【比較】ルビアスVSバリスティック!どちらを選ぶ?細かな違いを解説します
作成:2021.09.01更新:2021.09.01
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ダイワの中堅機種であるルビアスとバリスティック。どちらもZAIONが使用された軽さがウリのリールです。パッと見の特徴が酷似している事や価格が同等であることから、バリスティックよりも後に発売され、最新のテクノロジーが搭載されているルビアスの方が優れていると考える方も多いようですが、実は両者には細かい違いがあり釣種によって選ぶべきリールは変わります。今回はルビアスとバリスティックの違いを解説しながら、どちらがどんな釣りに向いているのかを解説します。
ルビアスとバリスティックの違い
ボディ
ルビアスにはモノコックボディが搭載されているのに対し、バリスティックはギアボックスとフタをネジで止める方式のボディです。ボディ剛性はルビアスに軍配が上がります。
ギアのサイズ
モノコックボディが搭載されているルビアスは従来よりも大口径のギアが搭載されています。バリスティックは従来通りのサイズです。これによりルビアスの方が巻き上げパワーやギアの耐久性は高くなります。しかしそれが単純に良いという話ではなく、パワーが上がったことにより小さな変化に気付きにくくなっています。
ギアの種類
ルビアスにはタフデジギア、バリスティックにはマシンカットタフデジギアが搭載されています。マシンカットタフデジギアはイグジストやセルテートにも搭載されている高品質なギアです。ルビアスの巻き感にザラザラ感やノイズを感じるのに対し、バリスティックの巻き感は非常に滑らか。巻き比べれば違いがはっきり分かります。
マグシールドの有無(FWモデルのみ)
ルビアス・バリスティックにはマグシールドが搭載されていますが、バリスティックFWにはマグシールドが搭載されていません。マグシールドは防水性向上のために搭載されている機構ですが、巻きが重くなるというデメリットもあります。バリスティックFWはマグシールドを搭載しないことにより、巻きのフィーリング・感度を高めたモデルで巻きのクリア感が違います。
逆転ストッパーの有無
ルビアスには逆転ストッパーが搭載されていないのに対しバリスティックには搭載されています。逆転ストッパー非搭載のルビアスの方が防水性能が高いですが、釣りの最中に逆転ストッパーを使うスタイルの方は必然的にバリスティックを選ぶこととなります。
万人受けするのはルビアス
ZAIONモノコックボディ搭載!大口径ギア搭載!など目立った売り文句があるルビアス。ホームページの作り込みを見てもメーカーがルビアスを売ろうとしていると見られます。実際、釣具店で働いていた時もルビアスを手に取る方はたくさんいましたが、バリスティックを手に取る方はあまりいませんでしたし店側もルビアスの陰に隠すような扱いでした。よってルビアスの方が良いと考えてしまう方も多いのだと思います。
剛性や防水性、軽さなど総合的にを考えるとルビアスはアジングなどのライトゲームからエギングやシーバスフィッシング、フラットフィッシュゲームなど様々な釣りに使いやすいリールであり、多くの方に親しまれやすいリールであると言えます。
ライトゲームやトラウトにはバリスティックがおすすめ!
ライトゲームやトラウトにはバリスティックがおすすめです。ルビアスの方が巻き上げパワーが上とお話しましたが、裏を返せばバリスティックの方が巻き感度が上だという事です。かなりマニアックでコアな話になりますがアジング・メバリング・エリアトラウトなどは僅かな巻き抵抗の変化を拾う事が釣果を伸ばすカギとなりますのでバリスティックの方が向いているのです。マグシールドレスのFWモデルは淡水専用となっていますが、漁港・堤防周りのアジング・メバリングなら問題なく使えますので、より高い感度を求める方はFWモデルを使ってみるのも良いでしょう。バリスティックは多くの方が親しみやすいリールとは言えないかもしれませんが、だからと言ってなくしていいリールではないのです。
釣種や好みで使い分けよう!
ルビアスとバリスティックはどちらが上でどちらが下と決めることは出来ません。向き不向きや好き嫌いは釣種や好み次第です。しっかりと考え、自分のスタイルや好みによって選び分けましょう!