バス釣りで反則級に釣れるルアーはあるの!?よく釣れるルアーの特徴とは?

作成:2021.06.07更新:2023.06.09

今日ではフィールドのハイプレッシャー化が進み、バス釣りが難しくなっていると感じる方も多いのではないでしょうか?そして思い悩んだ結果この「バス釣りで反則級に釣れるルアー」というタイトルに釣られた方もいると思います。また初心者の方が訳も分からずとにかく釣れるルアーを探している中で見つけて下さったということもあるでしょう。バス釣りをしているほとんどの人が「釣れるルアー」という存在を求めているのです。

今回はそんなバス釣りで反則級に釣れるルアーとは何か?について紹介していきたいと思います。バス釣り初心者だけでなく中級、上級アングラーの方にもためになると思うのでぜひご覧ください。

反則級に釣れるルアーは存在しない?バス釣りはそんなに甘くない!

バス釣りで反則級に釣れるルアー聞いて皆さんはどんなルアーを思い浮かべるでしょうか?「フリックシェイク」「デラクー」「ブリッツ」などはよく釣れると言われています。しかし実際のところ状況次第で釣れなくなることも多々あります。例えば「秋で活性は高いがバスは散らばっており、濁りも強い」という状況があるとしましょう。そのような時に、よく釣れると言われている「フリックシェイク」を使用しても、実はあまり釣果が上がらない可能性が高いのです。

そのようなことを考えていくと「バス釣りで反則級に釣れるルアー」は存在しないのではないかという結論に至ります。確かに安定して釣果を出せるルアーやワームはあるかもしれませんが、それだけでは反則級に釣れるルアーとは言えませんよね。反則級に釣果を上げるためには状況やポイントにベストマッチしたルアー選択が大切なのです。

バス釣りでは状況に応じた適切なルアー選択こそが釣果を上げるカギ

先ほどもお伝えしましたが、バス釣りでは状況に応じたルアー選択こそが非常に大切と言えます。季節や天候、バスの活性状態、水質など判断材料は無数にあり、その中でベストなルアーを見つける知識や経験ことが反則級にバスを釣るためのコツと言えるでしょう。

では具体的にどのようにベストなルアーを見つけていけばよいのでしょうか?そんなルアー選択の基本となることを次に話していこうと思います。状況をあまり意識せずにルアーを選んでいた方はぜひ一度確認しておきましょう。

初心者必見!バス釣りでのルアー選びの基本

冒頭ではバス釣りで反則級に釣れるルアーなどない!と出鼻を挫いてしまったことでしょう。しかしバス釣りにおいて本当に大切なことは状況に合わせたルアー選びであり、ただ単におすすめされたルアーを投げているだけではまったく上手くならないのです。もっとバス釣りが上達するためにもルアー選びの基本を覚えておきましょう。

バスの活性に応じたルアー選び

バスの活性状態に応じたルアー選択は絶対に押さえておいた方が良いでしょう。バス釣りではその日その時によってバスのテンションが大きく変動します。そのためバスのテンションと選択するルアーのスピードは合わせるのがベストです。もちろん例外的に無理やりバスにスイッチを入れるリアクションを狙った釣りなども存在しますが、基本的にはバスのテンションとルアーのスピードを合わせるということを覚えておきましょう。

では具体的にどのようにバスの活性状態を見分ければよいのでしょうか?その回答としては生命感を意識するということです。例えば、ボイルやベイトが見て取れる場合やルアーにバスがチェイスしてくる時などは明らかに活性が高いと言えるでしょう。そのような状況であればライトリグでネチネチやるよりもミノーやスピナーベイトのような巻物をチョイスするべきだと言えます。

明らかに活性が高いような時は、ミノーやスピナーベイトのような巻物をチョイスするべき

バスのレンジに応じたルアー選び

バス釣りではレンジコントロールも非常に重要なことの1つと言えるでしょう。しかし実際バスにルアーのレンジを合わせるということは大変難しいことです。だからこそ何度もルアーローテーションを繰り返し、バスのいるレンジを探り当てていく必要があります。ここで明確に「この時はこのレンジにいる!」ということは言えません。残念ながらあまり法則性が見いだせない場合も多く、その日その時によって変化するため自分で多くのレンジを通してみることが求められます。

決まったルアーは無いので、何度もルアーのローテーションをしてみる

フィールドの水質に応じたルアー選び

バス釣りではフィールド、天候、季節によって水質が変動します。そのため濁り具合によってルアーのカラーや大きさ、種類、ラトルの有無などを変えていく必要が出てくるでしょう。基本的に水質が悪い場合はバスがルアーを見つけにくくなります。そのためチャートカラーやラトル入りのルアーに変更したり、ルアーのサイズを上げるなどの対応をする必要が出てきます。またクリアな水質では逆にナチュラルなカラーやラトルなしのルアーを使うことでバスにルアーと見切られる可能性を抑えることができるのです。このように水質をルアーにマッチさせることで反則級に釣れるルアーが出来上がるというわけです。

  • 水質が悪い時:チャートカラーやラトル入りのルアーに変更したり、ルアーのサイズを上げる
  • 水質がクリアな時:ナチュラルなカラーやラトルなしのルアーを使う

天候に応じたルアー選び

バス釣りは天候とも密接に関わってくるでしょう。天候は主に晴れ、曇り、雨の3つですが、それぞれバスの活性状態や有効なルアーが違ってきます。例えば晴れの日はバスが深い水深にいることが多く、ボトムでのローテンポな釣りが効いてきます。曇りであれば気圧の関係上バスが浮き気味で、散らばっていることが多いので広範囲をカバーできる巻物が釣りやすい天候と言えるでしょう。また雨の場合だと雨音や濁りによりバスの警戒心が弱まり、活性が高まります。そのため音やシルエットでバスに見つけてもらいやすいルアーを選ぶことが釣果を上げるカギとなるのです。もちろんこれは傾向や理論上の話なので一概には言えませんが1の指標として覚えておきましょう。

  • 晴れ:ボトムを狙えるジグ系でネチネチ探る
  • 曇り:ミノーやバイブレーションなどで広範囲を探る
  • 雨天:スピナーベイトのようなリアクションバイトも誘えるもの

ルアーに頼らず足で稼ぐのもバス釣りのポイント!

ここまで反則級に釣れるルアーなど存在せず、ルアー選びこそが大切だという話をしてきました。しかしそれ以外にもとにかく歩き回ってポイントを模索していくということも非常に大切です。バス釣りでは他の釣りよりも魚に対して様々な角度からアプローチできることが特徴の1つと言えるでしょう。一定の場所に留まらず、とにかく歩き回って立ち位置や狙う角度を模索していくことも釣果を上げるカギになってきます。

釣れた時のルアーと併せて天候や季節、ポイントを覚えておくことも重要!

釣れた時の情報をメモしておくことも大変重要です。これまで論理的に反則級にバスを釣るためにはどうしたら良いかということを話してきました。しかし「なぜこのルアーで釣れたのか?」「なぜこのタイミングで口を使ってくれたのか?」ということが明確には分からない場合も多いです。その釣果をなんとなく釣られたとしてしまうのは非常にもったいないと言えるでしょう。規則性や論理性はないものの、この時にこのルアーが効くという情報を持っていればまた同じような状況で役立てることができます。このように自分の経験を蓄積させていくこともバス釣りが上達するコツと言えるでしょう。

バス釣りで反則級に釣れるルアーは既にあなたのケースの中にあるのでは?

今回はバス釣りにおいて反則級に釣れるルアーとは何か?について紐解いて話してみました。今まで説明してきましたように、反則級に釣れるルアーなどはありません。本当に釣れるルアーは状況によって変化するためその状況に合わせたルアー選択こそが大切なのです。釣果が上がらなくて悩んでいる人ももう一度自分のタックルボックスを見つめ直してみてはいかがでしょうか?そこには既に反則級に釣れるルアーが入っているかもしれません。

この記事を書いた人

バス釣り一筋丸10年
木村玄

 バス、たまにうなぎ、巻物、サイトフィッシング、フィネス、霞ヶ浦・北浦 野池・川・ダム(茨城県)

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