20 ルビアス LT3000-XH

ダイワ

ダイワ「20 ルビアス LT3000-XH」
番手
3000
ギア比
6.2
ドラグ/耐力
10kg
自重
205g
B/R
9/1
糸巻量/回転
93cm
ハンドル長
60mm
ナイロン糸巻量
8-150 / 10-120
PE糸巻量
1-200 / 1.2-190
価格
¥ 24,915

搭載の機能・素材

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ルビアスLT3000-XHの特徴

ルビアスLT3000-XHはラインキャパシティがPE:1号で200mある為、シーバスゲームやエギング、ライトショアジギング、またオフショアでのスーパーライトジギングまで幅広く活躍するモデルです。ショアからの釣りでは最も汎用性の高いモデルで、且つ価格以上の高性能なドラグ、剛性、巻き取りパワー等、コスパが良く万人受けするリールと言えるでしょう。また一巻きあたり93㎝の巻き取り量がある為、特に巻物系ルアーと相性が良く、スローな巻きでしっかりとルアーが泳ぐ為、流れの変化や魚からの反応、ルアーの動きまで手元で捉え易いのが大きな特徴です。

ワンサイズ大きいドライブギア

近年のダイワのリールは「モノコックボディ」を採用しており、これはボディとキャップの二部品構造を廃止し、ドライブギアをそのままキャップとして扱うことで、ネジ等に使用していた余分なスペースを削減し、ワンランク上のサイズのドライブギアを搭載を可能にしています。これにより、ギア歯面の接触面積が大きくなり、ハンドルに入力したパワーをロスなく巻き取りパワーに変換できる構造になっています。また加えてドライブギアサイズがアップした事で、リールの剛性や耐久性が上がり、今までのリールサイズで狙う魚以上の魚もキャッチできる様になりました。

高い防水性能

先程もご紹介した様に、ルビアスLT3000-XHではシーバスゲームドンピシャな番手です。シーバスゲームでは特にウェーディングするシーンが多くなってきますが、ルビアスシリーズは、ダイワのお家芸である磁性を持ったオイルを使用した「マグシールド」を採用したことに、ウェーディング時のリール内部への海水の侵入を防ぐ設計になっています。またこれによりオイル注油によるメンテナンス頻度も下がり、よりタフに使用できるリールになったと感じました。釣行後の水洗いと陰干しで、新品同様の性能が長く続くことはアングラーにとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

楽なドラグ設定

ルビアスシリーズは「マグシールド」と並び、ダイワのお家芸である「ATD」(オートマチックドラグシステム)が搭載されています。これはフッキング時はドラグを滑り難くし、ファイト時は余計な身切等の余計なバラシを低減させる様、滑らかにドラグが効くように自動設定されている機構であり、これによりファーストフッキングでしっかりと魚の口に針を掛け易くなった為、バラシの低減やフックを伸ばされることも少なくなったと感じました。人によってはドラグ調整が難しいと感じることもあるようですが、大半の人、特に初心者の方には余計なドラグ設定の必要はなく、ファイトに集中できる為、非常にオススメできます。

スムーズな巻き心地

リールの性能以外で最も驚いたのがリーディングの巻き心地です。正直、一世代前の上位機種クラスの巻き心地があります。ダイワ特有の軽快さは残しながらもより滑らかでシルキーな巻き心地を実現されており、リバーシーバスゲームにおいてミノーを多用する私の釣りには僅かな流れの変化も捉え易く、非常に扱い易かったです。まだ使用はしていませんが、リバーシーバスゲーム以外でもサーフでのフラットフィッシュゲームでもベイトの有無や流れの変化を感じ易くなるので、オススメできます。

軽量なリール自重

初代ルビアスから採用された軽量素材であるZAION(ザイオン)をモノコックボディに採用したことによりコンパクト且つ驚きの軽さを実現しています。旧モデルと持ち比べると一目瞭然で、まるでワンサイズ小さいリールを持っている様でした。個人的にはリールにはある程度自重があった方が使い易い事が多いですが、多くの人にとっては微妙な流れの変化の把握やキャストが多い釣りの疲労感に関して言えばアドバンテージが多いので進化した点としてメリットになることが多いでしょう。

高い質感

最近のミドルクラスのリールに共通して言えることですが、このルビアスシリーズも一世代前の上位機種モデル並みの質感があります。実釣での基本性能ももちろん重要ですが、釣りが趣味である以上。デザインや質感は釣りのモチベーションに大いに影響すると思います。ダイワの最上位機種であるイグジストと比較すると、質感、性能共に細かい箇所で作り込みの違いを感じることもありますが、倍以上価格差を考えると特殊な釣りを除き、正直ルビアスで充分だと思います。

他のリールとの比較

ミドルクラス周辺のリールを見渡すとシマノが販売するツインパワーやダイワでもセオリーセルテート等があげられますが、価格、実用性で見てもルビアスはトップクラスで優秀なリールです。各リール共、独自の特徴がありますが、個人的な見解になりますが、ルビアスが最も価格と性能のバランスが取れていると感じます。特に比較的身近なフィールドで釣行ができるシーバスゲームやその他魚種において、ルビアス以上の性能は正直あまり必要無い様に思います。それほど高性能なリールですので、エントリークラスからのステップアップで購入を検討されている方には非常にオススメできる1台です。

向いている釣り

シーバスゲーム

ルビアスLT3000-XHを使用していて最もしっくり来たのがシーバスゲームです。特に湾奧エリアでは、それ専用に設計されたと感じる程使い易く、小型バイブレーションをジャーキングするシーンやシンキングペンシルでドリフトさせるシーンでは、ルビアスの特徴である軽量且つスムーズで滑らかな巻き心地が非常に光ってきます。加えてファイト時も安心してゴリ巻き出来、ランカークラスのシーバスとのやり取りも問題無く使用できます。リールが軽量な為、バイブレーション等をメインに使用した巻きの釣りよりも、比較的テクニカルな釣りに向いていると言えるでしょう。

大型ワイルドトラウト

湖で狙うワイルドトラウトももちろん使い易いですが、特にオススメできるのは本流で狙うサクラマスやブラウントラウトゲームです。流れが早い本流の釣りでは、ギア比が遅いと巻き速度よりルアーが流される方が速くなる為、可能な限りハイギアタイプのリールを使う必要があります。どちらの対象魚もリトリーブ主体の釣りとトゥイッチング主体の釣りで異なる点もありますが、一巻き当たりの巻き取り量が必要な点は同じです。ローギアモデルではルアーが動かないばかりでなく、流されたテンションが掛かっていないラインを巻く事で最悪ライントラブルが頻発することもあります。ハイギアタイプの方が、巻きの感度も良くなりますので、絶対的にオススメできます。

スーパーライトジギング(SLJ)

近年、手軽さと狙える魚種の豊富さから爆発的な人気を博しているSLJ。オフショアでのジギングゲームと言えば、ゴツいタックルに重いジグを使用した力任せな釣りと言うイメージがありましたが、SLJは50g前後の軽いジグとシーバスタックルに使用する様なライトなタックルで楽しみながら女性やお子さんにもできる釣りです。主にハタ類やヒラメ、シーバス、青物も釣れることもありますが、このルビアスLT3000-XHはリールの基本性能の高さや防水性能が備わっている為、SLJでも安心して使用することが出来ます。柔らかいロッドを使用することで、非常にスリリングなファイトを楽しめますので、ぜひチャレンジしてみてください。

ルビアスLT3000-XHの総評

これまでルビアスLT3000-XHをご紹介してきましたが、メーカーのこだわり等がなければミドルクラスのリールの中では、価格等を考慮すると最も優れたリールであり非常にオススメできます。特にエントリーモデルからの買い替えで検討されている方には、エントリーモデルとの性能比較もし易く、セルテートやシマノが販売するツインパワーよりも安価ですので、手を出し易いです。正直、身近なエリアでやるシーバスゲームなどでは充分過ぎる性能がある為、ガンガン使い倒してみてください。

この記事を書いた人

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モト助

 マグロ類、青物、シーバス、ヒラメ、トラウト類、オフショアジギング、オフショアキャスティング、ショアジギング、サーフフィッシング、ワイルドトラウト、相模湾、房総半島(外房、南房)東京湾奧、中禅寺湖、1級小型船舶免許

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