ワインドは青物狙いに効果アリ!状況に応じてショアジギングと使い分ける

作成:2019.10.28更新:2021.08.20

ワインド釣法用のソフトルアーをクーラボックスの上に2つ並べている

タチウオだけでなく青物全般に有効なワインド

ルアーをうねるように左右に動かすワインドはタチウオを狙う釣法として知られています。ではタチウオにしか効果がないのかというとそんなことはありません。ワインドはルアーのダートアクションで食わせる釣法ですが、ダートの動きが逃げ惑う小魚に見えるため、タチウオ以外の青物にも抜群の効果を発揮します。

今回はワインドで青物を攻略するための使い方やタックルについてだけでなく、実釣中にやってしまいがちなミスや、青物の定番であるショアジギングとの使い分けについても徹底解説します。

青物狙いのワインドで使えるルアーには2種類ある

ワインドでは基本的に2種類のルアーが存在しています。ワームを使い、ワインドでよく使用されているソフトルアーと、メタル素材やプラスチック素材等で作られるハードルアーです。分かりやすく言えば文字通り柔らかいか硬いかの違いですが、ソフトルアーにもハードルアーにもそれぞれ長所短所があります。青物を狙う上でも、それぞれの向き不向きを知っておくことで状況に応じた使い分けが可能になるので、早速チェックしていきましょう。

ナチュラルな動きが強みのソフトルアー

ワインド釣法用のソフトルアーをクーラボックスの上に3つ並べている

ソフトルアーのメリット

ワームをジグヘッドにつけて使われるソフトルアーは、何よりも柔らかいことでナチュラルなアクションを生み出すことができます。ナチュラルなアクションは魚に違和感を与えにくいため、スレにくいというメリットを持っています。食いが渋い状況にも強く、なかなかアタリがないといった状況で使うことをおすすめします。

ソフトルアーのデメリット

食いが渋い状況に強いソフトルアーですが、デメリットを挙げればアピール力が弱めということになります。魚の活性が高いマズメ時にしっかりとアピールさせても、ナチュラルなアクション故に魚が気付かないなんてことにも。他にも歯の鋭いタチウオやサゴシなどが掛かった場合、ワームを噛みちぎられるということも珍しくありません。ソフトルアーを使用する際は、交換用のワームを用意しておくようにしましょう。

抜群の飛距離が強みのハードルアー

ワインド釣法用のハードルアーをクーラボックスの上に3つ並べている

ハードルアーのメリット

ハードルアーはソフトルアーとは違い、ワームを使用しないため硬いボディが特徴的。そのため風の抵抗を受けにくく、飛距離を稼ぐことに秀でています。比重のあるボディなのでボトムも取りやすく、任意のレンジを攻めやすいことも大きなメリットです。青物狙いの場合は沖の潮目を狙ったりボトムを狙ったりすることが多いので、大きな強みとなりますね。それだけでなく、歯の鋭いタチウオやサゴシが掛かっても噛みちぎられることがないのもハードルアーならではの強みです。

ハードルアーのデメリット

しかし、その反面ハードルアーはスレやすいという一面を持っています。ハードルアーはソフトルアーよりも激しい動きになりがちなのに加え、スプリットリングの擦れる音が魚に違和感を与えてしまいます。食いの渋い状況ではハードルアーは向かないので、マズメ時の活性の高い時間帯に使用することをおすすめします。

ソフトルアーとハードルアーのどちらを選べば良いのか

ソフトルアーとハードルアーにはそれぞれ一長一短あることが分かりましたが、結果的にどちらを選べば良いのか疑問を抱く方もいらっしゃると思います。もちろんソフトルアーとハードルアーの両方を揃えておくことがおすすめですが、ルアーはそんなに安い物ではないので厳しいなんてこともあります。筆者もその一人です。

どちらを選べば良いのかとなった場合は、まずはソフトルアーを選ぶことをおすすめします。ハードルアーよりもラインナップ数が多いことに加えて、ワインドに慣れていない状態でもフォールの動きがナチュラルな動きになるので青物が食ってくる確率が上がります。また、重量も軽めなのでしゃくる際の力を軽くすることができ、疲労の軽減にも繋がります。

ソフトルアーを使ったワインドに慣れてきたら、ハードルアーを使って青物を狙うことにチャレンジしていきましょう。

ワインドのアクション方法はとてもシンプルで簡単

ワインドはロッドをしゃくることでダートアクションを生み出しますが、そのアクションはいたってシンプル。ルアーをキャストした後、任意のレンジまでルアーをフォールさせます。任意のレンジまでフォールさせた後は一度糸ふけを取り、ロッドを2時の方向まで上げます。ロッドを上げた後にロッドを下げると糸ふけができるので、リールを巻かずに軽い力で糸ふけを弾くイメージでロッドをしゃくります。そうするとラインが張った瞬間に力がルアーに加わるので、ダートアクションが生まれます。

このダートアクションを連続して行いますが、一度ロッドをしゃくるとルアーがアングラー側に近づいてくるのでロッドを下げる動作と同時にリールを一巻きします。そして、またリールを巻かずにロッドをしゃくり上げるという動作を繰り返せばワインド釣法になります

ショアジギングのようにしゃくる動作とリールを巻く動作を同時に行う必要がないので、初心者アングラーでも簡単に行うことができますよ。

ワインドは焦らず確実にダートさせるのがコツ

ワインドのアクションを行う際は焦らず確実にダートさせる意識を持つことが大切。早くても1秒に1回のアクションで十分なので、周りが釣れている状況だからといって焦って早くしゃくりすぎないように気をつけましょう。ワインドに慣れていない間は2秒に1回の遅めのペースでも良いので、確実にルアーにダートアクションをさせるように意識しましょう。

ワインドでやってしまいがちなミスをなくして釣果アップを狙おう

ワインドをしているとやってしまいがちなミスがあります。これらのミスはアングラーが気付かない内にやってしまっていることがほとんどなので、実釣中でも忘れることのないようにしておきましょう。常に頭の片隅に置いておけば、釣果アップに繋げることができるので要チェックですよ。

早すぎるアクションでダートできていない

ワインドのアクションは早ければ良いというものではありません。早すぎるアクションではルアーがダートしようとしていてもその動きを妨げてしまい、ただルアーを引っ張っているだけになってしまいます。これではダートアクションが生まれないので青物にアピールすることができず、釣果に恵まれることはありません。頭の中でゆっくりとカウントを取ればしっかりとダートアクションをさせることができるので、ロッドをしゃくる間隔が早くないか注意しておきましょう。

ロッドを強くしゃくりすぎて綺麗なダートを生み出せていない

ロッドをしゃくる際はついつい力が入ってしまいがちになりますが、ワインドにおいてこの行為は良くありません。ロッドを強くしゃくるということはルアーを引っ張る力が強くなることになり、綺麗なダートアクションにならずに違和感のある動きになってしまいます。魚は違和感のある動きには非常に敏感なため、少しでも違和感のある動きになると見向きもしなくなるなんてことも。ロッドをしゃくる際はリラックスした状態で、軽い力でラインスラッグを弾くイメージで挑むようにしましょう。綺麗なダートアクションを生み出すことができれば青物が掛かる確率も上がり、良い釣果が期待できますよ。

ワームが曲がっていてもそのままキャストしてしまう

ワインドをしている際にやってしまいがちなミスとして最も多いのがワームが曲がった状態でのキャストです。ハードルアーであれば関係ありませんが、ジグヘッドにワームを刺して使用するソフトルアーの場合にはそうもいきません。最初は綺麗にまっすぐ刺していても、ダートアクションによってずれたり魚がアタックしてきたことでずれたりと、ずれることが非常に多いです。ワームが曲がったままダートアクションをさせると綺麗なダートアクションが生まれないため、釣果が悪くなってしまいます。ワームが曲がっていないかどうかを確認してからキャストすることを癖にしておくようおすすめします。

ワームが曲がっているかどうかを確認する方法として、軽くちょい投げをして表層をただ巻きで泳がせる方法があります。まっすぐアングラーの方に泳いでくればまっすぐ刺さっていますが、斜めに泳いだり変な方向に泳いでいる場合はワームが曲がっていますので修正するようにしましょう。

ワインドで青物を釣る確率を上げる方法

ワインドは青物を狙いやすい釣法ですが、闇雲にキャストしているだけではせっかくの青物も釣りあげることができません。どこを狙えば青物と巡り合えるのかを知っておくことで、釣果アップに期待を持つことができるのでぜひ押さえてほしいポイントです。それでは早速見ていきましょう。

青物の集まる潮目がどこにあるかを確認しよう

青物狙いの際に見てほしい海の状況として、潮目がどこにあるのかという点が挙げられます。潮目とは、海を見ていると線上に伸びる、他とは色の違う部分のことを指します。潮目にはプランクトンが豊富に存在し、それを餌とする小魚等が集まるため青物もそれを狙って集まってきます。魚にとって居心地の良い場所が潮目になるので、そこにルアーを直撃させれば青物がヒットする確率が大きく上がります。

海の潮目がくっきりと現れている様子

上の写真で、少し薄い青の線が手前から奥へ流れているのがお分かりになりますでしょうか。これが潮目です。分かりやすく下の写真に線を引きましたので、どこに薄い青の線があるかを確認し、もう一度上の写真をみてください。

海の潮目に線を引いて、潮目を分かりやすくした写真

朝マズメ、夕マズメを狙おう

青物は本来沖の方を回遊している魚ですが、朝マズメ、夕マズメになると接岸してくる小魚を狙って岸に近づいてきます。そのため、岸からルアーを投げても青物を狙うことが可能となってきます。マズメの時間帯を狙う方が日中や夜間帯よりも確率が大きく上がりますので、ぜひ朝マズメ、夕マズメを狙ってみてくださいね。

様々なタナを念入りに探ろう

青物は朝マズメの最初の方は表層を狙うのがセオリーのようにされています。しかし、絶対に表層を狙わなければいけないというものではありません。釣りは自然相手の遊びなので、絶対ということはありません。既成概念に囚われることなく、様々なレンジを念入りに探っていくことで青物がヒットする確率が上がります。まずは表層を探ってアタリが無ければカウント5秒ずつレンジを落とすなどして、探るレンジをどんどん変えてみましょう。

青物の釣果があるかを事前に確認しておこう

そもそも青物の回遊情報があるかどうかが、最も大事なポイントになります。意気揚々と青物を狙いに行っても、そもそも青物が回ってこないような釣り場では釣れないですよね。行こうとしているフィールドに青物が回遊しているのかどうかを確認しておくことで、アングラーのやる気にも繋がります。青物が連日釣れている様な釣り場では大混雑が予想されるので、早めにフィールドに行き場所を確保しておくことをおすすめします。

ワインドで青物を狙うためのタックル

ワインドで青物を狙う場合のタックルは、タチウオを狙うようなタックルでは少々力不足になりかねません。釣り上げることは可能ですが、他のアングラーとお祭り状態になる確率が上がってしまいますので少し強めのタックルに仕上げることをおすすめします。それではどんなタックルが青物狙いに最適なのかをチェックしていきましょう。

ワインドで青物を狙うためのロッド

ワインドで青物を狙うのに適しているロッド、ソルティースタイル

ワインドを楽しむ際におすすめなのが、ワインド専用に作られたロッドです。ワインド専用に作られたものはしゃくりやすさに力を入れており、快適にしゃくり続けることができます。硬さは様々ありますが、青物狙いならMHクラスのものがおすすめ。MHの硬さであれば青物の突っ込みに対応することができるので、柔らかすぎるものを選ばないように注意しましょう。ロッドの長さはワインドをする場合長すぎるとしゃくり難くなるので、8ft前後のロッドがおすすめですよ。

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ワインドで青物を狙うためのリール

ワインドで青物を狙うための2種類のリールをクーラーボックスの上に置いている

ワインドで青物を狙う場合のリールは、タチウオ狙いの場合よりも大きめの番手がおすすめです。番手としては3000番がおすすめで、青物の強い引きにもしっかりと対応してくれます。悩むポイントがギア比ですが、ワインドの場合はハイギア、ローギアどちらでも問題ありません。しゃくった後の糸ふけを取ることができれば良いので、お好みで選んで頂いても構いません。

どちらかどうしても決められないという場合は、ハイギアにしておくことをおすすめします。青物狙い用に揃えるワインド用ロッドは1oz程度までキャストできることが多いため、20g前後のメタルジグを使ったスーパーライトショアジギングにも対応しています。メタルジグを使う場合はハイギアの方が有利になりますので、メタルジグもワインド用ロッドで使いたいというアングラーにはハイギアをおすすめします。

ワインドで青物を狙うためのライン

ワインド釣法におすすめなショックリーダーを4種類並べている

ワインドで青物を狙う場合はPEライン一択となります。フロロカーボンラインやナイロンラインではラインに伸びが生じてしまい、綺麗なダートアクションを生み出すことができません。ラインを選ぶ際は必ずPEラインを選ぶようにしましょう。

PEラインの号数としては1.2~1.5号がおすすめ。ワインドの場合は200m巻いておけば巻量としては十分な量となります。ショックリーダーを結ぶ必要がありますので、ショックリーダーを選ぶ際は20lb前後のものを1ヒロ程度結べば問題ありません。

タチウオやサゴシを狙う場合、ワイヤーリーダーを使うアングラーも多いと思いますが青物を狙う場合は用意する必要はありません。タチウオやサゴシが混じっていて何度もラインを切られてしまうというような状況であればワイヤーリーダーを使用しても良いですが、基本的には食いが落ちてしまうのでおすすめできません。

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青物狙いのワインドにおすすめのルアー5選

ワインドに使用するルアーは各社が力を入れて作ったものが販売されています。ベテランアングラーならどれを選べば良いか判断できますが、初心者アングラーには難しいポイント。そこで、青物を狙うのにおすすめのワインド用ルアーを5個厳選しましたのでぜひチェックしてくださいね。

オンスタックルデザイン ZZ Head

オンスタックルデザインから販売されているZZ Headは、ワインドといえばこれと言わしめるほどの実力を持ったジグヘッドです。重さも様々なラインナップが用意されており、アングラーが釣りをする水深や潮流に合わせて重さを選択することができます。価格は少し高めですが、性能は価格以上のものを持っているので非常におすすめのジグヘッドです。重さはまずは1/2ozのものを購入し、軽くしたかったり重くしたかったりと希望が出てくれば重さの選択を変えてみましょう。

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オンスタックルデザイン マナティー

これもオンスタックルデザインから販売されているマナティーは、ZZ Headと組み合わせて使用することで真価を発揮するワームです。カラー、サイズ共に様々なラインナップがあり、アングラーの欲しいものがきっと見つかります。グロー系のカラーでサイズ90のものが青物狙いにはおすすめ。グローカラーのものを揃えてからは他のカラーをお好みで揃えてみてくださいね。

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Blue Blue ニンジャリ

Blue Blueから販売されているニンジャリは、独特なフック形状をしていることが特徴的なジグヘッドです。ニンジャリをおすすめする一番のポイントとしては、初心者でもワームをまっすぐ確実につけられるという点です。上下のフックの間にワームをそのまま刺し込むだけなので、非常につけやすいのが嬉しいポイント。フックも上下に付いているためフッキング率も良く、ダートアクションもキビキビとしているため初心者におすすめのジグヘッドです。

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Blue Blue ニンジャリ ワーム

同じくBlue Blueから販売されているニンジャリに使用するワームは、ニンジャリのジグヘッド専用に開発されたワームです。簡単にジグヘッドにセットできるように専用設計で作られているので、他のジグヘッドには使用できないので注意が必要です。カラーは様々なものがありますので、お好みのカラーを選んでみてくださいね。まずは、夜光イカのカラーを揃えてみると夜の釣りにも対応することができますよ。

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ジャッカル 陸式アンチョビミサイル

ジャッカルから販売されている陸式アンチョビミサイルは、ワインドに使用することのできるハードルアーです。プラスチックボディなので噛み切られる心配もなく、安心して使用することができます。このルアーの大きな特徴はテール部にあり、ブレードをつけたり新たにフックをつけたりとカスタマイズできる点にあります。基本はワインドで使用しますがブレードをつけてただ巻きで狙ってみたり、フッキングが悪ければフックを追加してみたりとアングラーの考えで自由なカスタムができます。ぜひ、お好みのカスタムで青物を狙ってみてくださいね。

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青物狙いにはワインドとショアジギングどちらを選ぶべきか

青物狙いといえばショアジギングを連想するアングラーが多いと思いますが、ここで悩むのがワインドとショアジギングどちらで青物を狙った方が良いのかです。どちらも青物狙いには効果的な釣法ですが、使い分けをすることで釣果アップに期待が持てます。

朝マズメのまだ薄暗い時間帯にはグローカラーのワームを使ってワインド、少しずつ日が昇って明るくなってきたらグローカラーのメタルジグを使ってショアジギング、そこから様々なカラーのメタルジグをローテーションしてアタリがなければワインドに変更するなどすれば変化をもたらすことができるので、より青物に近づくことができます。もちろん、常にワインド、ショアジギングどちらかのみで攻めても良いですので、お好みで青物を狙ってみてくださいね。

ワインド釣法をマスターして青物をどんどん狙っていこう

ワインド釣法用のソフトルアーとハードルアーをクーラボックスの上に並べている

ワインドは青物の本能を刺激する釣法。逃げ惑う小魚を演出することができるので、リアクションバイトを狙いやすいのが大きな特徴です。簡単アクションで初心者も楽しむことができるので、多くの方に挑戦して頂きたいです。ワインド釣法をマスターすれば青物だけでなく、シーバスやタチウオ、サゴシ、クロダイなども狙っていくことができるので、ぜひマスターを目指してください。

釣りをする際は必ずライフジャケットを着用し、安全な状態で釣りを楽しんでくださいね。

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