16 ストラディック CI4+ 2500HGS

シマノ

16 ストラディック CI4+ 2500HGS Instagram @oldladyanglerさんの投稿
定価
¥ 31,000
 価格
¥ 28,980
番手
2500
ギア比
6
ドラグ/耐力
4kg
自重
185g
B/R
6/1
巻上長/回転
88cm
ハンドル長
55mm
ナイロン糸巻量
20-110 / 22-95 / 30-70
PE糸巻量
0.6-200 / 0.8-150 / 1-110

搭載の機能・素材

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【2020年】現在でも通用する性能!16ストラディックCI4+2500HGSについてインプレッション

シマノのミドルクラスに位置する16ストラディックCI4+2500HGSをインプレッションします。デビュー当初、その圧倒的な軽さと感度の高さで注目を集めました。しかし同価格帯のリールが大幅に改良された今、このリールの性能が通用するのか気になる方も多いのではでしょうか?そこでこの記事では、ストラディックCI4+の特徴はもちろん、現行のミドルクラスとの違いや実際の使用感についても解説していきます。

ストラディックシリーズとは

ストラディックシリーズは、バイオマスターの後継機として2015年に初めて発売されたリールです。実売価格18,000円前後のミドルクラスでありながら、その滑らかな巻き心地とハイエンド機種に迫る技術の搭載で支持を集めています。また耐久性の高さも特徴的で、4000番以上の番手はライトショアジギング等でも十分に活躍します。よりソルトウォーター向けにカスタマイズされた「17ストラディックSW」というモデルも存在ており、シリーズ全体で選択肢が多いのが特徴です。なお今回インプレッションする「16ストラディックCI4+」はレアニウムCi4+の後継機として誕生しており、通常のストラディックとは一線を画すモデルです。

16ストラディックCI4+の特徴

通常のストラディックは巻きの滑らかさと耐久性を重視した「コアソリッドシリーズ」に分類されますが、16ストラディックCI4+は軽さと感度を重視した「クイックレスポンスシリーズ」です。同じ名前ではありますが、性能はまるで違います。この項目では、通常のストラディックに搭載されていない技術を交えながら、16ストラディックCI4+の特徴について解説します。

※参考記事:シマノの「コアソリッド」と「クイックレスポンス」の違いを解説

CI4+素材の採用

CI4+は、軽さと剛性を両立したカーボン製の素材です。この素材はボディとローター部分に採用されており、リール全体の軽量化に貢献しています。2500Sで185gという軽さは、当時の同価格帯の機種の中ではトップクラスでした。この数字は2020年現在でも十分に通用するもので、16ストラディックCI4+の性能の高さが伺えます。

マグナムライトローター搭載

16ストラディックCI4+には、「マグナムライトローター」と呼ばれるローターが搭載されています。このローターは、左右非対称の形状で回転にかかる慣性を抑え、巻きの軽さや感度を向上させます。クイックレスポンスシリーズのほとんどにこの「マグナムライトローター」が採用されており、シリーズを象徴する技術の1つです。

19ストラディック、18カルディアLTとの違い

ここまで16ストラディックCI4+の特徴について解説してきましたが、通常のストラディックシリーズや似た特徴を持つ18カルディアLTとの違いについて知りたい方も多いのではないでしょうか?そこでこの項目では、19ストラディック2500SHG18カルディアLT2500S-XHとの違いについて解説します。

19ストラディック2500SHGとの違い

19ストラディック2500SHGの重さは220gと決して軽くはありませんが、滑らかな巻き心地と金属製ボディによる剛性の高さは魅力的です。「マイクロモジュールギアⅡ※1」や「サイレントドライブ※2」など、ハイエンド機種にのみ搭載されていた最新技術が詰め込まれており、値段以上の性能であることは間違いありません。特性は大きく異なりますがベアリング数やドラグ力は変わらないため、使用する釣りに合わせて選ぶと良いでしょう。※1歯面を再設計し直したギアで、ノイズ低減と滑らかなフィーリングを可能にする技術※2ドライブギアやウォームシャフトといった駆動系のパーツを全て見直し、ガタや揺れを極限まで抑えることで回転性能を向上させる技術

18カルディアLT2500S-XHとの違い

ダイワの18カルディアLT2500S-XHは、16ストラディックCI4+2500HGSと同じ185gという軽さが特徴です。しかし実売価格は20,000円前後と16ストラディック+に比べて少々安く、軽さを重視しつつもコストを抑えたい方にはこちらがおすすめです。18カルディアLTもベアリング数に違いはなく、基本的な性能レベルは変わりません。

16ストラディックCI4+2500HGSの良い点

2020年現在でも通用する軽さ

シーバス

16ストラディックCI4+2500HGSの185gという重さは、現行のミドルクラスとも十分張り合えます。ロックフィッシュやチヌ・シーバスなどを幅広く狙うライトゲームではその軽さを機動力にランガンすることが可能で、激しいアクションを多用するエギングではアングラーの疲労を大幅に軽減してくれます。

高感度でわずかな変化も把握可能

マグナムライトローターによる巻き感度の高さもメリットの1つです。ライトゲームにおいて、潮流の変化や地形の変化は大きなチャンスになります。2500HGSという番手はアジングやメバリングでの使用は難しいかもしれませんが、それ以外の釣りでも感度の高さは存分に発揮してくれます。気持ち細めのラインと組み合わせれば、より繊細な釣りにも対応可能です。

16ストラディックCI4+2500HGSの悪い点

現在も価格が落ちていない

発売から数年経った16ストラディックCI4+ですが、2020年5月現在でも値下がりせず実売価格23,000円前後で販売されています。最新のラインナップならコストを抑えて近い性能のリールを探すことが可能なため、このリールを選ぶべき理由が薄まってしまうのも事実です。

年式が古い

ストラディックCI4+は2016年に発売されたリールであることから、近々次のモデルが発表される可能性があります。2019年には通常のストラディックもモデルチェンジが行われ、同じ価格帯のリールの性能も向上しています。必ず次のモデルが出るとは断言できませんが、16ストラディックCI4+を今購入するのは得策ではないかもしれません。もちろん、このリールのデザインやフィーリングに強いこだわりがあれば全く問題ありません。さきほど触れたように、性能自体は現在でも十分通用します。

16ストラディックCI4+2500HGSが向いている人

16ストラディックCI4+2500HGSは、ライトゲームやエギングでの使用を検討している方におすすめのリールです。185gという2020年現在でも通用する軽さとクイックレスポンスシリーズらしい感度の高さは、繊細な釣りを快適に楽しむための大きな武器になります。また、赤と黒を使用した高級感のあるデザインとシマノ製のリールらしいフィーリングは唯一無二です。多少の価格差は気にせず、見た目とメーカー特有の使い心地にこだわりたい方には最適なリールといえます。

16ストラディックCI4+2500HGSが向いていない人

負荷の大きい釣りで使用する場合は、通常のストラディックをはじめとしたコアソリッドシリーズのリールが適しています。16ストラディックCI4+はあくまで軽さや感度を重視したリールで、大きい魚とファイトするには力不足です。また現在では16ストラディックCI4+に近い性能を持つリールが増加しており、より安く入手可能な機種もあるためコスパを重視する方にはおすすめできません。

現在でも十分活躍する性能を持つが、コスパは低い

今回は軽さと感度が特徴のストラディックCI4+2500HGSについてインプレッションしました。2016年に発売されたモデルとは思えないその軽さは、様々な魚種を対象にしたライトゲームやエギングに最適で、現行のミドルクラスにも引けを取りません。マグナムライトローター搭載で感度が高く、潮流や地形のわずかな変化も正確に把握できます。ただし、発売からかなりの年数が経っているため、コストパフォーマンスは期待できないことに注意が必要です

この記事を書いた人

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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