釣り単位はディープすぎなので整理しました!簡単に覚えるコツは500円玉にあった!

作成:2022.09.01更新:2022.09.01

オンスってどのぐらい?って思ったことありませんか?

釣りで使う単位ってたくさんありますよね?しかも長さ、重さ、強さ、大きさごとにいろいろあります…なぜなんでしょう?ほとんどの人は世界各国でフィッシング(釣り)があるからその国ごとに使っている単位が違うから・・・とお思いの方が多いと思います。でも他のスポーツ見たくもう少し統一されててもいいですよね。

そもそも日本の釣りの歴史・・・って話すと日本での釣針(漁)の起源だと江戸時代や縄文時代なんかまで遡ります。世界的には古代ローマや古代ギリシャまで遡ります。趣味としての釣りは中世のヨーロッパで世界で一番最初に流行したそうです。その後1900年のパリ・オリンピックで釣りが競技種目だったそうで時代が違ったらあなたもオリンピアンだったかもしれませんね。これほど古くから世界で愛されるフィッシング(釣り)は各地域で発展し進化してきた歴史があるわけです。そのため釣りで使われる長さや太さそして重さなどの単位は各国の言語の歴史が違うように釣り単位の歴史も違うわけですね。

では実際に釣り単位ってどれほどあるのか?

ということで、釣りではどんな単位があるかをまとめてみました!

長さ(距離)

読み方 釣りでの記号 単位系など 釣り
フィート・インチ 〇ft・〇in ヤード・ポンド法、アメリカ ロッド・ワーム・魚サイズ
メートル・センチ・ミリメートル 〇m・〇cm・〇mm 国際単位系 鮎竿・渓流竿・へら竿・魚サイズ
尺・寸 〇尺・〇寸 尺貫法 へら竿・テンカラ竿・魚サイズ

釣りで結構使う単位ですね。特にロッドやワームそして魚のサイズでも使いますね。ロッド(竿)は全部の単位を使ってますね。魚のサイズでフィートやインチで伝える日本人は少ないですね。

重さ(質量)

読み方 釣りでの記号 単位系など 釣り
ポンド・オンス 〇lb・〇oz ヤード・ポンド法、アメリカ ルアー、ジグヘッド、シンカー、ワーム
キログラム・グラム 〇kg・〇g 国際単位系 ルアー、ジグヘッド、シンカー、ワーム、ロッド、リール
号(ごう) 〇号 号は匁(もんめ)と同じ。適合錘号数 オモリ(錘)、ガン玉、ウキのサイズなど錘負荷や適合錘号数

一番多く使う釣り単位ではないでしょうか。オモリはもちろんルアーやワームの重さやロッド、リールの重さそして魚の重さまで様々です。グラム表示が多いと思いますがルアーやワームも種類によってオンス表示されてますね。ジグヘッドやシンカーはオンス表示が多いかも。ロッドやリールの重要なスペックである重さはグラム表示です。

ライン強度(太さ)

読み方 釣りでの記号 単位系など 釣り
ポンド・オンス 〇lb・〇oz ヤード・ポンド法、アメリカ ライン、リーダー
キログラム・グラム 〇kg・〇g   ライン、リーダー、ドラグ力
号(ごう) 〇号 ナイロン・フロロ・PEと同じ号数でも太さが違う ライン、リーダー、ロッド適合ライン

さて、ここからよく判らなくなってきます。ラインの強度・太さの単位です。単位としては全く重さと同じなのが一番紛らわしいところです。しかもメーカーによってはすべての単位で表示してくれている親切な商品もあればオンス表示のみっていう商品もあります。

フック(釣針)

読み方 釣りでの記号 備考
#1(1ばん)・#1/0(イチゼロ) #〇・#〇/0 小さい#18など~大きいのは11/0なんてのも
号(ごう) 〇号 日本のメーカーが昔から使っています。数字が小さいほど針も小さい

最後にフックですね。これも分かりにくい単位の一つです。海の餌釣りや渓流釣りで使う釣り針はほとんどが号(ごう)で表示されています。逆にルアーフックはほとんどが#1(1ばん)や#1/0(イチゼロ)表示です。釣りのスタイルが混ざらなければ差ほど紛らわしくないかもしれません。後ほど詳しくご説明します。

釣具でよく見るけどイマイチピンとこない単位

最初にお話ししましたが釣りで使う単位がたくさんあって迷ったり間違えて購入したり多くあります。そこでどんな単位がどのタックルやアイテムに使われているのか?見ていきます。(表示例として3という数値で表します)

インチ(表示:3in・3inch・3”)

インチ表示は慣れると目に入るのですが慣れないとどこがインチ表示なのかわからない時があります。特にワーム場合は写真のようにメーカーによってインチの単位表示が違います。数字が書かれている場所を見ると3in・3inch・3”といった部分があるので慣れてくるとわかるでしょう。

フィート(表示:3ft・3f・3’0”)

フィート表示はロッドの長さを表示するときに使われます。メーカーによりますがあまりftやfを使った表記が少なく3’0”というように「 ’ 」がフィートで「 ” 」がインチです。1フィートは12インチですので「3’0”」は「3フィート0インチ」ということです。センチでは3.0cmだと300mmと10倍で表現できますが、フィートだと3’0”のインチは12倍する必要があるのでちょっと暗算が難しくなりますね。ロッドの世界ではまだフィート表示が主流なので覚えておきましょう。

オンス(表示:3/8oz・3oz)

オンスはヤード・ポンド法で質量の単位です。特にジグヘッドやルアーなどの重さ表示で使用されています。他によく目にするのはロッドのルアー錘負荷を示す単位にも使われます。さてそのオンスですが1ozは約28gです。う~ん中途半端で分かりづらい。例えば3/8ozなど分数になっている表示をよく目にすると思います。これは1ozの何分の何なのか?と示しています。要は1ozは28gなので28g×3/8=10.5gって意味です。まず1oz=28gを覚えて後はひたすら分数という計算になります。最近はグラム表示してくれていることも増えましたがまだまだオンス表示のみも多いので覚えましょう。

ポンド(表示:3lb・3LB・3Lbs)

ポンドはオンスと同じくヤード・ポンド法で質量の単位でオンスの上位の単位です。lbやLbsで表記されます。ポンドなのに何でlb?って最初に思いますよね。ラテン語で「libra pondo」という重さの単位を表すことばから来ています。poudoを略せばいいのにって思いますね(笑)。よく目にするのはライン強さですね。ロッドの対応ラインを示す単位にも使われます。1lbは16ozです。分かりにくい。1lbは約453g(0.45kg)これも分かりにくいので私がいつもラインを選ぶ時の見方は3lbの場合は3に0.4掛けます。1.2ですので1.2kgと考えます正確には1.36kgですがラインの強度を検討しているので強度の方が上回るわけなのでOKとしています。

#〇・#〇/0・号(#3・#3/0・3号)

さてフックのサイズでよく見るこの単位です。まずこちらは読み方から「#3」は「サンバン」です。「#3/0」は「サンゼロ」この#ついた単位分かりずらいんです。でも簡単に覚える方法があります。ポイントは「/」スラッシュです。まず#〇は数字が多いとフックサイズが小さくなり数字が少ないとフックサイズが大きくなります。数字と大きさは反比例していると認識しましょう。では#1の次に大きなサイズを表すには1より小さい(0)になりますね。↓の下にある「/0」はその意味です。実際には#0というサイズは存在しませんので「0」の左に「/」を付けて「#1/0」と表示しています。「/0」は0より1少ないという意味です。#○/0と表示されていたら0より少なく表示しているということです。反比例していますので数字が少ないということはフックが大きいという意味です。

続いては「号」です。「3号」の読み方ははそのまま「サンゴウ」です。号はフックサイズ以外にいろいろな使い方があります。実は日本の釣具の単位のほとんどはこの「号」で示すことが出来ます。号は釣具によって1号の基準が定められています。例えばナイロンラインの1号は0.165mmで昔の1厘のテグスの太さが1号の基準になっています。このように重さ、太さ、フック(釣針)にそれぞれ1号の基準があり、号数が少ない=軽い、細い、小さい。号数が大きい=重い、太い、大きくなります。1つの釣具を比較するの単位としては数字の大小なので非常に分かりやすいのですが注意点があります。先ほど記載した釣具によって1号の基準があることです。例えばフック(釣針)のチヌ針とキス針の6号を比較すると倍ぐらい大きさが違います。もちろん他の号数もです。要はチヌ針という釣具に1号という基準が設けられているということになります。ラインやオモリ(錘)も同じことが言えます。ラインのナイロンとPEとでは1号の基準が違います。オモリもナス型とガン玉と1号の基準は違います。同じ釣具(種類)であれば比較ができるということを覚えておきましょう。

フックの大きさ
大きい 小さい
#5/0 #4/0 #3/0 #2/0 #1/0 /0 #1 #2 #3 #4 #5

実は分かりやすい覚え方がある!?釣りの単位を簡単にわかりやすくしょう

長さ(距離)についてはどの単位を標準にするのが分かりやすいのか?やはり日本人がイメージしやすいセンチメートル(cm)でしょう。よく1インチが3センチ・・・なんて言われますがピンときたことがありません。だって1インチをイメージできないからセンチでたとえたのですがそもそも3センチの大きさが分かりにくいんです。そこで私の覚え方を教えます。簡単ですよ。

インチの覚え方

釣具でよく見るインチはワームなど少ない数値なので次の2通りで覚えやすいほうでいいと思います。要はすぐ分かるサイズで覚えておくことです。

  • 一番早いのは1インチ=500玉です(笑)。私はいつもこれです。1インチ25.4mmで500円玉26.5mmですので誤差0.9mmですのでまぁ誤差の範囲です。あとは単純に以下の考えです。
  • インチ表示の場合:1インチに2.5cmを掛けるだけ 例)3インチと表示されてたら3×2.5=7.5ですので7.5cm(正確には7.62cm)
  • cm表示の場合:5cmで割り2掛けるだけ 例)30cmと表示されていたら30÷5×2=12インチ(正確には11.82インチ)

フィートの覚え方

1フィート=30.5cmです。フィートとはフットから来ていて足の大きさなんですって。これで覚えましょう。足デカすぎるけど。ちなみに1フィートは12インチで30.48です。フィートはロッドの長さでよく使いますのでその目線です。

  • 一番早いのはロッドの長さと自分の身長と比べます(笑)。まず基準の170cm5.5ftだけを覚えます。例えば表示が175cmぐらいなら+5cmです。さっきのインチ換算では5cmは2インチなので5.7ftです。〇ftが何cmかを測るのは以下です。
  • フィート表示の場合:1フィートに30cmを掛けるだけ 例)7.6fのロッドは7.6×30=228cm(正確には231.64cm)
  • cm表示の場合:30cmセンチで割るだけ 例)180cmのロッドは180÷30=6フィート(実際は5.94フィート)

オンスとグラムの覚え方

オンスは難しいですよね。1oz=28gなので28gを分数でひたすら割る!っていう。でも1ozの重さはどのぐらいかはすぐ分かります。

  • 一番早いのは500円玉4枚分です。てことは1/2ozは500円玉1枚、1/4ozは500円玉1枚です。
  • 重いオンスはiPhoneオーナーならこれを覚えましょう。iPhone13miniは5oz(約140g)iPhone13は6oz(約170g)iPhone11は7oz(約194g)っていう感じです。
  • 次にグラムです。もうお分かりかもしれませんが500円玉は7g、10円玉が4.5g、50円玉が4gです。意外と使えますよ組み合わせると結構なグラムが分かります。100円玉が4.8gなので微妙ですが5gを測るなら1円玉を2枚追加で102円が5gです。

自分がいつも持っているものをオンスに換算しておくってのが賢い方法です。

釣り単位の世界はディープですが分かると簡単ですよ

いかがでしたか?釣りの単位・サイズについて少しは簡単になりましたでしょうか?今は携帯アプリで簡単に換算してくれますので何センチとか何グラムって言われてもピンときませんよね。でも本当の長さや重さ、大きさのイメージってしにくいですよね。そんな時は小銭が助けてくれます。特に500円玉は大切です。

この記事を書いた人

釣りは一生できる趣味!
Z@KU

 ネイティブトラウト全般(ソルト・ナチュラル)、アイナメ、ソイ、メバル、ルアー全般(ショア・ナチュラル)、ロックフィッシュ、エギング、北海道全域:湖(支笏湖、屈斜路湖など)・河川(尻別川、千歳川など)・ダム湖・サーフ・磯

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