マルチツールと同じく、釣り師であれば誰もが欲しいアイテムがナイフの類です。屋外で藪の中を歩きながら、足元に絡む草の蔓などを切りながら進んだり、木の枝を落として薪がわりにしたり、釣った魚を締めたり、鱗を取ったり内臓を抜いたりするためのアウトドアナイフ(サバイバルナイフ)、持ち帰った魚をさばくための出刃包丁や刺身包丁など、ひと口にナイフと言っても様々なものがあります。
また、鋼材の材質によっても様々な製品があり、もしプレゼントで贈る場合は、相手の要望をヒアリングする必要があります。釣りのシーンで携行するナイフは、シース(ナイフの刃部を完全に覆う鞘)がついているものを選びます(銃刀法で、携行できるシーン、刃渡り、安全に携行可能な状態になっているかなど、細かく規定されています)。ブレードの材質は、ちょっと値が張りますが、「H-1鋼」と呼ばれる、殆ど錆びることがないステンレス鋼を使ったナイフのものが向いています。米国スパイダルコ社製H-1鋼ナイフ、岐阜県関市・Gサカイ社製H-1鋼製ナイフ「サビナイフ」がおすすめです。
偏光サングラスは釣りをする人間であれば、偏光サングラスを持っていない人間はいないと言っても過言ではありません。機能性サングラスとしても、ファッションアイテムとしても、複数欲しいアイテムです。掛けた時に暗くなりすぎないもので、水面の反射光をしっかりとカットしてくれる、高性能の偏光サングラスが欲しいはずです。レンズカラーはグレー系、レッド系、ブラウン系、オレンジ系、イエロー系、グリーン系、ブルー系、ミラー処理されたものなど、たくさんありますが、天気、太陽の高さ、太陽の向きなどによって、適したレンズカラーは異なります。
日差しが強い日中であればグレー系、マヅメ時や夜間など光量が少ないシーンではグリーン系やイエロー系、水中のストラクチャーや魚の存在を確認しやすいレッド系、ブラウン系といった感じです。無難なのは、可視光透過率30%前後のグレー系ですが、人によって偏光サングラスに求める性能は異なりますので、さりげなく確認出来れば理想です。
ヘッドライトは夜釣りをする時だけ必要というものではありません。朝マヅメ狙いの場合は日の出前に現地入りするケースが殆どです。そんな時はヘッドライトがないと歩けません。同様に、夕マヅメ狙いでも、釣れらければだいたいそのまま日没まで粘ってしまいます。完全に日が暮れてしまうと、後片付けにも支障をきたします。充電式のものと乾電池式のものがあります。釣りに使うヘッドライトでは、絶対的な光量を重視する人はあまり多くなく、スポット的ではなく広角に光を当てられて、発光の持続時間が長いものを求める傾向が強いです。また、海面を照らしても水中の魚に影響を及ぼしにくい、レッドライトモードが付いているモデルが喜ばれるでしょう。
ルアーフィッシングが好きな相手には、エギやハードルアー、ソフトルアーなども喜ばれると思います。厳密には、いつも追いかけているターゲットに合わせたものが欲しいと思っているはずですが、季節ごとにターゲットは変わりますので、あまり難しいことは考えず、ある程度の数をまとめてプレゼントするのが良いと思います。ルアーフィッシングはエサ代がい要らない釣りではありますが、エギにしろミノーにしろメタルジグにしろ、疑似餌は年々高額化しています。根がかりなどによるロストも多いため、いくつ持っていても困ることはありません。同じルアーの色違い、サイズ違いを集め、まとめてプレゼントするというのも良いかも知れません。
プレゼントは日頃の感謝の気持ちをカタチにしたものです。贈る相手の気持ちを考えて、何を送ったら喜んでもらえるかを第一に商品選びをするのが楽しい工程なのではないかなと思います。
プレゼントをもらった側も、自分が欲しかったものを相手がわかっていて、自分のためにわざわざ買いに行ってくれたんだという、贈り手側の想いを素直に受け止めて、喜んで使ってくれることでしょう。もちろん、もらいっぱなしではイケマセン。今回自分が味わった相手の温かい気持ちを、次は同じように相手にしてあげることが大事です。
金額の多寡は関係ありません。相手の気持を考え、何を送ったら喜んでもらえるかを考えて選んだということが相手に伝わればそれで十分でしょう!
この記事を書いた人
合わせてよく読まれる記事
「釣りの豆知識」関連の記事
新着記事