合わせることによって両端ギリギリまでラインを行き渡らせることができるため、ラインが偏らず綺麗に巻くことができます。
ベイトリールにラインを巻く専用アイテムをご紹介
上記では身近にある物でできるラインの巻き方をご紹介しましたが、最近ではセッティングするだけで素早く巻き替えができるベイトリール専用のライン巻き機も多数存在します。釣り場で巻き替える機会が多い方や糸巻きに偏りができてしまう方はライン巻き機を使ってみることも一つの方法です!
【第一精工】高速リサイクラー2.0
ディスクや棚の隙間に挟むことで固定されるタイプのライン巻き機です。シャフトの幅を調整することによって常に一定のテンションで巻き続けることができます。
また、高速リサイクラーのもう一つの特徴は空のボビンにラインを移せることです。ラインを巻き替えたいけど今入っているラインを捨てるのはもったいない!という状況でも巻いてあるラインをボビンに戻ることが可能なのでライン代の節約に繋がります。
【第一精工】吸盤ラインマーキー
吸盤タイプのライン巻き機なので車のボンネットや机などあらゆる場所に固定してラインの巻き替えが可能です。そのため1つ車に積んでおくと釣り場での巻き替えが素早くできるので、釣り場での巻き替えが多い方に特におすすめのライン巻き機になります。
【第一精工】スーパーラインマーキー
どこかに固定する必要がなく、リールを所定の位置にセットするだけでラインの巻き替えが可能なアイテムになります。ラインを巻くとホルダーが自動で回転して糸ヨレを取ってくれるため糸ヨレが起こりやすいPEラインを巻く頻度が多い方にもおすすめです!
ベイトリールで綺麗にラインを巻くには巻き方が重要!

今回はベイトリールのラインの巻き方について基本的な動作や上手くいかない方の対策法を解説していきました。ベイトリールで均等にラインを巻くには「メカニカルブレーキの調整」「レベルワインダーに沿って指を動かす」の2点がポイントになります。皆さんもラインが綺麗に巻けない時に試してみてはいかがでしょうか?
ラインを綺麗に巻くことはトラブルを解消することにも繋がりますし、何よりベイトリールのカッコよさをより引き立ててくれることにも繋がります。