ショアでの釣りではフローティングベストの様なルアーボックス収納できるものが一般的に人気ですが、オフショアゲームの場合は釣り座の近くにタックルボックスが置ける為、極力身軽に動ける腰巻きタイプが魚とのファイト時や炎天下の夏場でも邪魔にならずオススメです。
ライフジャケットには種類があり、船に乗船する際は国土交通省認定の「桜マーク」が入っているライフジャケットの着用義務があります。同じ「桜マーク」にでもタイプが様々あり、Aタイプの物を選べばどんなシーンでも扱えるので購入する際はしっかりと調べてから買い間違いのないようにしましょう。
シーバスやライトショアジギングではルアー装着時にスナップを使用することが多いですが、オフショアゲームでは強度的な観点からもスプリットリングやソリッドリング、スイベル等を使用します。ターゲット魚種やタックルバランスにより大きさは異なりますが、素手でスプリットリングを開けることは非常に難しく、実用性を考えるとスプリットリング開けることに特化し先が曲がっているプライヤーがオススメです。また物によってはPEラインカッターが付いているものもあり、腰巻きタイプのライフジャケットに挿せる様にしておくととっさの場面でも使用できます。
沖に出ると日光を遮るものが全く無く、特に夏場の晴れた日は直射日光や海面からの照り返しが非常に強く、何もつけないと考えている以上に目にダメージを与えてしまいます。この点に関してはショアからの釣り以上に偏向グラスの重要性は高く、着用することを強くオススメします。
またランディング間際で水面でバレることもあり、この際ロッドの反発によりメタルジグが飛んでくることもあるので、眼球保護の面からも着用した方が無難です。水中の様子も見易くなるなど他のメリットもあります。安価なものでも構いませんので必ず持参する様にしましょう。
釣った魚を食べることは、釣りをする上で大きな醍醐味の一つと言えるでしょう。オフショアゲームでは青物や根魚など美味しい魚が数多く釣れることも多く、釣り上げた魚の保管の為にクーラーボックスは必要不可欠です。またオフショアゲームでは、時合いや魚の活性により、短時間で多くの魚をキャッチできることも珍しくありません。狙う魚がそこまで大きくなくてもワンサイズもしくはツーサイズくらい大きめのクーラーボックスを持参することで、不意の大物をキャッチしてもしっかりと鮮度を保ちキープできます。
次にオフショアジギングにあると便利な持ち物を紹介します。
順番に解説していきます。
オフショアを毛嫌いする方の理由の一つに、船酔いが理由となる方も多いのではないでしょうか。特に荒天時や玄界灘や外房、遠征船等の比較的揺れる海域では繊細な方はすぐに酔ってしまい釣りにならないこともあるかと思います。一昔前とは異なり、船の装備向上により揺れが軽減される装置を付けている船もありますが、酔い止めを併用すると尚船酔いを抑えることが出来ます。一般的に釣り人の間ではエスエス製薬のアネロンニスキャップが人気が高くオススメです。釣行前はしっかりと睡眠をとり、乗船の2時間前にアネロンニスキャップを飲めば船酔いを大幅に軽減できるので是非試してみて下さい。
荷物が多くなり、運搬が多少めんどくさくなってしまいますが釣った魚を保管するクーラーボックス以外に食べ物用にもう一つ小さいクーラーボックスを持参すると非常に便利です。メリットは大きく分けて『臭い』と『冷気保護』の2つあります。釣った魚と飲み物、食べ物を分けて保管すると魚の生臭い臭いが食べ物や飲み物に移ってしまうことを防げるますし、同時保管をしてしまうと、食べ物を食べる際や水分補給をする際に都度クーラーボックスの開閉をしてしまい中の冷気が逃げてしまいます。食べ物用のクーラーボックスを使うことによって魚保管用のクーラーボックス内の温度を低く保つことができ、鮮度を保つことが出来ます。安価で写真のクーラーボックスより小さいもので構いませんので、魚用と食べ物、飲み物用に2つ用意することをオススメします。
クーラーボックスの項目でご紹介した様にクーラーボックスを船に持ち込め、釣った魚をすぐに入れることが可能な場合は必要ありませんが、特に小さい船では持ち込める荷物に制限がありクーラーボックスが持ち込めないこともあります。この場合、船のクーラーボックスに他のアングラーと釣った魚を共同保管することになりますが、写真の結束バンド等を釣った魚の尻尾に巻き付けることで自分の魚に目印を付けられる為、オススメです。これ以外にもいい方法があれば、結束バンドにこだわる必要はありませんが、これ自体安価で場所もとりませんので、私は常にタックルボックスに入れています。
オフショアゲームに限らず釣りにおいてどんなに注意してもラインブレイクは起こってしまうものです。時合いの最中にラインブレイクし、ノットを組み直している間に時合いが終わってしまったなんてことはよくあります。そんな悔しい思いをしない為にも、余裕があれば予備スプールを持参することをオススメします。また普段は船酔いしない人でも、揺れる船の上でノットを組むと酔ってしまうこともあるのであって損はありません。数タックル持ち込める場合はそこまで気にしなくてもいいですが、1タックルのみでチャレンジする方は予備スプールはなるべく用意する様ようにしましょう。
ジギング等の常時シャクる必要のある釣りではグローブを使用した方が握り易くオススメです。正直にお伝えするとグローブ使用に関しては好みがあるので、付けないで釣りをしても何ら問題はありませんが、あまり握力に自信のない方は使用した方が良いでしょう。しかしグローブは消耗品であり、使用するとすぐダメになってしまうことも多々あります。釣り具ショップで購入すると4~5千円程しますので、お財布事情を考えるとワークマン等で安価なものを使用するのも選択肢の一つです。
近年ではサービス向上により中乗りの方(お手伝いをする人)が釣った魚の血抜きや神経締めを行ってくれる船宿もありますが、多数の人が同時に釣ると手が回らず後回しになってしまうこともあります。もちろんそういったサービスを行っていない船宿もあるので、最低限血抜き用のナイフは持参した方が無難です。魚が暴れ全身に血が回った状態でキープしてしまうと身に血が回ってしまい折角釣り上げた魚の味が数段落ちてしまいます。処理に慣れてきたらワイヤーを使用した神経締めを行うことでより鮮度の良い状態で魚を持ち帰ることができますので、余裕が出来たらチャレンジしてみて下さい。
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これまでオフショアジギングでの必須持ち物やあると便利な持ち物をご紹介してきましたが、これらはあくまで一例であり、釣りを続けていけばご自身のスタイルによって要るものと要らないものが出てくると思います。また今回はご紹介していませんが、メタルジグやリーダー、小物類の収納方法もアングラー毎に様々で、皆さん自身が使用し易い様にカスタマイズしています。是非釣りを続けていって釣行に合わせた最適な持ち物選びやカスタマイズをしていって下さい。
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