北海道の森漁港は函館に近い釣りの穴場ポイント!道南での海釣りにおすすめ
作成:2020.07.30更新:2021.08.20
目次
森漁港ってどんな漁港?
森漁港は北海道の道南、森町にある中規模漁港です。森漁港は道南の穴場スポットとして知られており、北海道の中心部からやや距離があり、近郊に大型の函館港があることから、竿抜けになることも多い釣り場になります。森漁港は釣れる魚種が豊富で、アイナメ、カジカといったロックフィッシュを中心にカレイやチカといったファミリーフィッシングの人気ターゲットも狙うことができます。
森漁港で釣りを楽しむアングラー
今回取材に協力してくれた菊地さんは森漁港をホームにロックフィッシュを楽しむ地元アングラーです。幼い頃から通う森漁港での釣り歴は10年を超えており、レコードサイズは52cmの大型のアイナメです。森漁港の魅力を味わってくれるアングラーが増えてくれればと今回の取材に協力していただきました。
森漁港の魅力
森漁港で釣りを楽しむ菊地さんに森漁協の魅力をお聞きしました。森漁港はルアーフィッシングの上級者はもちろん、海釣りのビギナーの方も楽しめる魅力がたくさん詰まった漁港です。道南方面に足を運ぶ予定があるアングラーは熟練度に関わらず積極的にエントリーしてみましょう。
森漁港は初心者から上級者まで楽しめる
森漁港は豊富な魚種だけでなく、たくさんの釣り方が楽しめる点も魅力です。森漁港のメインターゲットになるロックフィッシュはワームの釣り方が定番とされていますが、春シーズンはバスフィッシング用のハードルアーでも釣果実績があるそうです。また、餌釣りやサビキ釣りも楽しめることから、本格的なルアーフィッシングだけでなく、家族や友人と手軽に釣りが楽しめるのも森漁港の魅力です。
森漁港は釣り場が豊富で遠征におすすめ
森漁港は中規模漁港でありながら釣りができるポイントが豊富にあります。週末になるとたくさんの釣り人が訪れますが、春や秋のハイシーズンでもポイントが埋まってしまうことが少ないです。そのため、釣り場に訪れて釣りができないといったデメリットが少なく、近郊のアングラーだけでなく札幌などからの遠征にもおすすめの釣り場です。
森漁港の全体マップ
森漁港の周辺は新川漁港と尾白内漁港の2つの漁港があり、3つの漁港を合わせて森漁港と呼ぶ釣り人も多いです。森漁港は2つの漁港に挟まれる形で立地しており、本記事で紹介されるメインの釣り場になります。左右にある新川漁港と尾白内漁港は森漁港が濁っているときでも水質が濁りにくいため、天候や水質によっては一緒にチェックしたい釣り場になります。
森漁港で釣れる魚
森漁港ではロックフィッシュを中心にたくさんの魚が釣れます。40cmを超える大型のロックフィッシュの実績もあるので、本格的なルアーフィッシングから餌釣りまで様々な釣りを楽しんでみましょう。はじめて森漁港に訪れる方は釣果実績が豊富なアイナメ・ソイを狙ってみるのが定番です。
アイナメ
アイナメはロックフィッシュの定番ターゲットです。森漁港で狙える魚のなかで1番人気の魚種で40〜50cmクラスの大型の実績もあります。森漁港はロックフィッシュトーナメントの舞台にもなった漁港ですので、大型のアイナメを狙ったゲーム性の高い釣りを楽しむことができます。菊地さんが狙っているメインターゲットでハイシーズンには毎日のように良型の釣果実績があります。
ソイ
ソイはナイトゲームで狙えるロックフィッシュのターゲットです。アイナメに比べると魚影はやや薄めですが、20〜30cmのアベレージサイズを狙って釣りが楽しめます。ソイはロックフィッシュの初心者でも手軽に狙えるターゲットですので、アイナメ狙いが難しい方は積極的にチャレンジしてみましょう。ソイのシーズンは1年中なので、夏や冬のオフシーズンにもおすすめです。
カジカ
カジカはロックフィッシュや投げ釣りのターゲットです。アイナメやソイに比べると引きが弱いため、ロックフィッシュのターゲットとしては外道になりますが、食べて美味しい魚なので投げ釣りで狙う釣り人がたくさんいます。ロックフィッシュで狙う方は4inch以上の大きめのワームを使ってボトムをズル引いてアプローチしましょう。カジカは9月から11月にかけての釣果実績が豊富で最大で50cmクラスの釣果もあがります。
カレイ
カレイは投げ釣りで狙う魚です。北海道では全域の海で狙えるため、初心者から上級者まで楽しめる投げ釣りの定番ターゲットになります。森漁港はロックフィッシュの人気漁港のイメージが強いですが、シーズンにはカレイの釣果も期待できます。カレイはアイナメに比べるとサイズが伸びにくく、サイズは最大で30cm前後です。投げ釣りで狙えるターゲットなので仕掛けを投げてのんびりと釣りを楽しみたい方はカレイを狙ってみましょう。
チカ
チカはサビキ釣りで狙う魚です。森漁港はチカの魚影が濃い漁港で、初夏や秋のハイシーズンはサビキ釣りで3桁を超える釣果もあげることができます。森漁港のロックフィッシュはチカをベイトとして捕食するため、チカの有無を確認することも釣果アップのポイントになります。
森漁港のおすすめのシーズン
森漁港のハイシーズンは5月〜6月の春と9月〜11月の秋です。春の森漁港はロックフィッシュの人気ターゲットである大型のアイナメが狙えるおすすめの時期です。森漁港のアイナメは春になると回遊するチカを捕食することが多く、シーズンによっては4月から釣果を期待できます。春はチカ、カレイの釣果も期待できるため、サビキ釣りや投げ釣りといったファミリーフィッシングにも面白い時期です。
9月〜11月の秋シーズンは産卵に絡んだアイナメ・カジカが狙える時期です。産卵に絡んだ魚はサイズが大きくなりますが、ルアーへの反応がシビアになることが多いため、ルアーフィッシングのテクニックを試すにはぴったりの時期といえます。アイナメを狙っていて大型のカジカがヒットすることも珍しくないため、外道に悩まされるアングラーも多いです。
地元アングラーが教える森漁港の鉄板ポイント
地元で10年以上釣りに通う菊地さんに伺った森漁港の鉄板ポイントは漁協組合前です。漁協組合前は通年でロックフィッシュの釣果があがる鉄板のエリアで、大型の釣果実績も豊富です。ワームでのキャスティングの探り方だけでなく、壁際や足元も大型の魚がついていることがあるので近距離を丁寧に探ると思わぬ釣果に恵まれることもあるそうです。
漁協組合前で釣れる魚
森漁港の漁協組合前ではアイナメだけでなく、カジカ、ソイ、チカの釣果実績があります。ロックフィッシュはもちろん、投げ釣りやサビキ釣りでも釣果が期待できるため、森漁港のポイント選びに悩んでいる方は積極的に足を運んでください。
漁協組合前の壁際
漁協組合前の壁際は5月〜6月にベイトを捕食する30〜50cmクラスの大型のアイナメがポジショニングするため、壁際に沿ってチャターベイトやシャッド系ワームを付けたジグヘッドリグを投げ、表層、中層、ボトムを3段階に分けてサーチしてください。壁際の魚はファイト中の根ズレのリスクがあるので、フロロカーボンラインを巻いたベイトタックルがおすすめです。
漁協組合前のゴロ石
漁業組合前はゴロ石が入っており、アイナメ、カジカ、ソイが着きやすいです。また、船の往来が激しく船道があるため遠投先のボトムにはブレイクも点在しているようです。森漁港でロックフィッシュをキャスティングで狙うときは必ずアプローチしてほしいポイントで、1年を通して釣果を期待できます。
漁協組合前のおすすめのタックル
森漁港におすすめのタックルは7ftML前後のスピニングタックルです。ロッドは取り回しのよさとキャスティング性能を兼ね備えた7ft台MLクラスのロックフィッシュ専用ロッドが定番になります。リールは根掛かりを避けながらテンポよく引くことができる2500番のハイギアスピニングリールを用意してください。スピニングリールに合わせせるラインはPEラインの0.6号とフロロカーボンのリーダー10lb前後、シンカーはボトムタッチと根掛かりのしにくさを考慮しながら10〜17g前後をセレクトしましょう。
2種類のワームカラーを用意する
森漁港は水質が変わりやすい特徴があるため、ワームのカラーはナチュラル系とハイアピール系の2種類を用意してください。ワームは2inch前後の甲殻系ワームを中心に、ベイトフィッシュをイミテートできる3inch前後のシャッド系も用意しましょう。
森漁港で釣りをするときの注意点
森漁港で釣りをするときの注意点を紹介します。森漁港で釣りを楽しむときはライフジャケットを必ず着用し、釣り場での事故のリスクを最小限に抑えましょう。北海道の漁港ではゴミ問題によって、釣り場が立ち入り禁止になる事例も増えてきています。ラインやワームといった釣り具のゴミだけでなく、飲食物なども必ず持ち帰ってください。
立ち入り禁止スポット
森漁港は西側にある赤堤防が立ち入り禁止エリアになっています、釣果は他のポイントでもたくさんあがるので、他の釣り人が入っていたとしても、立ち入り禁止エリアでの釣りは絶対にやめましょう。
船の往来に注意
森漁港は漁船の往来が激しいため、キャストしたラインが船に絡まらないように注意しましょう。船が近くを動いている時間帯はキャストを避け、船へのライントラブルを避けてください。森漁港の1日のなかでは朝方と夕方の時間帯が船の出入りが激しいため注意が必要です。
駐車スペースを利用する
森漁港は駐車場がないため、漁港内にある空きスペースに車を駐車します。漁港内の空きスペースは漁師さんの車の往来があるため、邪魔になるときは速やかに移動しましょう。釣りに熱中していても漁港を借りて釣りを楽しむ意識を忘れないことが大切です。
森漁港周辺にあるおすすめスポット
森漁港の周辺は徒歩圏にコンビニや飲食店がありません。釣りに訪れるときは車での移動が前提になるので、注意して足を運んでください。森漁港がある森町は町内に美味しいグルメスポットもあるので、釣りの合間の食事や休憩には地元の飲食店を利用してみましょう。
トイレ
森漁港のトイレは正面から見て右にある尾白内漁港側に設置されています。森漁港のトイレは一般の方や釣り客も利用できますが、冬季期間は閉鎖されているため注意しましょう。冬季期間にトイレしたい方は森町にあるコンビニを利用してください。
コンビニ
森漁港に隣接するコンビニは尾白内町にあるセイコーマート森尾白内店です。車で約5分でアクセスできるため、飲食物の購入やトイレを利用したい方はセイコーマート森尾白内店を利用してください。セイコーマート森尾白内店の営業時間は5時〜23時となっており、深夜営業がないため、夜中に訪れる方は24時間営業のセブンイレブン渡島森本町店がおすすめです。
アクセス | 北海道茅部郡茅部郡森町 字尾白内町366番地1 |
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電話 | 01374-2-8686 |
営業時間 | 5時00分〜23時00分 |
森漁港に訪れたときに楽しみたいグルメスポット
森漁港に通うアングラーに愛されている飲食店はダールー麺が人気のお好み焼みどりやさんです。名前だけを見るとお好み焼きの専門店だと勘違いされてしまいますが、具沢山なあんかけをかけたダールー麺が人気メニューです。お好み焼きはもちろん、森町で手軽に食事を楽しみたい方はぜひ足を運んでください。菊地さんも釣行後に頻繁にみどりやさんのダールー麺を食べるそうです。
アクセス | 北海道茅部郡森町字新川町220-3 |
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電話 | 01374-2-2238 |
営業時間 | 11時30分〜21時00分 |
森漁港でビギナーからエキスパートまでロックフィッシュを満喫する
森漁港はアイナメやソイといったロックフィッシュが狙える漁港で、道南エリアの釣り場のなかでは竿抜けになっていることも多いです。特に、アイナメは50cmに迫る大型の個体をワームやハードルアーで狙えるため、ロックフィッシュの醍醐味を存分に味わうことができます。投げ釣りや餌釣りではシーズンによってカレイ、カジカ、ソイといった魚も釣れるため、初心者は手軽に餌釣りを楽しんでみるのも面白いです。ゴミや立ち入り禁止といったマナーを守りながら、森漁港の豊富な魚種を攻略しましょう。