スピニングリールの各パーツの名称を画像と共に整理しました

作成:2022.01.28更新:2022.01.28

アルテグラを一眼レフで撮影

スピニングリールの各パーツ名称を把握しておくことは、リールが破損した時に調べる時や、釣具屋の店員さんに説明する時などに大変便利ですよね。この記事ではスピニングリールを構成する各パーツの名称とその役割について細かく説明をしていきます。

スピニングリールパーツの名称

ハンドル

リールハンドル

一般的に、「ハンドルアーム」と「ハンドルノブ」のセットを「ハンドル」と呼びます。ハンドルを回すことで、リール内部のドライブギア→ピニオンギア→メインシャフトへと力が加わり、「ローターの回転」「メインシャフトの上限運動」が同時に行われます。「ローターの回転」はスプールに糸を巻きつけるための動作。「メインシャフトの上下運動」は、スプールに均一に糸を巻きつけるめの動作です。

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ハンドルアーム

ハンドルアームの箇所を赤線で囲っている

ハンドルの付け根にあるドライブギアとハンドルノブを繋ぐパーツがハンドルアームです。力の加わりやすいシングルハンドルと、エギングリールに代表されるダブルハンドルの2種類があります。また、このハンドルアームにはそれなりの耐久性が必要とされるため、高価なリールほど、丈夫で軽い素材が使用されています。

ハンドルノブ

ハンドルノブの箇所を赤線で囲っている

ハンドルを回す取手の部分です。一般的に「I型」「T型」「ラウンド型」の3種類の形状があります。素材にもラバー、EVA、金属、カーボン、コルクといった様々な種類があり、軽さや握りやすさなどが追求されます。ハンドルノブはカスタムメーカーからも多く販売されているのも特徴です。

ベール(ベイル)

ベールの部分に赤矢印を向けている

ロッド(竿)側から受け取ったラインを、ラインローラーへスムーズに運ぶための金属部品です。一般的に、ダイワ製のベールは太く、シマノ製は細いのが特徴です。ベールは外にむき出しになっているため傷つきやすいのですが、ラインと直接触れ合う重要なパーツであり、最悪の場合ラインブレイクに繋がってしまう可能性もあるので、リール地面に置く時などには傷をつけないように、細心の注意を払う必要があります。

また、ライン放出のON・OFFを切り替えるのもベールの役割です。ベールを立てるとラインが放出され、倒すとライン放出が止まります。

  • 【ダイワ】エアベール
  • 【シマノ】ワンピースベール

ラインローラー

バリスティックのラインローラー部

ベールから受け取ったラインをスプールへ流す箇所のパーツ名です。ラインローラーは回転をするようになっており、いかに滑らかにラインを送り込めるかが追求されています。高価なモデルにはこのラインローラーにボールベアリングが仕込まれています。また、最近のスピニングリールは、ラインローラー自体に角度がついており、巻き取り時の糸よれを軽減する工夫がなされています。

  • 【ダイワ】ツイストバスター

ドラグ

スピニングリールのドラグの部分を赤丸で囲っている

ドラグはリール本体とスプールの密着度を調整する機構名です。密着度を適度に緩くすることで、ベールを倒した状態でも一定の負荷がかかるとラインが放出されるようになります。不意な大物が掛かった時などは、このドラグを緩めておくことで、糸切れを防ぐ事ができるようになります。

一方、大きな魚がかかる確率が低い釣法(キス釣りなど)に特化したリールは、そもそもこのドラグ機構がついていない場合もあります。

  • 【ダイワ】ATD,クイックドラグ
  • 【シマノ】リジッドサポートドラグ,ラピッドファイアドラグ,ヒートシンクドラグ,Xタフドラグ

ドラグノブ

ドラグノブの部分を赤矢印で示している

ドラグの負荷を調整するつまみです。ドラグノブを緩めるとリールとの密着度が減ります。殆どのリールはスプールの上部にありますが、ヤエン釣り用のリールなどは、リール下部にドラグノブがついているモデルもあります。

スプール

セルテートのスプールの箇所を赤丸で囲っている

ラインを巻きつける円柱のパーツです。巻き取ることのできる上下の幅を「スプール幅」と呼び、スプールの筒の外側の直径を「スプール経」と呼びます。さらに、スプール径が大きいものは「浅溝スプール」または「シャロースプール」などと呼ばれ、通常よりもラインの巻き取り量が少ない仕様となっています。これは、少ない糸巻き量であっても、円柱のより外側にラインを巻くことができる事になるため、スプールエッジとの摩擦抵抗が減少し、飛距離が伸びやすくなります。

  • 【ダイワ】LC-ABS
  • 【シマノ】E.I.

スプールエッジ

スプールエッジの箇所に赤矢印を指し示している

スプールの先端にある縁(フチ)の名称です。スプールエッジは、キャスト時にラインと直接接触する箇所になるため、摩擦係数を軽減させる工夫がなされている形状のものは、おのずと飛距離が伸びやすくなります。また、スプールエッジの傷はラインが擦れる大きな原因となるため、細心の注意が必要です。

  • 【ダイワ】LC-ABS
  • 【シマノ】AR-Cスプール,バリアコートスプールリング

ラインストッパー

ラインストッパーの部分を赤丸で囲っている

リール収納時に、ラインの先端を仮止めするための部品です。直接的に釣果に影響を及ぼすパーツではないですが、収納時に仮止めをしておかないと、巻き取りが緩み、バックラッシュなどのライントラブルを誘発することになるため、こちらが無いと意外と困ります。

ローター

ベール

ハンドル回転時に、スプールの周りを回転し、スプールにラインを巻きつけるためのパーツです。ベールとラインローラーを支えている土台部分といった表現の方がわかりやすかもしれません。ローターの素材や形状によっては、そのスピニングリールの巻き心地性能や防水性能に大きな影響を及ぼします。

高価なリールであるほどローターは丈夫であることは確かですが、一概に軽ければ良いということでもなく、釣り人の趣向や釣法によっては、金属製で重量のあるローターが好まれるシーンも存在します。

  • 【ダイワ】エアローター
  • 【シマノ】NEWマグナムライトローター

逆転レバー

バリスティックに搭載されている逆転レバー

逆転レバーをONにすると、ベールが下がっていてもラインの放出ができる(フリー)状態になります。用途としては、ロッドガイドにラインを通す時や、ロッドが折れてしまいくらいの強いテンションがかかっているような時に利用します。

尚、この機構の利用用途が限られているため、逆転レバーが付いていないモデルが増えています。逆転レバーがなくなることは、リールの軽量化や、防水性能の向上につながります。

ボディー

シマノのHAGANEボディーを赤丸で囲っている

スピニングリールの心臓部であるギアを格納するカバーをボディーと呼びます。ボディーは主に、「素材」と「構造」が重要視されます。ボディーの素材が金属製であると耐久性が向上する一方で、リール全体の重量が増えてしまうなど、各社の技術力が試されるパーツといえます。例えば、ダイワに代表される「モノコックボディー」というテクノロジーは、ボディーを1つのパーツのみで構成することで、耐久性を向上させるような工夫がなされています。

  • 【ダイワ】モノコックボディー
  • 【シマノ】HAGANEボディー

リールフット

セルテートのリールフットを赤丸で囲っている

リールをロッドに取り付ける部分のパーツです。ボディーの一部ではありますが、この部分の呼び方としては、リールフットが正しいです。

スピニングリールの内部パーツの名称

ドライブギア

リール内部のドライブギアを赤矢印で指し示している

ハンドルの回転と同じ方向に回転をするギアです。ローターの回転に変えるピニオンギアと、スプールを上下にストロークさせるオシレーティングギアと噛み合わさっています。

ピニオンギア

ドライブギアと噛み合っている金色のギアがピニオンギア

ドライブギアの回転(ハンドルの回転)をローターの横回転に切り替えるギアです。ドライブギアとピニオンギアの噛み合わせ次第で、巻き心地やギアの耐久性に大きく影響をするため、各社が特に力を注いでいるパーツと言えます。

  • 【ダイワ】タフデジギア
  • 【シマノ】HAGANEギア,マイクロモジュールギアⅡ

オシレーティングギア

オシレーティングギアを赤矢印で指し示している

ドライブギアの回転を(ハンドルの回転)をスプールの上下運動に切り替えるためのギアです。切り替える方法は「カム式」というものが主流ですが、シマノの「ウォームシャフトオシュレーション」が搭載されているリールでは、ダイレクトにギアを噛み合わせて駆動させる「クロスギア式」が採用されています。

  • 【ダイワ】ワンウェイオシレーション
  • 【シマノ】ウォームシャフトオシュレーション,Gフリーボディー

メインシャフト

スプールを外すと見えるのがメインシャフト

スプールを取り外すと目視できる、中央から伸びている金属の棒です。ボディ内ではピニオンギアとオシレーティングギアと噛み合っています。ギアの回転運動を伝達するパーツではありますが、スプールを固定する役割も担っています。

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ブラクリ名人
ヤギング

 メバル、青物、タチウオ、シーバス、アオリイカ、メバリング、エギング、ライトショアジギング、穴釣り、三浦半島・三崎周辺(神奈川県)、富津市(千葉県)、館山市(千葉県)


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