18 フリームス LT2000S

ダイワ

18 フリームス LT2000S Instagram @tsuri_yanagiさんの投稿
定価
¥ 16,300
 価格
¥ 8,999
番手
2000
ギア比
5.2
ドラグ/耐力
5kg
自重
190g
B/R
5/1
巻上長/回転
68cm
ハンドル長
-
ナイロン糸巻量
3-150
PE糸巻量
0.4-200

狙えるターゲット魚種

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

ライトゲーム初心者はまずこの一台!18フリームスLT2000S

今回はダイワの18フリームスLT2000Sについてインプレッションしていきます。エントリークラスには各メーカー様々なモデルを展開しており、このリールを買うべきか悩んでいる方も多いかと思います。そこで今回は、18レガリスや17アルテグラといった、価格帯の近いリールとの違いについても解説します。

18フリームスLT2000Sの特徴

まずは18フリームスLT2000Sの特徴について解説していきます。エントリークラスのリールで気になりやすい重さやガタつき、ライトゲームで重要になる感度や操作性に関連する項目を中心に見ていきましょう。

LTコンセプト

18フリームスLT2000Sは、モデルチェンジによってLT(LIHGT TOUGH)コンセプトモデルに生まれ変わりました。前作の15フリームス2004が重さ250gだったのに対し、18フリームスLT2000Sの重さは190gとかなり軽量化されています。従来のエントリーモデルは重さが大きなネックとなり、敬遠していた方も多いと思いますが、この数字なら十分快適に釣りができるでしょう。重さは感度にも大きく影響するため、軽量化はライトゲームでも嬉しいポイントです。また、LTコンセプトとして耐久性の面にも手が加えられています。上位機種にも搭載される「タフデジギア」を搭載することで、精度・強度ともに従来よりも高い耐久性を実現しています。その分巻き心地も向上し、上位機種並みとまではいきませんが、エントリークラスのリールとしては非常に滑らかです。

※参考記事:タフデジギアとは - 具体的な説明と搭載されているダイワのリール機種一覧

新たにねじ込み式ハンドルを採用

前作15フリームスでは供回り式ハンドルが採用されていましたが、18フリームスでは新たにねじ込み式ハンドルが採用されています。エントリークラスの多くは供回り式ハンドルで、巻き感の悪さやガタつきが気になることがありました。ライトゲームでは、ガタつきがあると細かな操作が難しくなったり、当たりに集中できなくなったりと、かなりのデメリットです。また、供回り式は止めネジを締め直す手間もかかります。

エントリーモデルながらマグシールド搭載

ミドルクラス以上では標準装備とも呼べるマグシールドですが、エントリークラスの18フリームスにも搭載されています。エントリークラスの弱点として、短期間の使用でも塩ガミなどのノイズが発生しやすく、すぐに買い換えなくてはならないというものがありました。マグシールドは、磁気を持った特殊なオイルで壁を作ることで異物の侵入を防ぎます。これにより18フリームスは、エントリークラスながらも長い間使用できるリールとなっています。

18レガリス、17アルテグラとの違い

次は、18フリームスの下位機種にあたる18レガリス、同価格帯で販売されているシマノのエントリーモデルである17アルテグラとの違いに迫っていきます。これらのリールは、特に18フリームスと悩まれる方の多いリールではないでしょうか。詳しく見ていきましょう。

18レガリスLT2000Sとの違い

18レガリスLT2000Sは、実売価格7,000円前後で販売されているエントリークラスのリールで、18フリームスの下位機種にあたります。重さは変わらず190gですが、ハンドルが供回り式であったり、マグシールドが搭載されていないといった違いがあります。価格差としては5,000円ほどです。淡水での使用をメインとされる方や、エサ釣りのように頻繁にリールを巻かない釣りで使用される方は、18レガリスLT2000Sを選んでも問題ないでしょう

17アルテグラC2000Sとの違い

17アルテグラC2000Sは、シマノ製のエントリーモデルです。重さは205gと少々重めで、巻きの滑らかさや耐久性を重視した「コアソリッドシリーズ」に属します。ベアリング数や1回転あたりの糸巻量にはほとんど違いがなく、質感の好みや釣りのスタイルでどちらが適しているかが決まります。17アルテグラC2000Sはダイワ製リールのようなクイックな巻き感ではないため、巻き物をメインで使用する釣りにおすすめです。頻繁にルアーを止めたり、細かく動かす必要がある場合は18フリームスLT2000Sのほうが良いでしょう

18フリームスLT2000Sの良い点

コストパフォーマンスが高い

18フリームスLT2000Sは、非常にコストパフォーマンスの高いリールです。ねじ込み式ハンドルの採用やマグシールドの搭載など、他のエントリーモデルにはほとんど見られない技術が詰め込まれています。より繊細な釣りに使用したり、質感にこだわらなければ、十分快適に釣りが楽しめるでしょう。

長期の使用にも耐える

エントリークラスのリールの弱点だった耐久性も、マグシールドの搭載などによって解決しています。一般的に必要なメンテナンスを行っていれば、長い間使用することが出来るでしょう。

18フリームスLT2000Sの悪い点

ラインローラー部のベアリングは非搭載

これは細いラインを使用するライトゲーム特有の問題ですが、ラインローラーの滑らかさはトラブルの少なさや魚のバラシにくさに直結します。ベアリングは購入した後で追加することが可能なので致命的な問題にはなりませんが、ライトゲームを快適に楽しみたい場合、そのままでの使用はストレスを感じるかもしれません。

上位機種のような質感は期待できない

釣りをストレスなく楽しむという点では十分に評価できる18フリームスLT2000Sですが、より上位の機種で感じられる質感の良さはありません。価格を考慮すると当然かもしれませんが、道具としての満足感を求める方には少々物足りないリールになるでしょう。

おすすめできる釣りのスタイル

堤防釣り

18フリームスLT2000Sは、コストを抑えてライトゲームを楽しみたいという方におすすめのリールです。余程繊細でリールの性能が必要な釣りでなければ、どんなスタイルでもオーソドックスに対応できます。これからライトゲームを始めたいという初心者の方も、まずこのリールを選んでおけば問題なく釣りを始められるでしょう。ただ先程触れたように、ベアリングの追加はやっておいた方が無難です。トラブルを減らすことが可能ですし、集中して釣りに臨むことができます。

他のリールが適したスタイル

より繊細な操作が求められる場合、18フリームスLT2000Sはおすすめできません。高プレッシャーで、僅かなアクションの違いでも食ってこないような状況では、リールの感度やノイズの少なさがより重要になってきます。

高コスパで初心者にもおすすめの一台

今回はダイワのエントリークラスに位置する、18フリームスLT2000Sについてインプレッションしました。エントリークラスのリールにありがちな弱点を克服し、釣りをする上では必要十分な性能を持っています。ラインローラーのベアリング非搭載など少々気になる部分もありますが、コストパフォーマンスが高く、初心者の方が購入する初めての一台にもおすすめです。

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島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)


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