オフショアジギングで釣れるアクションとは?青物や根魚などの魚種別のアクションなどを徹底解説

作成:2022.05.13更新:2022.05.13

セットされたCBONEのG2

オフショアジギングでのジグのアクション

名立沖の風景

オフショアジギングでは様々なアクションでジグを泳がせてターゲットを誘います。狙う魚種や状況によって効果的なアクションがあり、その日の当たりパターンも存在します。アクションのスピードやジグを飛ばす距離、間隔など人それぞれですが、そのタイミングにマッチしたヒットパターンが必ずあります。まずは基本的なジギングでのアクションについてご紹介します。

ワンピッチジャーク

青物狙いでの一般的なアクションがワンピッチジャークです。オフショアジギングと言えばこのアクションを想像する方が多いかもしれません。ジグをフォールさせて底についたら、ロッドを上に引き上げてシャクりジグを飛ばします。そしてロッドを下げてテンションを抜きながらリールを巻きます。ロッドを上げてリールを巻きながら下ろす、これをテンポ良く繰り返します。

コツとしてはロッドを下ろす時にラインを弛ませ、上げる時にラインスラッグを弾くようなイメージでシャクることです。強めに弾くとジグが大きく飛び、弱めに弾くとジグは水に馴染むように泳ぎます。この強弱を意識することで釣果は大きく変わります。一定のリズムの中に一瞬の変化を加える、そうすることで食わせの間を作りリアクションバイトを誘います。ワンピッチジャークは青物狙いのジギングでは基本のアクションとなりますので、絶対にマスターしたいところです。

ジャカジャカ巻き

青物狙いの時に速いアクションで魚のリアクションバイトを誘いたい時に使うのがジャカジャカ巻きです。ジグをフォールさせて底についたら、左右の手を自転車を漕ぐように反動をつけてジャークします。ワンピッチジャークの時はロッドを上に煽った時にリールのハンドルも一緒に上に上げますが、ジャカジャカ巻きでは逆にロッドを上げた時にリールのハンドルを下に下げます。これを反動をつけて高速で繰り返すことで、ジグが逃げ惑うベイトのように暴れながらアクションします。

ジャカジャカ巻きはワンピッチジャークやロングフォール、ポーズなどと組み合わせて使うことが多いアクションで、青物の中でもヒラマサやカンパチといった速めの動きを好む魚を狙う時には必須のアクションです。特に早めにボトムを切りたい時には「ジャカジャカ巻き×10回→ワンピッチジャーク×10回」や「ジャカジャカ巻き×15回→ロングフォール×2回」といったような組み合わせでアクションさせるとアクションの変化の際に魚がバイトしてくることが多いです。

タダ巻き

意外とやる人が少ないのがタダ巻きです。ジギングと言えばガンガンとシャクるイメージが強いかもしれませんが、それに反応がない場合には色々と試すことをおすすめします。そういった場合に意外と有効なのがノーアクションのタダ巻きです。ベイトが小さい時などは派手なアクションを嫌うことがあり、そのような時にはタダ巻きへの反応が非常に良いことがあります。

タダ巻きで意識するのは「巻きスピード」で、速い方が良い時もあれば遅い方が良い時もあります。大事なのはスピードの緩急をつけることで、スピードの変化を加えた時にバイトしてくることが多いです。また他のアクションとの組み合わせも有効で、タダ巻き後に弱めのワンピッチジャークやロングフォールを入れたり、ジャカジャカ巻きの後にタダ巻きをするなど、組み合わせは無数にあります。

スローピッチジャーク

ネチネチと魚を誘いたい時はスローピッチジャークがおすすめです。青物は勿論、根魚などを狙う時にも有効なアクションです。スローピッチジャークはジグをフワフワと漂わせるようなイメージで、柔らかくロッドを煽ってリールのハンドルを1/2~1/4回転だけ巻いてアクションさせます。時折ロングフォールを織り交ぜるのも効果的です。ワンピッチジャークやジャカジャカ巻きを「動」の釣りとすれば、スローピッチジャークは「静」の釣りといったイメージでしょうか。

スローピッチジャークはフォールが遅めの専用ジグと、巻き取りパワーのあるベイトタックルがおすすめです。通常のセミロングやロングジグでもできますが、特に根魚などを狙う場合には長く見せられるスロージグと、掛けた後に一気にボトムから引き剥がせるベイトタックルが有利になります。ベイトリールの方が巻き取り長が少ない為、スピニングタックルよりもネチネチと誘えるのも理由の1つです。またスロージギング用のロッドは反発の強いカーボンを使用している為、ロッドを大きく煽らなくてもジグが横を向きやすくなっています。

青物向けのアクション

上越沖でのジギングで釣れたイナワラ

ヒラマサやカンパチは速めのアクションを軸に

ヒラマサやカンパチを狙う場合は基本的には速めのアクションを主体にゲームを組み立てます。ヒラマサやカンパチが速いアクションを好むということもありますが、その前にまずできるだけボトムから離れたところで魚を掛けたいというのが最大の理由です。ヒラマサとカンパチはヒットした瞬間に一直線にボトムを目指して下へ潜ろうとします。根に向かって潜る魚なので、根ズレを避けるためにもできるだけ上でバイトに持ち込みたいところです。

アクション的にはジャカジャカ巻き+ワンピッチジャークといった組み合わせが効果的で、ジャカジャカ巻きから次のアクションに移ってから少しアクションさせた瞬間にバイトしてきます。ヒラマサやカンパチは時には単調なワンピッチジャークに反応が良い時もありますが、基本的には速度やアクションの変化がキーポイントとなります。様々なアクションの組み合わせを試し、その日の当たりパターンを探し出しましょう。

ブリは緩急をつけることがキモ

ブリは様々な反応し、ワンピッチジャークが良い日もあればタダ巻きへの反応が良い日もあります。それが故に色々な引き出しを持っておく必要があり、試しながらパターンを探らなければいけません。ヒラマサやカンパチもそうですが、ブリの場合には特に緩急を意識しましょう。ブリの場合には大げさなアクションの変化が効果的なことも多いのでそこも意識するとよいと思います。

有名なブリのパターンとしては丹後ジャークのようなジャカジャカ巻き+ロングフォールを数回繰り返すハイスピードジャークなどがあります。時折ポーズなどを入れるのも効果的です。ワンピッチジャークの時にも速度に変化をつけたり、ポーズを入れるとバイトしてきやすいです。ポーズの長さもその日によって長めがよかったり短めがよかったりと様々です。

コンビネーションジャークをマスターしよう

青物全般に言えることは、どちらもアクションの変化や速度変化のタイミングでスイッチが入ってバイトしてくることが多いということです。ヒラマサやカンパチは単調なワンピッチジャークの微妙な速度変化を好むことがありますが、青物全般に言えることは基本的には何かしらの変化でバイトしてくることがほとんどです。青物攻略には様々なパターンのアクションを組み合わせるコンビネーションジャークが不可欠といえるでしょう。

またマグロやカツオなどはフォールに反応することが多い為、フォールの遅いスロージグを使うとよく釣れます。アクションはスローピッチジャークがおすすめです。スローピッチジャークに時折ロングフォールを交えることで魚に口を使わせます。マグロを狙う時にはスピニングタックルよりもバイトタックルの方がパワーがあるのでアングラーの負担も減ります。

根魚や真鯛など他の魚向けのアクション

上越沖でジギングで釣れた真鯛

基本はスローピッチジャーク

根魚は魚種にもよりますが、基本的に底から5m以内でバイトしてくることがほとんどです。普通のワンピッチジャークなどで5mを狙うとなると一瞬で終わってしまう為、根魚狙いには不向きなアクションと言えるでしょう。そんな時には狭い範囲をネチネチと誘えるスローピッチジャークが効果的です。限られた範囲内をネチネチと誘って、魚を焦らしてバイトに持ち込みましょう。

スローピッチジャークは根魚は勿論、活性の低い青物などにも有効な場面が多々あります。そういった意味ではターゲットを選ばない万能なアクションと言えるでしょう。浅場の根魚から中深海のアカムツやアラなど、水深を選ばずに色々な魚を釣ることができるアクションです。

ロングフォールのみが良い時も

スローピッチジャークをやる際に是非織り交ぜたいのがロングフォールです。通常のスローピッチジャークに時折ロングフォールを入れることで食わせのタイミングを入れます。ロングフォールでは魚の目の前からジグを一瞬消し、再度フォールでジグを見せてリアクションバイトを誘います。時にはこのロングフォールのみで誘うことが有効な場面もあります。

魚の活性が低くスローピッチジャークでも反応がない場合にはロングフォール単体で誘うと非常に効果的なことがあります。魚にジグを見せすぎない方が良いこともあるというのも覚えておきましょう。

ベイトによってアクションも変わる

上越沖で釣れたワラサ

ベイトのサイズによってアクションを変える

魚がその時に追っているベイトのサイズによっても、釣れるアクションは変わってきます。例えばベイトのサイズが大きい時には激しめにシャクってアピールした方が良い時が多く、ベイトが小さい時にはあまりジグを飛ばさないように意識してアクションさせると良いです。ワンピッチジャーク1つとっても、アクションの強さやピッチの速度を変えたりアプローチの仕方は無限にあります。その時に釣れるアクションを探すために、アクションの強弱、スピード、組み合わせなど色々と試しましょう。

釣れる人は常に考えながら釣っている人が圧倒的に多いです。その時の魚の活性、潮の状況、ベイトの種類など、想像して可能性を探るのはルアーフィッシングの鉄則です。試行錯誤した末にキャッチした1匹は格別で、きっとかけがえのない喜びを与えてくれると思います。

ジグの大きさもベイトを意識したものにする

ルアーフィッシングにおいて魚に近づく為の一歩として言われるのが「マッチ・ザ・ベイト」です。その時に魚が捕食しているベイトのサイズがわかれば、使っているジグをベイトのサイズに近いものに合わせると意外なほどあっさりと釣れることがよくあります。魚が違和感を感じづらく素直にバイトしてくるので、ジグのサイズやカラーはベイトを意識したものにすると良いでしょう。

また逆にベイトのサイズを無視してロングジグのみでリアクションバイトを狙っていく釣りも面白いです。食性ではなく反射で食わせることができれば、より「釣った」感が味わえて満足度は高いです。これはテクニックが必要な上にギャンブル要素の強い釣りなので、ヒットした時の喜びや達成感が味わえる釣り方です。

シャクって釣れない時はタダ巻きが有効

魚の活性が低かったり警戒心が強い時には、強いジグの動きを嫌う時があります。色々なアクションを試してもどうしても釣れない、そんな時にはタダ巻きを試してみてもよいと思います。タダ巻きは非常にナチュラルなアクションで、これでしか釣れないという時もあるくらいに実績のあるアクションです。巻きスピードはタイラバのようにゆっくりが良い時も逆に速い方が良い時もあります。

タダ巻きする時のジグはリアウェイトのジグがおすすめで、ショート~セミロングくらいの長すぎないシルエットのものが有効です。ジグによって釣れる巻きスピードは違うので、いくつかバリエーションがあるとよいでしょう。

様々なアクションでジグに生命を吹き込もう

名立沖海遊丸で釣れた真鯛

今回はオフショアジギングでのメタルジグのアクションについてご紹介しました。アクションのさせ方は人それぞれであり、ロッドのシャクリ方、ラインスラッグの処理の仕方、リーリングのタイミング、まさに十人十色のアクションがあります。その中でもいかに自分のアクションをその時の状況に合わせ込んでいくかが釣れるか釣れないかのキーになります。ただの鉄の塊であるメタルジグに生命を吹き込むのはアングラーの腕次第です。一辺倒な釣りにならないように意識し、魚の反応が最も良いアクションを自分なりに見つけ出しましょう。

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ダイワマニア
YSNO

 トラウト(エリア、湖)、青物全般、ロックフィッシュ、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、オフショアジギング、エリアトラウト、ウェーディング、ボートロック、エギング、東京湾、東伊豆(静岡県)、房総半島(千葉県)、上越地方(新潟県)、芦ノ湖(神奈川県)、本栖湖(山梨県)


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