ルアーでの青物狙いに必要なスピニングリールは?サイズや性能を解説!

作成:2022.04.01更新:2022.04.01

新潟のオフショアジギングで釣れたワラサ

強烈な引き味が魅力の青物。群れに当たれば大漁の可能性も高く、非常に人気がある釣りです。今回は青物狙いに必要なスピニングリールについて解説しますのでぜひ参考にしてください。

青物釣りについて

身がパンパンに詰まったブリ

一言に青物釣りと言っても釣り方は様々です。また青物とは一般的にブリ・カンパチ・ヒラマサの事を指すことが多いですが、これら3種はそれぞれ違う特徴を持ちます。一言に青物釣りと言っても色々あるんだということを頭に入れておきましょう。

青物の釣り方

ショアジギング

大磯・旧吉田邸下 ショアジギング

青物の釣り方は様々です。最も人口が多いのは恐らくショアジギングでしょう。陸からメタルジグを投げて青物を狙う、誰でも始めやすい釣りです。近年はスーパーライトショアジギング・ライトショアジギング・ショアジギングとメインで使うメタルジグの重さで分類されています。目安としてはスーパーライトショアジギングが30gまで、ライトショアジギングが60gまで、それ以上がショアジギングと言って良いでしょう。
※あくまでもこれは目安であり、決まっているわけではありません。

ショアキャスティング(ショアプラッギング)

陸からプラグを投げて青物を狙う釣り方です。ショアジギングが沈下速度が速いメタルジグで全層を探るのに対し、ショアキャスティングでは表層の魚を狙う、もしくは沈んでいる魚をルアーアクションで誘い出して表層で喰わせる釣りです。(近年ではプラグを沈めての釣りも発展してきています)

オフショアジギング

SLJ船にて移動中のタックル

船からメタルジグを落として青物を狙う釣り方です。船に乗る必要がある為、初心者が1人で挑むのは少しハードルが高いかもしれません。基本的には船長が魚群探知機を見ながら魚がいるところに行ってくれるので自分で魚を探す必要はありません。ポイントや釣り方によって使うジグの重さは様々なので複数のタックルを用意することが理想です。

オフショアキャスティング

船からプラグをキャストして青物を狙う釣り方です。狭い船でしっかりキャストをするには、独特のキャストを覚える必要があります。初心者にはハードルが高い釣りですが、ルアーを追いかけてくる魚やルアーを喰う瞬間が丸見えで、非常にテンションが上がる釣りです。

ルアーでの青物狙いに必要なスピニングリール

イナダ ショアジギングリール

釣り方によって必要なリールは違います。先ほど紹介した釣りごとに必要なリールを解説します。

ショアジギング

リールサイズの目安は8000番程度です。ショアジギングは激しくタックルを振り回す釣りなので、リールが大きくなると振るのが大変になり、小さいと耐久性やパワーに難が出ます。シマノで言うと10000番や14000番は8000番と同じボディサイズですがラインキャパが違います。初めてショアジギングにリールを買う方は選択肢が多い8000番で十分でしょう。

ライトショアジギング

リールサイズの目安は4000番です。ライトショアジギングには4000番一択と言って良いでしょう。軽さとパワーのバランスがライトショアジギングにぴったりです。シマノにはC5000、ダイワには5000-Cという番手がありますがこれはボディは4000番と共通なのでこちらでも構いません。

スーパーライトショアジギング

リールサイズの目安は2500番です。一般的にスーパーライトショアジギングは大物を狙うというよりも、軽いジグで楽に小型青物や根魚などを狙うような釣りなので大きなリールは必要ありません。専用ロッドは少なく、エギングロッドの流用がポピュラーなのでロッドとのバランスも考えると2500番がベストです。もちろんC3000、3000-Cでも問題ありません。

ショアキャスティング(ショアプラッギング)

リールサイズの目安は8000番です。基本的にショアジギングと同じで構いませんが、大型のカンパチやヒラマサが想定されるポイントに行くことを考えるなら14000番という選択もありだと思います。

オフショアジギング

リールサイズの目安は8000番です。今回ご紹介する釣りの中では唯一パワーギア(ローギア)が良い場合もあります。

オフショアキャスティング

リールサイズの目安は8000番です。ヒラマサ狙いのキャスティングでは6号や8号のPEラインを使う事がある為、そのことも考えるなら14000番が良いでしょう。14000番のスプールは8000番に装着可能なので必要になれば後から買い足すというのもアリです。

ギア比はハイギア以上

ルアーでの青物釣りの場合、リールのギア比はハイギア以上が基本です。オフショアジギング以外は全てキャスト必須の釣りなので、手返しを考えるとギア比が高い方が有利です。ギア比が低いリールだとキャスト後すぐに違うところでナブラが出た時に回収が遅れて撃ち逃すかもしれません。

またショアジギングやライトショアジギングでは10フィートクラスのロングロッドを使うことも多いですがこの場合、ギア比が低いリールではジャーク1回でジグが移動する距離に巻き取りスピードが追い付かなくなります。こうなってしまうとリズム良くジグをアクションさせられません。

オフショアジギングも基本はハイギアです。パワーギアでのアクションが圧倒的に強い場面があるそうなので2台目として持っておくのはアリですが、1台しか持たないならハイギアにすべきです。

ルアーでの青物狙いにおすすめのスピニングリール

青物狙い用のリールは感度や軽さよりも強度とパワーが優先されます。今回はそのようなリールをピックアップしました。

ストラディック

実売1万円台でありながらもボディにはアルミが使用されています。強度も去ることながら巻き心地やドラグ性能、飛距離なども素晴らしく総合力が非常に高いリールです。スーパーライトショアジギングやライトショアジギングにはぴったりのリールです。

ストラディックSW

実売2万円台のリールです。SWシリーズの中では安価な部類に入りますが、大型の青物を相手にできるだけのパワーはしっかりと持っています。汎用スピニングリールには搭載されていないXシールドが搭載されており防水性能は抜群なので、波しぶきを被りやすい磯場での安心して使うことが出来ます。今回ご紹介した釣り方の中では、スーパーライトショアジギングを除くすべての釣りで活躍します。

ツインパワー

軽さ・強度・パワーを兼ね備えた総合力が非常に高いリールです。メタルローターの恩恵による巻き上げパワーが素晴らしく、抵抗が大きいルアーでも余裕を持ってアクションさせることが出来ます。

ツインパワーSW

4000番~14000番までラインナップされており、今回ご紹介するリールの中では最も青物狙いに使えるサイズが多いです。ツインパワーSWの強みは何と言っても10000番以上のサイズに搭載されているヒートシンクドラグです。ヒートシンクドラグはドラグ作動時にスプールからラインに伝わる熱を逃がす機構の事で、これにより熱によるラインへのダメージを軽減することが出来ます。

リールの詳しい情報は他に記事を見てみよう!

ここではごく簡単にリールの紹介をしましたが、このサイト内では実際にリールを使った人が書いている記事がたくさんあります。より詳しい情報や使用感を知りたい方は探してみてくださいね!

この記事を書いた人

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マルチアングラー
キノピー

 アジ、アオリイカ、メッキ、カマス、アカハタ、オオモンハタ、ヒラスズキ、メバル、アジング、エギング、ライトワインド、ハードロック、南紀(和歌山県)


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