スナップラップは青物やシーバス、タチウオ等に効果抜群!使い方とタックルを解説

作成:2019.09.01更新:2021.08.20

スナップラップを釣り場で撮影。背景の海がスナップラップの色を引き立てている。

ラパラ社から発売されているスナップラップは、メタル素材で作られたダートアクションが大人気のルアー。青物やシーバス、タチウオやカマス等のフィッシュイーター狙いにはメタルジグやプラグルアーを使用するアングラーが多いと思いますが、スナップラップでもフィッシュイーターを狙うことが出来ます。今回は魅力溢れるスナップラップの使い方やタックルについてチェックしていきましょう!

ラパラ社のスナップラップ(アイスジグ)の特徴とは?

スナップラップは別名「アイスジグ」と呼ばれる一見すると珍しい形状をしたハードルアー。こんなルアーで本当に釣れるの?と疑問を抱いている方もいらっしゃると思います。しかし、スナップラップの特徴を知ればもっと早く知っておきたかったと思われること間違いありません。気になるスナップラップの特徴を早速チェックしていきましょう。

1.スナップラップの最大の特徴であるフィギュアエイトアクション

スナップラップと言えば「フィギュアエイトアクション」と言っても過言ではなく、8の字に縦横無尽に動き回るダートアクションがアングラーの強い武器となってくれます。青物やシーバス、タチウオ、カマス等のフィッシュイーターにはダートの動きが逃げ惑うベイトに見え、本能的に口を使ってしまうので理に適ったアクションと言えます。

2.スナップラップのフックセッティングはバラシ知らず

スナップラップの大きな特徴であるのがフックセッティングです。フックの形状はフロント、リアにシングルフックが固定されており、スナップラップの腹部部分にトレブルフックが装着されています。このフックセッティングによりフッキング率がかなり高くなっており、捕食が下手なタチウオにも非常に効果的となっております。防錆加工も施されているのでソルトでの使用も安心出来ます。

3.スナップラップのウィングは釣果アップに貢献する縁の下の力持ち

スナップラップのリア部分には翼のようなウィングが付いており、フィギュアエイトアクションを生み出してくれるだけでなく、レンジキープにも貢献してくれるのが嬉しいポイント。そのためアングラーの任意のレンジを攻めていく事が可能となっています。メタルボディのルアーはレンジキープしにくいのが基本的な考え方ですが、メタルボディでもレンジキープがしやすいという点は大きな強みとなってくれますね。

ラパラ社スナップラップの使い方を知れば青物等の釣果もアップ!

スナップラップはその形状から使い方が複雑そうに見えるかもしれませんが、使い方は難しくありません。ルアーフィッシングに慣れていない初心者の方でも、正しい使い方を知っておけば釣果アップに繋がりますのでぜひチェックしていきましょう!

1.ワインドの様にラインスラッグを弾く

タチウオ釣りをしているルアーマンの多くが、ジグヘッドにワームを付けて狙う方法がワインド釣法。ワインドはラインスラッグを弾いてルアーをダートさせる方法ですが、やり方はいたって簡単です。

スナップラップをキャストし、任意のレンジにまで届けたら糸ふけを取ります。そしてロッドを斜め上から斜め下へ下げると糸ふけが再度出来るので、糸ふけを張るようにロッドをしゃくり上げます。しゃくる際は力を入れ過ぎてしまうと、スナップラップを引っ張りすぎてしまい綺麗なアクションが生まれないので注意が必要です。ラインが張った状態になるとしゃくった力がスナップラップへと伝わり、アクションを生み出す事が出来ます。

一度しゃくった後はリールを一回から二回ほど巻き上げ、出過ぎた糸ふけを回収しますが巻きすぎるとレンジがずれてしまうので注意しましょう。

2.ショアジギングの様にジャークをする

ジャークと言えばショアジギングを思い浮かべるアングラーが多いと思いますが、ジャークはスナップラップでも使う事が出来ます。1しゃくり1巻きのワンピッチジャークでアクションさせますが、メタルジグで青物を狙う時の様なジャカジャカ巻きはスナップラップの動きを阻害してしまうのでおすすめ出来ません。

ジャークをする際のコツがあり、ロッドをしゃくった際に自然とリールを巻いている状態を意識する事です。「リールを持つ手は動かす」という意識があるとぎこちない動きになってしまう事が多いので、ロッドをしゃくるとリールが勝手に巻かれるという様な意識を持つと初心者の方も上達しやすくなりますよ!

しゃくる際の力の入れ加減も重要で、強い力でジャークするとスナップラップをただ引っ張るだけになってしまいます。ロッドをしゃくる力は軽めにし、リラックスした状態でジャークを行っていきましょう!

3.足元に潜むアジ等の魚を狙うならダートさせてフォール

ルアーは基本的にキャストして沖を探る事がほとんどですが、防波堤や漁港の足元にも魚はたくさんいます。サバやアジ等の小型回遊魚、カサゴやメバル等の根魚、サイズの大きい魚ではクロダイやシーバスもターゲットにする事が出来ます。

足元に潜むアジ等の魚を狙うのであれば足元にスナップラップを落として、ロッドを軽く2~3回しゃくってダートさせてフォールさせるだけです。主にフォールのタイミングでアタックしてくる事が多いので、しゃくりの動作が合わせになります。

注意点が1つあり、それは根掛かりのリスクが高いことです。スナップラップは幅広い範囲でダートするため、足元に落とすと岸壁に引っ掛かるリスクが高まります。そのため、足元を狙う際は岸壁から少し離して狙っていきましょう!

スナップラップのカラー選びは大切なポイント!

スナップラップには様々なカラーのラインナップがあるため、どれを選べば良いのかは難しいポイント。特に初心者の方にとってのカラーチョイスはどれが良いのか全く分かりませんよね。スナップラップのどのカラーが良いのかを早速チェックしていきましょう!

スナップラップのカラー選びは時間帯・海の状況で決まる

釣りをする時間帯や海の状態はアングラーにとっては大切なポイント。特に朝マズメ、夕マズメは魚の活性も高いため狙うアングラーが多いですよね。朝マズメは太陽が昇る前の薄暗い状態からスタートします。そのため海の中は暗いため夜光(グロー)系カラーがおすすめ。夜光系カラーは朝マズメの薄暗い時間帯だけでなく、夕マズメの日が落ちてくる時間帯でも活躍してくれるカラーなので、1つ持っておくと大活躍します!

太陽が昇って明るくなってきたらピンク系やブルー系のカラー、海に濁りがある場合はレッドゴールド系がおすすめ。日中になり完全に日が昇るとシルバー系のカラーがおすすめですが、ルアーのカラーにはその日の当たりカラーというものがあるためカラーローテーションをする事が釣果アップへの秘訣です。

意外かと思われるかもしれませんが、夜光系のカラーは日中でも効果的なカラーなので暗い時間帯のみに限定して使わず、日中でも使ってみることをおすすめします!

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スナップラップを使うならこんなタックルがおすすめ!

スナップラップには5g、9g、24gの3種類がラインナップされており、それぞれのウエイトに合わせたタックルを用意することが大切です。100gのメタルジグをキャストする様なタックルでは綺麗なアクションを生む事が出来ませんし、2g未満のジグヘッド単体で攻める様なロッドは破損にも繋がります。適切なタックルを知ってスナップラップの性能を引き出しましょう!

1.スナップラップに適したタックル(ロッド編)

スナップラップに適したロッドは張りのあるチューブラーティップのものがおすすめ。ソリッドティップでは穂先が柔らかいために、しゃくった際の力をスナップラップに伝えにくくなってしまいます。ロッドを購入する際に間違えないように注意しましょう!

スナップラップのウエイトには3種類ありますが、1つのロッドで全てのウエイトを使いこなすことは難しくなってしまいます。5g、9gのスナップラップは重量差がそこまでないので、硬めのメバリングロッドで使用する事が出来ますが24gはそうはいきません。24gのスナップラップを使うのであればMHクラスのエギングロッドや、MLクラスのシーバスロッドがおすすめ。24gの重さが適正ウエイトにぴったりだとロッドの反発力を最大限に生かす事が出来、より遠くにスナップラップを遠投する事が可能になります。

ロッドの長さは各メーカーのそれぞれのモデルによって変わってきますが、メバリングロッドであれば7.8ft前後、エギングロッドであれば8.6ft前後、シーバスロッドであれば9.6ft前後の物を選べば飛距離も稼ぎやすくなり、狙える範囲が広くなるのでおすすめです!

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2.スナップラップに適したタックル(リール編)

スナップラップに適したスピニングリール。グラム数に応じて番手を選択するのが好ましい。

リールにはスピニングリールとベイトリールがありますが、結論としてはどちらを使って頂いても問題はありません。しかし、ベイトリールにはバックラッシュというライントラブルがどうしても付きまとってしまいます。ベイトリールに慣れているアングラーでも夜間にタチウオや大サバなどを狙う場合、ベイトリールではルアーの着水の瞬間が把握出来ずにバックラッシュに繋がってしまいますので注意しましょう。初心者の方は扱いやすいスピニングリールを使う事をおすすめします。

ハイギアかノーマルギアのどちらを選ぶかも悩むポイント。こちらに関してもどちらを使っても問題ありませんが、エクストラハイギア等のハイギアの上を行くものでは糸ふけを取りすぎてしまう問題が出てしまいます。ノーマルギアに関しても巻き取り量が少なすぎるとラインスラッグが出すぎてしまう事が懸念されます。1巻き70cm前後のギア比のリールがちょうど使い勝手が良いので、欲しいリールのギア比をチェックしてみましょう!

リールの番手ですが、5~9gのスナップラップを使用するならば2000番程度、24gのスナップラップを使用するならば2500番程度のものを選ぶ事をおすすめします!

3.スナップラップに適したタックル(ライン編)

スナップラップを使用する際に適しているPEライン。飛距離や感度を考えるとPEラインが好ましい。

ラインにはナイロンライン、フロロカーボンライン、エステルライン、PEライン等、様々なラインが存在しています。それぞれ一長一短あるラインですが、スナップラップを使うのであればPEライン一択です。PEラインは他のラインに比べると細く作られており、強度も高い事が大きな特徴です。ショックリーダーを結ばなければいけないのが少し面倒ではありますが、飛距離、感度、ルアーへ力を伝える点で大きなメリットを得る事が出来ますよ!

PEラインには太さが様々あり、5g、9gのスナップラップにはPE0.4号、24gのスナップラップにはPE0.8号が基本的な太さとなります。アングラーの熟練度によって号数を落とす事も可能ですが、キャストにまだ慣れていない初心者の方は投げ切れを起こすリスクがあります。少しでもリスクを減らすためにも基本的な太さから選んで頂く事をおすすめします!

ラインの長さについてですがPE0.4号は150m、PE0.8号は200m巻いておけば、ライントラブルでラインが切れても釣りは続行出来ます。上記のラインを巻く事の出来るリールを選びましょう!

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スナップラップを使ってカマス等のフィッシュイーターを釣っちゃおう!

スナップラップで釣り上げたイナダを捌く際に撮影したもの。

スナップラップはフィギュアエイトアクションでフィッシュイーターを狂わせるアングラーの強い味方。ツバスやサゴシ等の青物、カサゴやメバル等の根魚、クロダイやシーバス、タチウオ等様々なフィッシュイーターを狙う事が出来ます。スナップラップはサイズの大きいルアーではないので、マイクロベイトを捕食しているメジロやサワラが食ってくるなんて事も十分にあり得る夢のあるルアーでもあります。

簡単なアクションで操作出来るだけでなく、飛距離やレンジキープ力にも優れているスナップラップは初心者の方にもぜひ使って頂きたいルアー。1度使えばフィッシュイーターはもちろんの事、アングラーをも魅了する事間違いありません!スナップラップを使って釣りの幅を広げ、とことん楽しみましょう!

釣りはとても楽しい遊びですが、海という場所は一歩間違えればとても危険な場所です。釣りを楽しむ際はライフジャケットの着用を心掛けて、安全に楽しんでくださいね!

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