ライトショアジギングにおけるアシストフックの重要性とは?おすすめのフックセッティングを解説

作成:2021.09.17更新:2021.09.18

ライトショアジギングで釣れるターゲット達

初春から晩秋まで長い期間楽しめるライトショアジギング。堤防やサーフ、地磯等幅広いエリアで楽しめ、ほぼオールシーズン、非常に多くの魚が釣れる為、初心者の方にも非常にオススメな釣りです。また釣れる魚もイナダやサバ、カンパチなどの青物からヒラメ、マダイ、シーバス、マゴチ、根魚と買えば値段の張る高級魚も釣れることも珍しくありません。ここではそんなライトショアジギングのオススメのフックセッティングやアクションまで幅広くご紹介していきます。

そもそもアシストフックって何?

ジギングの場合、ショア、オフショアに掛からわずジグの頭側(フロント)に装着するフックをアシストフックと呼ぶことが多いです。呼び方がアシストフックと言う名前でややこしいですが、ジギングゲームの場合はこのアシストフックがメインのフックになり、リアフックが補助的なフックになります。特に狙いや意図が無ければフロントにアシストフックを装着することが一般的で、市販のライトショアジギング用ジグの場合は標準装備されていることが多いです。またフックの種類はシングルやツインのフックが装着されていることが多く、トレブルフックなどは装着しません。

ライトショアジギングでのオススメのフックセッティングは?

基本的に五目釣りの場合は、アシスト(フロント)とリアの双方のフックを装着することが一般的ですが、状況によりアシストのみにしたり、リアのみにした方が良い場合もあります。ここではターゲット魚種毎のフックセッティングの基準をご紹介していきます。

メインターゲットが青物

ライトショアジギングの人気ターゲットの代表格がイナダやワラサ等の青物です。青物や習性上、エサである小魚を頭から丸飲みしますので、基本的にはフロント側にアシストフックのみの装着する事がオススメです。特に活性の高い状況では、ジャカジャカ巻きや速いピッチのワンピッチジャーク等を多用する為、リアフックを装着するとラインを絡む通称「エビ」状態になり易く、手返しが悪くなります。ただ活性が低く、ショートバイトが多い状況やロングフォールでのアタリを取っていく状況ではリアフックを付けるとこでフォール時間を稼げる為、ヒットに持ち込み易くなります。フロント側へのアシストフックのみをメインとして考えながらも、状況によってリアへのフックセッティングを行ってみて下さい。

五目釣りを目的とした釣り

特にターゲットを定めず、多くの魚種を狙う場合にはアシストフックとリアフックの双方を装着する事をオススメします。リアフックを装着することで、ルアーを後ろから食い付いてくるマダイのターゲットやフォール時に食い付いてくるヒラメや根魚などにも非常に有効になり、フッキング率やバラシを減らす事が出来ます。ライトショアジギングで五目釣りを行う場合、ジャカジャカ巻き等の速いアクションをするとエビになり易いので、フォールを主体として比較的スローな誘いやタダ巻きが初心者にとっても簡単でオススメです。

ライトショアジギングでのフックサイズのおすすめは?

ライトショアジギングは基本的にどんなに太くてもPE2号クラスのラインまでしか使用することが少なく、通常PE1~1.5号までの太さのラインを使う為、大物がヒットしても強引なファイトが出来ません。よくライトショアジギングタックルにも関わらず、太軸でジグサイズに見合わないフックを装着している方を見かけますが、ライトショアジギングのタックルではオーバースペックなばかりか、パワー不足によりフッキングが決まり難いこともありますのでオススメ出来ません。サイズについては各メーカーによって様々な表記がありますが、S~Lサイズクラスのフックがジグの動きを妨げない点もあり扱い易いと思います。

ライトショアジギングのアシストフックの種類

ライトショアジギングで使用するアシストフックは主に2種類です。まずはフックが一つだけ付いたシングルフックタイプのもので、一度魚に掛かったら貫通し易くバラシが少ないのが特徴です。次にシングルフックが2つ付いたツインフックがあり、特徴としてショートバイトでも、魚を掛け易くヒット率を上げられる特徴があります。これ以外にもシラス等を捕食している際に有効なサバ等の皮が付いているバケフックもあり、意外とフックもヒット率をアップさせる上で重要です。個人的にはフックメーカーのシャウトが販売するジャコフックのM~Lがオススメなので試してみて下さい。

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フックセッティング毎のメリット・デメリット

アシストフックのみの場合

ジグのフロントに装着するアシストフックのみの場合、フッキングさえ決まればバラシ難く安心してファイトする事が出来ます。またジャカジャカ巻き等の素早いアクションをしてもエビになり難く、手返しよく快適に釣りをすることが出来、障害物が多いエリアでも根掛りし難く快適に釣りが出来ます。しかし良い点ばかりではなく、フックのセッティングによるウェイトバランスの関係でフォールスピードが速くなる為、フォールで食わすスローな釣りには向きません。またタダ巻き等で後ろから食い付いてくるバイトの場合は、フッキング率が下がる傾向にあります。

フロント、リア双方を装着した場合

ライトショアジギングでは基本的にターゲットを絞らず五目で釣る事が多いと思いますが、そんな状況ではフックをフロント、リアの双方にフックを装着する事をオススメします。双方にフックを装着する事で、青物以外のマダイやシーバス、ヒラメ、根魚と幅広い魚に有効で、またジグのウェイトバランスが良くなり、上手くフォールアクションをしてくれる為、フォール主体に食わせるスローな釣りにも最適です。しかしフックの数が多くなることで、根掛りが多くなったりエビ状態になり易くなったりしますので、煩わしいと言うデメリットもあります。

フックは魚と釣り人を繋ぐ最重要なツール

釣りを行う上でフックは魚に接触する部分として実は最も重要な道具です。ですが少なくないアングラーはフックを軽視している方も多いのではないでしょうか。私自身も釣りを始めたばかりの頃はフックを軽視して、ロッドやリールばかりに目が行ってしまっていました。しかし釣行を重ねるごとにフックの針先の鈍りによる掛け損ないやフックオフを繰り返し徐々にフックの重要性に気づく様になりました。またフックの大きさや数を調整することでバイトの数も変わってくる等、釣果アップにも繋がりますので、今までフックを意識したことのない方も是非この機会に意識してみて下さい。

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