リールのスプールを交換すると憧れのmorethanにカスタマイズできる!

作成:2022.10.31更新:2022.10.31

一番触れる道具・・・それはリール

リールっていいものを使いたいですよね。特に新しいリールが発売されるとすぐ欲しくなるので本当に困ります(笑)。アングラーはなぜリールの購買力が高いのでしょうか?1つは釣りで唯一メカである!男子はメカ好きですよね。カメラとかも同じですね。そしてフィッシング中は常に触っているものであるためリールの巻き心地などがそれぞれ違っていてこだわりがあるなどが理由ですかね

一番眺める道具・・・それもリール

釣りをしていなくてもリールを部屋で眺めるだけでもいい!これってフィギュアコレクターに近いですね(苦笑)。お気に入りのリールを片手に酒を呑むなんて方もいるのでは?私は友人と泊りがけのフィッシングツアー時はルアーボックスとリールを必ず部屋に持ち込みます。まぁ盗難防止も兼ねてなのでできればロッドも持ち込みたいのですが荷物が多いとちょっと厳しいですね。そして夕食の後に釣り友とルアーやリールを見ながら飲みながら釣り談義をする・・・自慢したり自慢されたり最高ですよ。

メーカーの技術が詰まった道具・・・それがリール

そんなリールはシーズンごとにたくさん新製品が登場して・・・そして消えていきます。あのリール好きだったなぁ~っていう憧れで高嶺の花っていう高価なリールでもどんどん古くなっていきます。もちろん新製品は最高なんですが古くなっても自分に合っていたリールってありませんか?見た目だったりフィーリングだったり大物を釣り上げた思い出だったり。何より購入時は当時の最新技術が詰まっているわけですから良いものはいつまでたってもいいんです。特に最近はリサイクルショップが増えて買取価格も上がり5年前の製品はまだまだ現役で販売されています。特にリールは程度判断がしやすいのでネットでの売買も盛んですね。DAIWAのEXISTやSHIMANOのSTELLAは3世代前でもまだまだ高値です。

互換性について

リールを眺めていて思い出したことがあります。以前初冬の釣りでPEをスプールにセッティングしていましたが今日は氷点下になるかも…と思いもう予備として同じサイズのリールのスプールを外してナイロンを巻きバックに忍ばせたなぁと。知っている方がほとんどだと思いますがダイワもシマノも同じメーカーの同種類の同番手のスプールならほとんど互換性があります。もちろんSWやブレーキ付きなどにより全てのリールで互換性があるわけではありません。リールはバランスが命ですので個人の責任で行う必要があります。それでやってみました。これ17morethan2510PE-Hですか?なんだかわかりますか?

憧れのリールは何ですか?

私の憧れのリールはシーバス用morethan(モアザン)です。理由はmorethanのゴールドカーボンデザインが好きだから!単純にド派手なカッコよさで好きになりました(笑)。現行のmorethanは2017年発売なので既に5年経っています。NewEXISTも出ましたのでそろそろLTシリーズでフルモノコック、エアドライブなどが詰まったNew morethan BRANZINOが登場するのでは?と期待してます。きっとお高いんでしょうね。

17morethan

そんな17morethanの登場は5年前ですがDAIWAの最新技術が詰まっているので最新機種と性能的には劣りません。でも明らかに違うのが自重です。LT前であることと剛健さが売りなのでボディーが大きく重い。morethan3012Hの重さが285g、2510Hは245gあります。15FREAMSぐらいありますね。最近のリールは3000クラスで190g、2500クラスで160gぐらいです。3000クラスだと90gぐらいの差です。2500クラスでは80gほど違うので非力な私が一日中釣りすると疲労が増します。やはり貯金して新しいmorethanが出るのを待つか・・・と考えていました。先ほどの写真のようにmorethanスプールを15FREAMSに取り付けるまでは・・・

問題はmorethanを軽くできるか?

私は何とかして軽いmorethanを手にしたいんです。morethanのロッドはとても軽いのにリールが重いのはアンバランスなんです。DAIWAのプロアングラーもNewEXISTを組み合わせています。でも最近のDAIWAのリールはシルバーが貴重なのでコーディネート的にはイマイチなんです。現行だと21CALDIAが唯一似合いそうなので3000と2500をWebショップカートに入れて買う寸前までいきました。でもmorethanのカーボンハイブリットスプールのデザインが好きなんです。そこでどうすればmorethanを軽くできるのか?を検討してみました。

morethan軽量化

17morethanはボディがスーパーメタルボディなのでそれだけで重いんです。それ以外のパーツは軽いんです。そして検討の結果、何を考えたかというと別のリールとmorethanを組み合わせようっていう作戦にしました。もちろん見た目と性能にはこだわります。今ほしいリール番手はmorethanBRANZINOロッドの8fクラスに合わせる2500番と9fオーバーに合わせる3000番の2タイプです。そして現在の17morethanより軽いこと。先ほどの15FREAMSは重いのでまず目を付けたのが17morethanより後に発売されていてLTシリーズではない時期に発売されスペック的に劣らないリール。そしてカラーは黒金が基調のリールを探します。

見つけたのはあの名機!

そのリールは17THEORY(セオリー)・・・既に懐かしい感じさえしますね。2017年2月に発売されています。翌年の2018年にDAIWAの革命ともいえるLTシリーズのEXIST、CALDIA、FREAMSが発売されます。そうなんですLTが新世代だとすると旧世代最終モデルが17THEORYなんです。さてmorethanと互換性はあるのでしょうか。

スプールの互換性を調べましょう

スプールの互換性については探し方があります。メーカーではスプールは他の〇〇リールと互換性がありますと記載しません。ではどうして調べるか?カスタムパーツのサイトです。特にブランド直営が望ましいです。DAIWAだとSLP WORKS、SHIMANOだと夢屋ですね。欲しいリールのスプールを探します、今回だと17morethan3012Hで探すとRCS 3012エアスプールIIが出てきます。そして今度は互換性があるか調べたいリール17HEORY3012Hで検索します。すると同じRCS 3012エアスプールIIが出てきます。同じスプールが付くわけですから互換性があるということになります。もちろん微調整するためにスプールワッシャーなどは必要になるかもしれません。でもmorethanのスプールがTHEORYに付くことが確認できました。

そもそも17THEORYの性能とは?

2017年はリール買わなかったんですよね。その前に買ったEM MSで満足していたんですかね。当時はまだ15FREAMSも使っていました。その翌年の2018年からDAIWAはLT化でリールが転換期を迎えます。このタイミングでDAIWAはなぜTHEORYを出したのか?そして廃盤したのか?不思議ですね。2017年までで新型超軽量コンパクトボディーと銘打って発売されたのはTHEORYだけなんです・・・実はTHEORYの次世代のLTボディーだったんですね。ZAION新型コンパクトボディーとZAIONエアローターを搭載していて当時の15EXISTより軽いわけです。2018年にLTシリーズを発売するためにLTボディー+当時の技術を詰め込んだテストモデルだったのでしょう。そして翌2018年にLTシリーズはDAIWAにとってまさにTHEORY通り(王道で最善)になったわけです。ちなみにTHEORYのボディーは18CALDIAのボディーと色違いで同じ形です。後継機にTHEORYイズムを残していたようですね。ということで重さだけでいうと17THEORY 3012Hは220gでmorethanは285gで65g減、2510Hは17THEORY2510Hは190gでmorethanは245gですので55g減です。お互いのスペックを比較してみました。

3012Hで比較

  morethan3012H THEORY3012H
ボディー素材 スーパーメタルボディ
(特殊アルミニウム)
ZAION製
ボディーサイズ 旧ボディー 新型超軽量コンパクトボディ
自重 285g 220g
スプール カーボンハイブリッドスプール アルミスプール
ギア ハイパーデジギヤ アルミマシンカットデジギヤ
ギア比 5.6 5.6
ドラグ/耐力 7kg 7kg
B/R 12/1 7/1
巻上長/回転 95cm 95cm
ハンドル長 60mm 60mm
PE糸巻量  1.5-200  1.5-200
機能 マグシールド、ATD、ZAION製エアローター、エアベール
定価 67,600円 34,000円

2510Hで比較

  morethan2510H THEORY2510H
ボディー素材 スーパーメタルボディ
(特殊アルミニウム)
ZAION製
ボディーサイズ 旧ボディー 新型超軽量コンパクトボディ
自重 245g 190g
スプール カーボンハイブリッドスプール アルミスプール
ギア ハイパーデジギヤ アルミマシンカットデジギヤ
ギア比 6 5.6
ドラグ/耐力 7kg 7kg
B/R 12/1 7/1
巻上長/回転 90cm 84cm
ハンドル長 60mm 60mm
PE糸巻量  1.5-200  1.5-200
機能 マグシールド、ATD、ZAION製エアローター、エアベール
定価 65,400円 32,000円

多分morethanとTHEORYをこんな形で比較した人はいないかもしれませんね。スペックの総評は剛健さはmorethan◎軽さはTHEORY◎。そして価格は約2倍でTHEORY◎です。ベアリングは簡単に追加できる、スプールはmorethanを装着するのでここはイーブン。違いはボディーとギアですね。シーバスのランカークラスをガンガン行くなら確かに剛健なmorethanです。でも私はネイティブトラウト中心なのでトラウトのランカーサイズはイトウか鮭で1年に数回です。基本のターゲットは30~50cmまでのトラウト中心なので十分というわけなので剛健さは劣りますがZAIONボディー+アルミマシンカットデジギヤも伊達ではないはずなのでトラウトのランカーサイズまでは十分いけるでしょう。

さてリールは決まった

スプールの互換性、リールの軽さとスペックから17THEORYに決まりました。あとは見た目です。morethanのスプールをTHEORYに付けた後、どうやってmorethanに寄せるか?何が違うのか?見た目で大きな違いを感じるのはハンドルでしょうか。特にハンドルノブは個人的な好みもありますので好きなものを選びますよね~他はドラグノブでしょうか。これはTHEORYと比べるとATDロゴが入っていますねだけですね。でもmorethan純正とは交換できないんです。ドラグノブを取り付けるシャフトの先端形状がメインシャフトがガタツメ仕様のためTHEORYのドラグノブは17世代のリールには付くのですがTHEORYに17THEORY以前のドラグノブは付きません、LT系も付きませんのでお気を付けください。

THEORY+morethanカスタム

いよいよカスタムしていきます。

THEORY2機種

今回THEORYの3012Hと2510Hとmorethan3012Hと2510Hのスプールを購入しました。まずはTHEORYです。ハンドルノブのみRCSに変更しています。このTHEORYのままでも十分にmorethanBRANZINOロッドにマッチしますけどね。そこはmorethanスプールに拘りましょう。

morethanスプール

ではスプールです。やはりTHEORYノーマルと比較するとmorethanのカーボンハイブリットスプールはいいですね。重さは若干3gほどmorethanが重いんです。そもそもTHEORYのスプールがかなり軽いということですね。

THEORY+morethanカスタム完成

さてスプールだけではmorethanに見た目だけ少し近づいたというレベルなのでベアリングも追加しました。morethanスプールは既にベアリング1個が入っているのでシャフトのスプール受けに1個とラインローラー1個ハンドルノブに2個これでB/Rが7/1⇒11/2になりました。まぁいいところでしょう。めっちゃ回転もスムーズです。morethanのパイパーデジギア特有のシャー感もなくシルキーで滑らかな巻き心地です。問題の自重は3012Hは224g、2510Hは195gでした、LTのCALDIAとFREAMSの間ぐらいですね!いいところでしょう。

morethanBRANZINOとセット

早速このカスタムリールをmorethanBRANZINOにセットして初釣行してきました。想像以上にいいです!リールも申し分ありません。なんと言ってもこの存在感は大自然の中に映えます。あとは大鱒が出れば言うこと無しなのですがうまくいきませんね。次回は是非ビッグトラウトを入魂したいと思います!

スプールカスタマイズ

いかがでしたか?スプールカスタマイズ。今回はmorethanでしたがDAIWAならSOLTIGA、月下美人なんかも面白いと思います。SHIMANOのTWIN POWERやBB-Xもいいと思います。お気に入りのスプールを見つけてカスタムしてみるのも楽しいですよ!

この記事を書いた人

釣りは一生できる趣味!
Z@KU

 ネイティブトラウト全般(ソルト・ナチュラル)、アイナメ、ソイ、メバル、ルアー全般(ショア・ナチュラル)、ロックフィッシュ、エギング、北海道全域:湖(支笏湖、屈斜路湖など)・河川(尻別川、千歳川など)・ダム湖・サーフ・磯

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