釣りをやった事のある方なら「何を今さら」と思う方もいるかも知れません。皆さん当然の様にランディングネットを持参して釣行を行っていると思いますが、私の個人的な感覚として結構な頻度でランディングネットを持たずに釣りをしている方を見かけます。もちろんサーフ等のズリ揚げが可能な場所なら必要ありませんが、堤防や地磯等では必要不可欠です。「サバやアジ等の小型魚を狙っているからいいや」と考えている方もいるかも知れませんが、ライトショアジギングは特に何がヒットするかわからず、大型青物等が釣れることも珍しくありません。折角のチャンスに悔しい思いをしない為にもランディングネットは必ず持参しましょう。
魚を持って帰る上でクーラーボックスもまた必要不可欠なアイテムです。持ち帰るのに家が近ければ発泡スチロール等でも問題ありませんが、夏場や暖かい時期は大量の氷を入れないと低温を保てず魚が傷んでしまいます。決して高価なクーラーボックスである必要はありませんので、釣行時は必ず車に積んで置くようにしましょう。またクーラーボックスは長く使用できる為、必ず元が取れます。可能ならばウレタンタイプ以上のクーラーボックスをおすすめします。
折角釣った魚は出来れば美味しく持ち帰りたいというのは釣り人の共通認識だと思います。魚を釣ってから鮮度を保ち、美味しくキープするコツは何と言っても釣ってすぐに行う血抜きと神経締めです。よくナイフでエラを切っただけで血抜きをする人を見かけますが、これでは少し不十分で、意外とすぐに血が固まってしまいしっかりと血が抜けません。海水を汲んだバケツの中で血抜きを行った方がよりしっかりと血抜きが出来ますので、釣行時はぜひ用意して下さい。
ナイフも釣って魚を持って帰るのに必要不可欠なアイテムです。ナイフ一本あれば血抜きから締め、魚のエラワタ(内臓)を抜くことも可能で、より鮮度の高い状態で魚を持って帰ることが出来ます。海水や血に触れる機会が多く刃が悪くなり易い為、良いナイフは必要ありません。高くても1000円程度のもので構いませんので、釣行時は必ず用意しましょう。
ナイフの項目でもご紹介しましたが、血抜きと神経締めの双方を行えばより鮮度を保ったまま魚を持って帰ることが出来ます。初心者や不慣れな方にとっては慣れるまでの少々コツが要りますが、魚の熟成等を考えている方にとっては特に有効です。持っていない方はぜひこの機会に用意してみて下さい。
ライトショアジギングでランガンを基本として機動性を重視する方にはかえって邪魔ですが、地磯や堤防等で一ヶ所で粘る方にとってはルアーや各アイテムが多く収納出来、また疲れた時は椅子になります。タックルボックスの種類によってはロッドホルダーを付けられるものもありますのでのんびり釣りをしたい方にはおすすめです。
ライトショアジギングはジグを一度ボトムに付けてからアクションすることが多い為、根掛りし易いです。特に岩場のエリアでは、フックの針先が鈍り易く、こうなると魚がバイトしてきてもフッキングし難く、せっかくのチャンスが台無しになります。本来であればこの場合はフックを交換する方がいいのですが、釣り場ではそうもいかないこともありますので、応急処置としてヤスリで針先の鈍りを戻すことをおすすめします。
ライトショアジギングには専用タックルもありますが、シーバスタックルでも充分に楽しめる領域の釣りです。気軽に出来る反面、自然を相手にする為、危険が付き纏いますが、安全に留意して様々な美味しいターゲットを狙ってみて下さい。
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