川のスモールマウスバスはベイトとエビに注目!釣り方とポイント

作成:2019.08.09更新:2021.08.20

川で釣り上げたスモールマウスバスをリリースする瞬間

川のスモールマウスバスを知ろう

川でスモールマウスを釣り上げた際に撮影したもの。サングラスを掛けたアングラーが左手でスモールマウスを持ち上げている。

スモールマウスバスを釣るためにはまず、スモールマウスバスがどのような魚であるかを知る必要があります。というのも、一般にブラックバスとしてまずイメージされて釣りの対象としてもポピュラーなのはラージマウスバスですが、同じブラックバスでもスモールマウスバスはラージマウスバスとは全く別の種なのです。そのため習性や生態もラージマウスバスとは大きく異なります。

スモールマウスバスは文字通り口がラージマウスバスより小さく、体色が背から体側にかけて茶色っぽくなっています。生息域はラージマウスバスが温暖な地域で、止水域となる野池や湖、沼なのに対し、スモールマウスバスは清流となる綺麗な水質、低水温で流れのある河川やダム湖に生息しています。関東・東北地方では頻繁に見かける魚で野尻湖や桧原湖、中流域の河川で釣れます。関西地方でも一部の河川やダム湖に生息しており、釣果情報があります。

一般的にスモールマウスバスを釣りたいのであれば、川で狙うのをおすすめします。ダム湖などでスモールマウスバスを狙わずとも、アクセスしやすい河川でも十分に狙うことができるからです(止水域における分布は少ないです)。その上、水質がクリアでベイトやエビなどが豊富に生息しているエリアは河川に多くなっています。このため「川スモール」という1つのジャンルとして定着しているぐらいなのです。

川のスモールマウスバスは急流となるようなポイントで泳いでいるためか、ラージマウスバスを+10cmにしたぐらいのサイズ感で引きます。縦横無尽に激しく突っ込んでくるので、手前に障害物などがあるとやり取りでヒヤヒヤするぐらいです。ラージマウスバスを釣った経験のある人であれば、スモールマウスバスの強烈な引きには衝撃を受けますよ。

また目が良く、好奇心が旺盛な魚ではありますがルアーを見切りやすい性質もあり、ルアーのアクションにも緩急が必要となります。一般的なラージマウスバスを釣るメソッドは通用しないケースが多いです。このためスモールマウスバスがどんなエサを求め、どんなアクションに強い反応を示すかについて頭に入れておきたいです。

川に生息するスモールマウスバスはベイトとエビを捕食

ワームに喰らい付いてきたスモールマウスを釣り上げた様子

スモールマウスバスの生息域は、清流と呼ばれるようなアユやヤマメなどの渓流魚が生息する河川の中流域から上流域にまで及びます。活発にエサを捕食するスモールマウスバスは主に、このような河川に生息するベイト(小魚全般)と川エビを捕食しています

2種類のエサを食べるタイミングにも傾向があります。朝夕などは素早い動きで逃げ惑うベイトを追いかけて捕食します。そのため、猛烈な勢いで水面付近をバシャバシャと追いかけ回る姿が見られます。いわゆる「ボイル」が発生している状態で、ルアーを上手にキャストできれば高確率でヒットするチャンスタイムです。またエビを捕食している時間帯は日中です。石の隙間やウィードの群生地帯から飛び出てくるエビを待ち構えて回遊しており、ボトムを意識した捕食をします。ただし時間帯に関係なく、釣り場においてエサとなるターゲットが溜まりやすいポイントなどはベイト・エビ関係なしに活発に追い回すので、水中を良く観察してみましょう。

スモールマウスバスは食性が強く、その時に捕食しているであろうエサとマッチングしたルアーやワームを投げることが釣果へと繋がります。ゆえにフィールドに到着したらまず、岩周りや流れのヨレにベイトが集まっていないか、川べりの小石の横付近にエビが生息していないか等をチェックしましょう。

ベイトを意識しているスモールマウスバスのポイント考察と釣り方

川に生息しているスモールマウスバスは体高がしっかりとしていて、筋肉質なブリブリとした個体が多いです。理由は活きの良いベイトを捕食しているためです。過去に筆者は、岸辺で40cmサイズのスモールマウスバスの口からアユの尾びれが飛び出ているのを見かけました。口は小さいのですが、食べ方はラージマウスと同様に、一瞬だけ大きく口を開いて飲み込むようにバイトします。ですので栄養価が非常に高いベイトを捕食できるのは、スモールマウスバスにとっても好都合です。

スモールマウスバスがベイトを意識しているポイント

スモーマウスバスがベイトを食べやすい条件が揃うのは、川の流れがありベイトも溜まりやすいポイントです。

川スモールのポイント:激流となる早瀬

激流となる早瀬では40cm、50cmクラスの大型個体がベイトを待ち伏せしています。驚くほどに浅瀬で激流を泳いでいるので信じ難いですが、激流に落ちてくるベイトを捕食するのは強い流れを悠々と泳げる大型個体にとっては容易なことです。

川スモールのポイント:岸壁のエグれ・穴

手前が深場になっている岸壁のエグれや穴付近は、スモールマウスバスが身を隠しやすい場所です。エグれや穴付近の深場は流れが緩やかになる、岩や折り重なった倒木が溜まっていてベイトも集まりやすいです。エグれの影や穴から瞬間的に素早く捕食をする傾向があります。

川スモールのポイント:流れのぶつかるベンド

流れがぶつかる付近は、河川の地形が湾曲に蛇行しているベンドです。ベンドは流れが集積するポイントで岸際沿いは急流となりますが、内側では流れが緩やかになります。ベイトが浮遊しやすいポイントになり、スモールマウスバスにとっても突き上げるような捕食が可能です。

川スモールのポイント:堰

河川の堰には数多くの魚が集まります。堰から流れる虫エサを待ち伏せできたり、流れが緩やかだったりするのでベイトにとって生息に有利な条件が整っています

ベイトを捕食しているスモールマウスバスを本気にさせるルアー

ここではベイトを捕食しているスモールマウスバスにオールラウンドに対応できるルアーをご紹介します。トップから中層、食い気のある大型個体を本気にさせるビックベイトなどを使用し、スモールマウスバスの本気食いを楽しみましょう。

エバーグリーン ウルトラスレッジ

潜行レンジが深めで1.5-2.5m付近まで潜るサスペンドシャッド。中層から深場でベイトを捕食しているスモールマウスバスを釣るのに最適なルアーです。流れの速いポイントでも自然なドリフトを加えられます。リップ形状が鋭いので深場であっても軽い力でダートアクションが可能で、スモールマウスバスの捕食スイッチを入れやすいです。

エバーグリーン ウルトラスレッジ 60mm #409 RPワカサギ

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OSP ベントミノー

OSPから発売されているベントミノーはパニックアクションでボイル撃ちを制する代名詞的なルアーです。スモールマウスバスが狂ったようにバイトしてきます。水面付近でベイトを追い回している、岸際沿いの流れにベイトが入っているタイミングで有効なルアーです。ベントミノーには幾つかのサイズがありますが76、86、106サイズの3種類を目安に、ベイトサイズに合わせて使い分けをしたいです。

O・S・P オーエスピー ベントミノー 106F

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ガンクラフト ジョインテッドクロー148

激流、大岩、サイトのデカバスなど、ここぞのポイントで使いたいのがビックベイト。こちらのビックベイトはジョインテッドクロー148で、オリジナルの178サイズではありません。理由としては178サイズでも十分にハイアピール、バイトも可能ですがルアーがスモールマウスバスの口には大きすぎるためです。フッキング率を上げるためにも、サイズダウンをしています。

スモールマウスバスはサイズが大きくなるほど、成長を維持するために大きなバイトを必要とし、10cm前後の川魚やアユなどを捕食します。デカバスが居着くポイントでは高速リトリーブやダートアクションで派手に誘いを入れましょう。

ガンクラフト ジョインテッドクロー148 タイプF

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エビを意識しているスモールマウスバスのポイント考察と釣り方

エビを捕食しているバス釣りはベイトを追っている個体を狙うのとは全く違う釣り方になります。何故ならベイトは泳ぐのに対し、エビはボトムでジッとしていて移動距離が少ないからです。エビの種類はスジエビやヌマエビ、テナガエビ、アメリカザリガニなどを捕食しています。スプリットショットリグやジグヘッドリグ、スモールラバージグ等でエビを意識して狙います。ベイトパターンでは釣り人がロッドアクションを加える必要がありますが、エビパターンの釣りは飽きるほどに退屈な誘い方です

川の流れがあるポイントでは、ライトリグをキャストしアクションを加えても直ぐに手前に来てしまいます。それにアクションを入れるということは、エビが水中で動いてることを意味します。しかし実際にはリアルなエビはそれほど移動はしないので、アクションは流れに乗せたドリフト釣法で流し釣りのように誘います。アタリは小さくコツンと手元に伝わるので、ロッドに十分な重さを感じるまで食わせてからフッキングを入れましょう。

スモールマウスバスがエビを意識しているポイント

エビが溜まりやすく、スモールマウスバスをエビパターンで釣るのに適しているポイントは緩やかな流れです。

川スモールのポイント:流れが緩やかで小石が多い地点

流れが緩やかでかつ、小石や砂利が多いポイントには川エビが底にべったりと生息しています。スモラバやスプリットショットリグを用いて、弱々しく流れるエビを演出してあげると良いです。

川スモールのポイント:倒木まわり・ウィードエリア

倒木まわりやウィードが群生するポイントはエビが身を隠しやすいポイントです。スモールマウスバスも身を潜めて、こういった障害物からエビが出てくるのを待ち伏せています。障害物にリグを当てながら、ゆっくりと外すように落としてあげた際に激しくバイトが集中しやすいです。

川スモールのポイント:流れ込み周辺・反転流

流れ込みや反転流となるポイントでは、上流から流れてくるエビを待ち伏せているスモールマウスバスが狙えます。基本は流れに任せるだけですが、ラインが走り出すとアタリなのでラインテンションを常に張っておきましょう。

エビを捕食しているスモールマウスバスを惹きつけるルアー

バークレー パワーシュリンプ

川のスモールマウスバスで安定的な釣果をもたらすワームは重宝する釣り方です。リグとしてはスプリットショットリグがフィールドへの適応範囲が広く、おすすめです。バークレーから発売されているパワーシュリンプは筆者が高い実績のあるワームで、ボトムでのシルエットが川エビやザリガニそのものです。扁平状のボディは、スモールマウスバスが違和感なくバイトしやすい形をしています。

バークレイ パワーシュリンプ 3インチ スポーンシュリンプ

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以下でご紹介しているフックとシンカーを付けて、スプリットショットリグが作れます。

デコイオフセットフック #2

スモールマウスバスの口は小さめということもあり、使用するフックサイズも#2を使用します。スモールマウスバスを釣るために使用するワームは2-3inchがメインとなるので、#2のオフセットフックは汎用性のある必携のフックです。

デコイオフセットフック #2

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WaterGremlin ラウンド スプリットショット シンカー

スプリットショットリグを作るのに欠かせないのがスプリットショットシンカーです。流れの速さによってシンカーの重さは合わせていき、1-3.5gを目安に使用しましょう。ワームを結んだ先端から15cmほどの所に、シンカーをペンチ等で嚙みつぶします。

ウォーターグレムリン ラウンドスプリット/ガン玉 #735-5(約2.5g)

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強烈な引きを求めて川のスモールマウスバスを釣ってみよう

川でスモールマウスを釣り上げた様子。右手でスモールマウスの口を抑えている。

今回は川のスモールマウスバスを釣るために、ベイトとエビに着目して釣るコツを紹介しました。川のスモールマウスバスはクリアな水質で清流のような河川、あるいは川魚が多く生息する中流域に生息しています。食性が強い魚で、捕食できるエサも多いので育ちやすい環境でベイトやエビを主に捕食しています。

普段はラージマウスバスの釣りをしている人にとって、スモールマウスバスは同じ狙い方では釣れないと落胆するかもしれません。加えてベイトパターンとエビパターンでも誘い方が全然変わってくるので、1匹を釣るまでは非常に難しく感じます。

されどマップで釣れそうなポイントを調べたり、現地で実際に釣りをしたりしてみることで、スモールマウスバスを釣るための手掛かりを得られるようになります。体が前のめりになるほど強烈に引くスモールマウスバスの釣りは大きな達成感を得られますよ!

記事中の紹介グッズ一覧

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エバーグリーン ウルトラスレッジ 60mm #409 RPワカサギ

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O・S・P オーエスピー ベントミノー 106F

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ガンクラフト ジョインテッドクロー148 タイプF

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バークレイ パワーシュリンプ 3インチ スポーンシュリンプ

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