釣り歴35年、1gアンダーのスプーンから200gオーバーのメタルジグまで扱う
バスフィッシング黎明期、好奇心からルアーフィッシングにハマる
釣りを始めたのは小学校低学年の頃、祖父が使っていたらしい釣り具を貰ってから始めました。最初は近所の川でコイやフナを釣っていましたが、小学校高学年になると周りの友人たちとルアーフィッシングに行くようになりました。その頃は関西に住んでいたので、ブラックバスという魚が釣れるという噂を聞き始発電車に乗って琵琶湖まで通うこととなります。
釣れるまで止めない男
当時はインターネットもなく、釣れるという情報は近くの釣具屋くらいでしか聞けませんでした。なので釣具屋の店員さんに聞いたポイントを信じてひたすらにクランクベイトを投げ続けました。そして初めてのバスを手にするまで、1年近く同じポイントへ通い続けました。その時に「釣れるまでルアーを信じて投げ続ける」精神やスタイルが身についたのかもしれません。
釣果よりも魚を手にする過程を楽しむように
それからしばらくはバスフィッシングを続けていました。就職を機に引っ越した愛知県では、初めてのマイカーで野池を巡りゴムボートに乗って釣りをしたり、ついにはアルミボートまで手に入れてダム湖などにも通っていました。その頃はバスフィッシングでもトップウォータープラグ、しかも1oz以上のプラグのみで釣りをするという当時はマニアックな釣りをし、釣果よりも魚を釣る過程を楽しむようになりました。
ふとしたきっかけで、エリアフィッシングに
トップウォーターを始めると、春や夏は比較的釣りやすいのですが、当然冬はそうそう簡単には釣れません。ましてや1ozオーバーのビッグプラグとなるとなおさらです。そこで冬に釣れる魚はないかなと思っていたところ、近所に新しい管理釣り場ができると聞きました。管理釣り場ならば魚を放流しているので簡単に沢山釣れるだろうと思い、いくつかルアーを買って出かけることにしました。
再現性の釣り、エリアフィッシング
いざ管理釣り場に行ってルアーを投げますが、全く釣れません。それは当然のことで、ルアーのレンジやスピードなどを全く理解せずに延々とルアーを投げていたからなのでした。そしてスタッフの方にエリアフィッシングの基本を教えていただき、少しずつ釣れるようになってきました。ここでパターンフィッシングやその時の魚の状況に合わせこんでいく釣りを意識するようになりました。そしてわたしの釣りの師匠に出会い、エリアフィッシングにどっぷりとハマることになったのでした。
エリアから湖へ
エリアフィッシングは15年以上やってきましたが、わたしの師匠は最初は湖でのトラウトフィッシングの練習としてエリアを始めたそうなんです。それを聞いて俄然湖に興味が湧いてきたので、師匠からいろいろなことを教わり芦ノ湖へ通うようになりました。この頃には仕事の都合で神奈川県に引っ越してきていたので、毎週のように芦ノ湖へ通います。初めは知り合いの方と一緒に行っていたのですが、初めての単独釣行の時に事件は起こりました。師匠に聞いていたポイントに入りスプーンを投げて、とんでもないモンスターレインボーを釣ってしまうのでした。63センチと長さはそこそこでしたが、体高はわたしの太ももよりも太い。重量の計測はしませんでしたが、おそらく3キロ近くはあったと思います。この日は奇しくもわたしの誕生日の1週間前と、少し早いバースデープレゼントになりました。
初めての離島でショアからスマガツオ
それまでも港湾部でのシーバスなどはたまにやっていましたが、そこまでソルトルアーにどっぷりとハマることはありませんでした。しかしとある夏に伊豆大島へ遠征した時に初めて海でショアジギングをし、なんといきなり3キロクラスのスマガツオが釣れました。これまでは基本的にキャッチ&リリースの釣りをしていたのですが、このスマガツオの美味かったこと・・・。これより「釣りたい魚を釣る」から「食いたいから釣りたい」に変化していきました。そして釣って楽しく食べて美味しい魚を狙うようになりました。
オフショアを始め、さらに釣りの幅が広がる
以前はショアからの釣りやウェーディングに非常に強い拘りがありました。地形や風向きからベイトの動きを予測し、それを捕食するフィッシュイーターを探し出す。それも釣りの醍醐味だというのは間違いないです。オフショアの釣りは正直魚がいるところに連れていってもらい、そこで釣るだけでしょ?なんて思っていました。そんな時に釣具屋店員の友人と東京湾にジギングに行ったところ、友人は釣れるのにわたしは釣れない。これはエリアフィッシングでもよくあることですが、海の魚はスレてないから比較的イージーに釣れるとたかを括っていました。しかしメタルジグはただの鉛の塊が故に、アングラーの技量の差は如実に現れます。その日は友人に完膚なきまでに叩きのめされました。元来負けず嫌いな性格のわたしは、それからジギングの動画を見漁り、愚直にワンピッチジャークを続け、7キロのブリや4キロのヒラマサなどを釣ることができ、少しずつですが釣果が出せるようになってきています。
現在の目標は10キロオーバーの青物、50センチクラスのオオモンハタ、70センチオーバーのスジアラ
ジギングの1つの目標としてはまず10キロオーバーのブリ、キャスティングの目標は10キロオーバーのヒラマサ、根魚ではオオモンハタとスジアラのモンスタークラスを釣ることを目標にしています。それ以外にも南房、外房での7キロクラスのマハタやマグロなど、釣りたいものが多すぎて困っています(笑)
無類のダイワ好き
子供のころから何故かダイワのタックルが好きでした。バスフィッシングを始める時に、初めて買ったのがダイワのマグサーボにジェットキャストという組み合わせでした。釣具屋のショーケースに飾られていた、ゴールドのミリオネアVをいつか買いたい、そんな子供心を拗らせてしまった結果、現在のタックルへの拘りが生まれてしまったのかもしれません。
人のやらない釣りをやりたい
偏屈な性格からか、人と同じ釣りをするよりは少し違ったアプローチをするのが好きです。自分で試行錯誤し、メソッドを確立する為に現場に足を運んで試す。そしてこれは正しかったけど、こっちはイマイチだった、それは何故なのかなどを考えて釣りをすることが大好きです。例えばロックフィッシュでもボートから水深30m以上で釣るディープロック、湖でのレイクジギングやレイクショアジギングなど、まだまだ開拓の余地のある釣りは楽しいです。
釣りクラウドを通じて
今まで狙ったターゲットを獲るために、様々なアプローチ方法や自己理論を組み立てて釣りをしてきました。基本的にルアーフィッシングはパターンフィッシングの釣りなので、そこに至る過程が多ければ多いほど良いと考えます。そのアプローチの中には勿論リールセレクトも含まれており、なぜこの魚を獲るためにはこのリールでなければならないのか、という理屈も自分なりに持っています。そういった超偏見的なわたしの考え方が、釣りクラウドの記事を通して読んでくださる方々にお力添えになれば幸いです。宜しくお願いします。