リールは使用するラインの太さによってサイズが変わってきます。スピニングリールの場合には3000~4000番、ベイトリールは150~200番クラスが一般的です。使用するPEラインをおかっぱりなら200m、オフショアなら300m巻けるものを目安にするとよいです。ギア比は好みにもよりますが、個人的には大型のオオモンハタにも負けないパワーギア(ノーマルギア)がおすすめです。構造上力の伝達がしやすいベイトリールは、ハイギアでも問題ないと思います。
ロックフィッシュ狙いと言えばベイトタックルを想像する方が多いかもしれませんが、オオモンハタを専門に狙うならスピニングタックルの方がメリットを活かせるでしょう。キャスト時の飛距離や巻きの釣りで必要なドラグ性能もオオモンハタゲームを有利に運べる要因です。おすすめのスピニングリールはダイワ 21カルディア LT4000S-C、ベイトリールはシマノ 20エクスセンスDC SSです。
使用するラインは釣りをする場所によって変わってきます。堤防から狙う場合にはPE1号にリーダー20~25lb、磯から狙う場合にはPE1.2~1.5号程度にリーダーは25lb以上は必須です。根をかわしやすいオフショアでの釣りではPE1号にリーダー16~20lbで十分でしょう。オオモンハタの場合には中層まで追わせて食わせることが多いので、他のロックフィッシュほど根ズレを気にしなくてもよいと思います。とはいえオオモンハタでも着底時のバイトもあるので、必要最低限の太さのラインは準備しておきましょう。
巻くラインの長さですがショアからの釣りは200m、オフショアで船から狙う場合にはできれば300mは巻きたいところです。それほど深いところを狙うわけではないので150mでもよいかもしれませんが、ライントラブルでラインが減っていくなどのトラブルを想定した場合には長めに巻いていた方がよいと思います。おすすめのPEラインはX BRAID スーパージグマンX8です。
ロックフィッシュ狙いのシャッドテールワームのド定番ともいえるのがエコギアのバルトです。絶対無二の扁平型のボディーに強く水を掻きわけるテールの強波動でロックフィッシュを魅了します。アジやネンブツダイ、ベラなどのような平たい魚をメインを捕食しているエリアでは無敵といってもいいほどに釣れます。他のシャッドテールワームと明らかに反応が違うことがよくありますので、持っておいても損はないワームです。
サイズは3.5in、4in、6inの3展開、カラーも豊富に揃っています。おすすめはシチュエーションを問わずに万能に使える4in、カラーは赤金、黒金、クリア、パールグロウがあればどんな状況でも対応できると思います。人気のカラーはシーズンインするとお店から消えてしまうことがあるので、見かけたらかっておくことをおすすめします。
ハードルアーでオオモンハタを狙いたい方にはデュエルのハードコアソリッドバイブがおすすめです。中空ではなく中身の詰まったソリッド構造のボディーを持ち、その特性を活かした速い沈み込みやキビキビしたアクションはロックフィッシュを狙う要素の揃ったバイブレーションです。ソリッドなのでサイズの割に重量がある為、飛距離も申し分なしです。
ハードコアソリッドバイブのサイズ展開は55㎜、65㎜、75㎜、85㎜の4種類、飛距離や沈み込みを考えると75㎜か85㎜が使いやすいと思います。ハードルアーの魅力はワームにはないメッキ系などのカラーが豊富に揃っていることです。波動やアピール力も強い為、手っ取り早くサーチしたい時にはおすすめのルアーです。
SLJでは定番のダイワのTGベイトはオフショアでのオオモンハタ狙いにおすすめのルアーです。タングステン素材は通常のメタルジグの素材である鉛よりも比重が重い為、同じ重さでもシルエットをコンパクトにできます。小さくなった分フォールスピードも速く、ボトムタッチ時のリアクションバイトも誘いやすいジグとなっています。
タングステン素材のジグの重さは水深×1~1.5倍くらいを目安に決めるとよいでしょう。オオモンハタ狙いの場合にはリアフックにブレードを付けるとより効果的です。メタルジグのコンパクトなシルエットはスレた魚にも抜群に効きます。タングステン素材のジグはどうしても高価になってしまいますが、これでしか釣れないといった状況があるのも事実です。ベイトが小さい時にはまさに餌!というキャッチフレーズが現実のものとなる時もあります。
今回はオオモンハタの習性や釣り方、おすすめのタックルやルアーについてご紹介しました。他のロックフィッシュとは違った生態を持つオオモンハタは、狙って釣れる攻略性の高い魚です。ソフトルアーやハードルアーなど多岐にわたる攻略法を自ら探し、魚に辿り着く楽しさを教えてくれる魚でもあります。大型化すると50㎝を超える個体もいる為、とてもロマンに溢れた魚で魅了されている釣り人も多いです。オオモンハタが生息している海域に行くことがあれば、是非狙ってみて欲しいターゲットです。
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