18 フリームス LT1000S

ダイワ

Instagram @prl.40さんの投稿
番手
1000
ギア比
5.2
ドラグ/耐力
5kg
自重
185g
B/R
5/1
糸巻量/回転
64cm
ハンドル長
-
ナイロン糸巻量
2.5-100
PE糸巻量
0.3-200
価格
¥ 9,800

狙えるターゲット魚種

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

【ライトゲーム】18フリームスLT1000Sは専用機じゃないけど快適?

今回は、ダイワの18フリームスLT1000Sについてインプレッションしていきます。エントリークラスの1台で、コストパフォーマンスの高さが注目されていますが、実際の使用感や耐久性はどの程度のものなのでしょうか。1000番ということで今回はライトゲーム専用機の2台と比較しながら解説していきます。

18フリームスLT1000Sの特徴

まずは18フリームスLT1000Sの特徴について解説していきます。1000番なのでライトゲームでの使用がメインになると思われますが、軽さや感度はどの程度のものなのでしょうか。搭載される技術から、これらの要素を紐解いてみましょう。

LTコンセプト採用

18フリームスLT1000Sは、LT(LIGHT THOUGH)コンセプトを基に設計されたリールです。LTコンセプトでは細部まで軽量化を施し、ギアを大径化して耐久性を確保することを目的としています。これにより、18フリームスLT1000Sは185gという軽さを実現しています。15フリームスと同番手で比較すると、60gもの軽量化です。ライトゲームでは感度・操作性が重要になるため、必然的に軽量なリールが好まれます。実売価格11,000円のリールで、これだけの軽さが手に入るのは嬉しいポイントです。

ねじ込み式ハンドル

エントリークラスのリールは、供回り式ハンドルを採用している場合がほとんどですが、18フリームスLT1000Sではねじ込み式ハンドルを採用しています。供回り式ハンドルはガタつきが発生しやすく、潮の変化やアタリを感じ取るのが重要な釣りではストレスになります。ねじ込み式ハンドルは、供回り式に比べてガタつきが小さく、ライトゲームでも快適に扱うことが可能です

ATD(オートマチックドラグシステム)

感度、操作性に続いて重要なのが、ドラグ性能です。ライトゲームでは非常に細いラインを使用することが多く、ラインへの負荷は極力抑える必要があります。また、アジを狙う場合は、「口切れ」でのバラシにも注意しなければいけません。ATD(オートマチックドラグシステム)は、ドラグ値を弱く設定していても安定してラインを放出し、一定のテンションを保ったまま魚を走らせることができます。数年前まで、エントリークラスのドラグはおまけ程度のものでしたが、ATDが搭載された18フリームスLT1000Sのドラグは必要十分なレベルです。

18月下美人MX、18ソアレBBとの違い

ここまでの解説で、18フリームスLT1000Sの特徴については分かったかと思います。次はこの特徴を踏まえ、18月下美人MX18ソアレBBというライトゲーム入門機の2台と比較していきます。価格差はほとんどありませんが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

18月下美人MX LT1000S-Pとの違い

18月下美人MX LT1000S-Pは、実売価格13,000円前後で販売されるライトゲーム入門機です。月下美人シリーズらしい赤と黒のカラーリングが目を引きます。18フリームスLT1000Sとの主な違いは、ラインローラーの数です。18フリームスLT1000Sが5/1なのに対し、18月下美人MX LT1000S-Pは2つ多い7/1となっています。この2つのベアリングはスプール内に搭載されており、より滑らかなドラグ性能を可能にします。また、ギア比が低く1回転あたりの糸巻量は60cmとよりライトゲームに特化した仕様です。少し予算に余裕があり、ライトゲームでの快適性を更に高めたいという方は、18月下美人MX LT1000S-Pが良いでしょう。ただ、特徴的なカラーリングは好みが分かれるため、落ち着いたデザインを求める方にはおすすめできません。

18ソアレBB C2000SSPGとの違い

18ソアレBB C2000SSPGは、シマノ製のライトゲーム入門機です。こちらはオレンジと黒がベースカラーとなっています。ベアリング数は18フリームスLT1000S同様5/1で、重さは200gと少々差があります。3機種の中で最もギア比が低く、1回転あたりの糸巻量は57cmです。ライトゲーム専用機としての個性はあまり感じられませんが、よりスローな釣りが求められる状況では良い選択肢になり得るでしょう

18フリームスLT1000Sの良い点

コストパフォーマンスが高い

これは18フリームス全体に言えることですが、非常にコストパフォーマンスの高いリールとなっています。実売価格11,000円前後のエントリークラスながらも、ねじ込み式ハンドルを採用やマグシールドの搭載など、年式の古いミドルクラスと遜色ない仕様です。どのリールを買うべきか分からないという初心者の方でも、このリールを選んでおけばまず間違いありません。

気を使わずに使える

上位機種では性能が向上する反面、取り扱いに気を使う必要が出てきます。中には複雑な機構を備えているものもありますし、高価なリールに傷をつけたくないという気持ちになります。18フリームスLT1000Sはエントリークラスのリールですし、気軽に使い込んでいくことが可能です。まだリールの扱いに慣れていない初心者の方にも良いでしょう。

18フリームスLT1000Sの悪い点

剛性・耐久性には期待できない

18フリームスLT1000Sは、ボディにDS5、ローターにDS4と呼ばれる樹脂を採用しています。これらの樹脂は、上位のZAION素材や金属素材に比べて剛性・耐久性が低く、負荷の大きい釣りでの使用には向きません。また、18フリームスは軽量化に特化している分、リールフットやボディの歪みが顕著です。ライトゲームであればそれほど剛性・耐久性にこだわる必要はありませんが、大物狙いの方や釣行回数の多い方には適さないでしょう。

ガタつきの発生

エントリークラスのリールには付き物のガタつきの発生。18フリームスLT1000Sも例外ではありません。釣行を重ねるごとに、ギアやハンドルのガタつきを感じるようになります。ハンドルに関しては個体差があり、ガタつきの少ないものと多いものが混在しているようです。価格帯の低いリールなのである程度の個体差は仕方ないでしょう。

おすすめできる釣りのスタイル

18フリームスLT1000Sは、ライトゲームを初めたい初心者の方や、中・上級者のサブ機におすすめできるリールです。185gという軽さやATDの搭載、ねじ込み式ハンドルの採用など、この価格のリールとしては十分な性能を持ちます。低価格な分気軽に扱えますし、サブ機として車に常備しておいたり、ご家族用として持っておいたりと、様々な用途に答えられるリールです。

他のリールが適したスタイル

より本格的にライトゲームに挑戦したい方や、大物狙いで使用される方、ヘビーに使い込めるリールを探している方には、18フリームスLT1000Sはおすすめできません。18フリームスは汎用機シリーズですし、ライトゲーム専用機に比べてあと一歩及ばない印象があります。また、剛性・耐久性が優れているリールではないため、大型のアジやメバル相手ではファイトしづらいでしょう

まずはこの1台からステップアップ

今回インプレッションした18フリームスLT1000Sは、ライトゲーム初心者に向けた1台という印象でした。エントリークラスのリールとしては十分な性能で、ひとまず釣りを楽しむには問題ありません。ただし、剛性や耐久性に関しては決して良いとはいえず、ヘビーユーザーには適さないリールでもあります。まずはこのリールで慣れてから、本格的なリールにステップアップすると良いでしょう

この記事を書いた人

島国アングラー
まつや

 アオリイカ、クロダイ、シーバス、アジ、ハタ、エギング、落とし込み、天草地方(熊本県)

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