21 ツインパワー SW 14000XG

シマノ

番手
14000
ギア比
6.2
ドラグ/耐力
25kg
自重
660g
B/R
10/1
糸巻量/回転
134cm
ハンドル長
80mm
ナイロン糸巻量
10-195 / 12-155 / 14-140
PE糸巻量
6-300 / 8-200 / 10-165
価格
¥ 60,192

狙えるターゲット魚種

できる釣法

搭載の機能・素材

よく比較されるライバルモデル

モデルチェンジを果たしたツインパワーSW14000XGの使用インプレッションをご紹介。

旧モデルからの進化点

非常に評判の良かった旧モデルですが、先行で販売された20ステラSWの機構を随所に取り入れることで更なる進化を遂げています。ここではその進化点を挙げていきたいと思います。

ドラグ耐久性の向上

まず始めに私が新モデルの21ツインパワーSW14000XGを検討した際に、メリットとして考えていた新技術の1つにスプール内部に放熱素材を採用した「ヒートシンクドラグ」があります。これはマグロ類の魚とのファイト時に有効で、猛烈にラインが出ていき、ドラグの熱ダレによる性能の低下を防ぐ他、ラインへのダメージも軽減されます。今回はヒラマサキャスティングで使用したので、この点はあまりメリットとなることが少ないですが、夏のキハダマグロシーズンには非常に有効な特性となるので期待しています。

力強い巻き取りパワー

今回、実釣ではヒラマサキャスティングで使用しました。当日は波が高く、海の状況がラフなこともあってマリアのローデッド180Fを使用しましたが、旧モデルと比較し新技術の「インフィニティドライブ」の採用により、ルアーの引き易さを非常に強く実感できました。またヒラマサキャスティングの様に持続的にルアーを動かす様な釣りでは、回転慣性が効くアルミ製ローターの影響もあり、ステラSW同様に非常に扱い易かったです。残念ながら本モデルでは魚のヒットとはなりませんでしたが、21ツインパワーSW8000HGの方では、15㎏オーバーのヒラマサをキャッチできた為、同機構を搭載したステラSWと同じ様なゴリ巻きが出来る点は実証できました。

非常に滑らかな巻き心地

個人的にオフショアのビッグゲームではあまり重要視していなかったのですが、今回のモデルチェンジにより「サイレントドライブ」が新たに追加されました。先駆けてステラSWで使用した際も実感しましたが、巻き心地がシルキーで非常に良く、やはり使用していて非常に気持ちが良いです。製品としての質感が上がり、今まで以上に扱い易くなったと思います。

シャープなデザイン

まず始めにデザインの好みは個人的なものになる為、どちらが良い悪いとは言えませんが、私の感覚として従来のモデルではよく言えば無骨、悪く言えば質素と言うイメージがあり5万円台のハイクラスのリールとしては、若干不満に思うこともありました。しかし今回のモデルチェンジでは、スプールの肉抜き方法がステラSWに近くなり、またシルバーを基調としたデザインは非常にカッコイイデザインになったと思います。ハンドルの逆側のキャップやドラグノブをもう少しどうにかならなかったかなと思う点もありますが、全体的には非常に好みのデザインです。

ステラSWとの比較

同機構を搭載した最上位機種のステラSW14000XGとツインパワーSW14000XGですが、実売価格は約4万円程の差があります。実際に使用した感覚の違いをご紹介していきます。

巻き取りパワー

ステラSWと同技術である「インフィニティドライブ」を搭載されており、旧モデルと比較しても当然、巻き取りパワーを強化されています。今回、ツインパワーSW14000XGでは魚を掛けてはいませんが、ルアーを引いている際に潮や波の抵抗がある時でもステラSW同様に楽に巻く事が出来ます。スプールサイズの小さい8000HGではヒラマサを掛けてからもゴリ巻き出来た為、超大型の魚を掛けない限り、巻き取りパワーに遜色は無いと思います。

ドラグ性能

こちらは14000XGモデルでは実際に魚を掛けていませんので、単純な比較はできませんが、8000HGで魚を掛けた際は、滑り出しや滑らかさはステラSWに軍配が上がると感じています。「ヒートシンクドラグ」の性能は、今後キハダマグロ等を掛けた際に実証・比較を行っていきたいと思います。

実釣での使用感

少し意外だったのが、実釣での使用感です。同比較で8000HG番手にて比べてみた際は、自重で20g程の差があったにも関わらずあまり大きな差を感じなかったのですが、14000XGで比べてみると15gの自重差しかないにも関わらずツインパワーSWよりも明らかにステラSWの方がより重く、また堅牢性を感じる様な印象を受けました。リールの馴染みやタックルバランス、個体差等あると思いますが、同じルアーを引いているにも関わらず、この差は個人的にも少し驚きました。 

旧モデルから改善されなかった点

ここまでは良いポイントばかり紹介してきましたが、使用してみてマイナスポイントもありましたので、ここで2つ程ご紹介したいと思います。

ドラグノブ形状

※写真左:ステラSWドラグノブ、右:ツインパワーSWドラグノブ

14000XG程の大きさになると、超大型の魚を視野に入れる為、ファイト時のドラグ調整は必要になってきます。ですがこの点、旧モデルから変わらず、ドラグノブの形状がつまみにくく、特にオフショアグローブを付けたままでの調整が少しやり難いです。ステラSWのドラグノブはつまむ面積が大きく非常に調整し易いのですが、この仕様を引き継いでもらえなかったのは残念です。

ドラグ音

ドラグ音に関しては実釣ではあまり関係無く質感・使用感の部分になってきますが、ステラSWの高い綺麗な音に対して若干チープな音がします。約4万円の価格差があるので、質感まで求めてしまうのはナンセンスな感じがしますが、この点は明確に差があると感じました。

ダイワ セルテートSWとの比較検討

同時期に発売されたダイワ セルテートSWですが、こちらもツインパワーSWに負けず劣らず注目を浴びている新製品です。悩んだ挙句、ツインパワーSW14000XGに落ち着きましたが、ここでは私が検討にあたり比較した点をご紹介していきたいと思います。

スプール、ドラグの放熱性

PE6号が300m巻けるラインキャパシティを持つ14000番は、キハダマグロ等の大型回遊魚も視野に入り、当然ドラグの放熱性、耐久性も重要になってきます。シマノのリールで言えば、ステラSWツインパワーSWは10000番以上のサイズでは放熱性の高い素材を採用した「ヒートシンクドラグ」を搭載し、ダイワのリールはドラグワッシャーを増やすことで両社ともこれに対応しています。

ここで注目したいのが、ソルティガセルテートSWのワッシャーの数です。ソルティガは14枚のワッシャーを採用し、負荷を分散させ、放熱性、耐久性を上げていますが、セルテートSWは大型サイズで9枚とそソルティガと比較すると5枚少なくなっています。単純にワッシャーの数だけで見れば36%減となり、当然、ソルティガと比較すると劣ってくると思います。この点シマノの両リールは同素材を使用している為、放熱性に関して言えばあまり変わりない筈です。ファイト中の熱ダレによるドラグ性能の低下を低減する面で見れば、キハダマグロキャスティングで使用を想定した際、ツインパワーSWに決めた最も大きな理由です。

キャスト性能

次に検討したのはキャスト時のラインの放出性です。キャスティングゲームでは飛距離はもちろん、キャスト時のトラブルレスも重要な要素になります。今回、セルテートSWでのキャストはしていませんが、ソルティガ同様の設計である為、おそらく同レベルのライン放出性能があると思います。過去、ソルティガステラSWでキャストフィーリングを比較してみた際は、ソルティガの方がライン抜けが良く感じました。これはおそらく下位機種であるセルテートSWにも引き継がれている筈なので、この点はセルテートSWに軍配が上がると思います。

ツインパワーSW14000XGのまとめ

ここまでツインパワーSW14000XGの使用インプレッションをご紹介してきましたが、確実に言えることは間違いなく旧モデルよりもパワーアップしており、今まで以上にリールを信頼した使い方が出来るという点です。キャスティングゲーム向けにステラSWを1台買うなら、ツインパワーSWを2台買った方がいいかも知れません。耐久性に関してはこれからの実釣で検証していきますが、この記事が購入を検討している方の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

価値ある1本を求めて!
モト助

 マグロ類、青物、シーバス、ヒラメ、トラウト類、オフショアジギング、オフショアキャスティング、ショアジギング、サーフフィッシング、ワイルドトラウト、相模湾、房総半島(外房、南房)東京湾奧、中禅寺湖、1級小型船舶免許

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