スピニングリール1000番の特徴と使い道を解説!
作成:2022.05.31更新:2022.05.31
目次
スピニングリールの1000番。スピニングリールの中では最小クラスです。今回は1000番サイズのスピニングリールの特徴と使い道を解説します。
1000番のスピニングリールの特徴
1000番のスピニングリール最大の特徴は何と言っても軽いことです。小さいのだから当たり前です。その分ラインキャパが少なかったり、パワーが弱かったりします。
1000番のスピニングリールは大きく2つに分けられると僕は考えています。それが「1000」と「1000S」です。この2種の差はスプールが深いか浅いかだけの違いですが、これは用途に大きく関わってきます。この2種の使い方については後ほど解説します。
1000番のスピニングリールは少ない!?
実は1000番のラインナップと言うのはあまり多くありません。実売1万円以上クラスの汎用スピニングリールで1000番がラインナップされているのはシマノで4機種、ダイワで3機種です。またこの7機種のうち6機種が「1000S」です。つまり1000というサイズは1機種しか存在していません。
なぜ1000番が少ないのかと言うと、2000番と被る点が多いからです。厳密に言えば僅かな違いはありますがシマノの「1000」と「C2000」、ダイワの「FCLT1000」と「FCLT2000」は同じです。よほど拘りが強い方でない限り1000番の出番はありません。22イグジストに1000番のラインナップが存在しないことも1000番の不要性を示唆していると考えています。この先、1000番のスピニングリールはごく一部を残してまだ減っていくでしょう。
1000番のスピニングリールの使い道
アジング
アジングは1000番のスピニングリールが最も活きる釣りだと言っても過言ではありません。とにかくタックルの軽さを重視するアジングではリールが軽いに越したことはありません。2000番と同重量の機種もありますが、1000番が2000番よりも5g軽いような機種もあります。その5gの差が軽さにこだわるアングラーにとっては有難いのです。因みに僕はそれほど気にしません。何も言わずに渡されたら重量差で1000と2000の判断は出来ない自信があります(笑)
メバリング
メバリングにも1000番のリールが使えます。しかしわざわざ1000番を使う必要はなく、LT2000やC2000でも何の問題もありません。メバルの為に敢えて1000番をチョイスする意味はないと僕は思います。
トラウト
エリアトラウトや渓流でのヤマメ・アマゴ狙いには使えます。しかしこれもメバリングと同じくわざわざ1000番を選ぶ必要はないと僕は思っています。
1000の使い道はない
上で紹介した釣りには全て1000Sのリールを使います。1000Sであれば上の釣りで使い道がありますが、スプールが深い1000の使い道ははっきり言ってありません。未だに安価帯のリールにはラインナップされ続けていますが、なんで存在するのか分かりません。僕はそこそこ大きな釣具店で働いていましたが、1000のリールを売った記憶がありません。「なんとなくコンパクトで良さそうだから」という理由で初心者の方が買う以外のメリットが思い浮かびません。
1000番のスピニングリールは超こだわりが強い方向けのサイズ
スピニングリールの1000番は超こだわりが強い方向きのサイズです。今回紹介した1000番リールの使い道に該当する釣りは2000番でも問題なく行えます。