オフショアジギングにおけるジグの重さの選び方をご紹介!

作成:2021.06.30更新:2021.08.20

オフショアジギングにおけるジグの重さの基準

一言にジギングと言ってもブリやヒラマサを狙う近海青物ジギングからスロージギング、近年人気のSLJ(スーパーライトジギング)など様々です。そんな状況でジグの重さを選択するには、実際の状況に合わせた幅広い選択が求められます。しかし始めて間もない方にとって状況による判断は難しいものになると思います。私が実施している近海ジギングでのジグの重さ選択としては、状況が分からない場合は以下の重さを最初に選択しています。

「水深×3=ジグの重さ」

例えば水深50mのポイントでは3倍を掛けた150g程のジグを最初に投入し、潮の流れや魚の活性によって重くしたり軽くしたりします。この重さ選択方法は一般的な近海ジギングでの参考になりますので、深場ジギングや特殊な環境では船長などに聞いてみて下さい。

船の流し方によるジギングの違い

バーチカルジギング

多くはスパンカーを利用し船首を風上に立ててジグを船の真下に落とす釣法です。主にジグを縦方向に動かす釣りで、100m以上の深場でボトムを取る釣りや潮流が非常に速い海域で良く実施され、使用するジグもライン角度を立てたアクションが得意なものが相性が良いです。基本的にスロージギングなどはバーチカルジギングが一般的で、よりジグのフォールを長く見せる事が出来ます。また各釣り座ごとで潮流は大きく変わらない為、初心者の方にとってはバーチカルジギングがやり易いかもしれません。

ドテラ流し

風と潮流に船を任せて流す釣り方です。船の両舷で釣りをやる場合は、ラインが船の下に入っていく「迎え潮」側とラインが出ていく「払い潮」側の釣りに分けられます。まず迎え潮側でのジギングですが、潮の流れが速いとすぐに船の下にラインが入ってしまい、上手くジグが動かせなくなります。重めのジグを使用し多少キャストすることでやり易くなります。

次に払い潮側のジギングですが、ラインがどんどん出ていく為、ラインの角度が付いた斜め引きでの釣りがメインになります。状況によりボトムを取らずにジグをしっかりと泳がす様なジャークも有効になり、またボトムに着底しても船が動いている為、ラインが出ていき、初めての方にとっては着底が分かり難く、根掛りし易いです。

ジグの種類における重さの選択

タングステンジグの重さ選択

一般的なジグは鉛製のものが圧倒的に多く、殆どのジグは特別な表記が無ければまず間違いなく鉛製です。安価で様々なバリエーションの製品が販売されていますが、特定のシーンでは比重の高いタングステン製のジグが大きく有効になることもあります。タングステン製のジグは鉛製のジグと同じ大きさでも比重が高い為、同サイズでもより重くなり、潮流が非常に速いシーンでも更に早く底を取ることが出来ます。小型のベイトを捕食しながらも潮流が速いシーンなどでは絶大な効果を発揮しますが、反面コストが非常に高い点はデメリットになります。 

スロージギング用ジグの重さ選択

オフショアジギングのジグの中でも、主にフォールアクションに重きを置いたフラットな形状をしているジグです。バーチカルジギングで使用することが多く、魚の活性が低い状況でも高い食わせ力は発揮します。ジグの性質上、フォールアクションがメインになる為、フリ―フォール中も通常のジグより比較的遅めですので各ジグの特徴にもよりますが、冒頭にご紹介した「水深×3」よりも多少重めのウェイト選択をすることをオススメします。特にローリングフォールアクションよりもスライドフォールアクションのジグはよりフォールに時間が掛かりますので、「水深×4」くらいの重さを選択しても問題ありません。

鉄ジグの重さ選択

限られたジグメーカーから販売されているジグで、比重が軽い為、軽快なジャークによるワンピッチジャークやスロージギング、ドテラ流しによる横引きなど幅広く使用できる汎用性の高いジグです。重さの選択は通常の鉛製のものと同じ「水深×3」程で問題ありません。ローリングフォール時などに鉄ジグ特有のアピール力の高いフォールをしますので、通常のジグで魚からの反応が得られないシーンで特に有効です。

スピニング・ベイトタックルによるフォール速度の違い

底を取るジギングにおいてタックルの違いによるジグのフリーフォール時のスピードの違いは頭に入れて置いていた方が釣行を重ねる上で引き出しになってきます。一般的にはスピニングタックルとベイトでは基本的に構造が違う為、フォールスピードも異なってきます。スピニングリールの場合は、ベールを返すとラインが文字通りフリーになりますので、ジグのフォールの動きを殆ど妨げない為、フォールスピードも速いです。一方でベイトタックルの場合は、クラッチを切ってもスプールに若干のブレーキが付いている為、ラインスラッグは出にくいですが、フリーフォールは遅くなります。

様々な重さ選択によって釣りの幅を広げよう!

今回は初めての方でもわかり易いように「水深×3」の計算をご紹介しましたが、状況により魚からのリアクションバイトを得る為に水深50m程でも300g程のジグを使用し、素早いフォールで活性の低い魚のスイッチを入れることもあり、逆の発想で潮が緩いシーンでは水深80mラインでも100g程のジグを使用し、ゆっくりと魚にジグを見せるジャークをすることもあります。基本的なアクションが出来る様になれば、型に捉われない幅広い誘いで魚を誘うことが出来ますので、ぜひ色々試してみて下さい。

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 マグロ類、青物、シーバス、ヒラメ、トラウト類、オフショアジギング、オフショアキャスティング、ショアジギング、サーフフィッシング、ワイルドトラウト、相模湾、房総半島(外房、南房)東京湾奧、中禅寺湖、1級小型船舶免許

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