スモールマウスバスの関東ポイントは?遊漁券・駐車場なども解説
作成:2019.08.20更新:2021.09.27
目次
関東でスモールマウスバスが釣れるポイントのほとんどが河川
関東でスモールマウスバスを釣りたい場合、野池ではなく河川で釣りをすることになります。関東以外だと福島県の桧原湖や長野県の野尻湖など湖でスモールマウスバスが狙えますが、関東でスモールマウスバスが生息しているのは河川です。河川で釣りをすると遊漁券の購入が必要かどうか、ポイント近くに駐車場はあるか、最寄駅から徒歩圏内にスモールマウスバスが釣れるポイントがあるか、など気になる点が多いかと思いますので、河川の紹介と合わせて解説します。
多摩川(東京都、神奈川県)
多摩川の基本情報
多摩川は山梨県、東京都、神奈川県を流れる一級河川です。魚種も豊富で、上流域ではネイティブトラウト、中流域ではスモールマウスバスやナマズ、下流域ではシーバスなど様々な釣りができます。また、多摩川は別名「タマゾン川」とも言われており、飼育放棄で放流された200種類もの外来種が確認され、その中にはアリゲーターガーやアロワナも生息しているそうです。
多摩川で釣りをする際には、河川の区域やターゲットにする魚種によって遊漁料が変動します。ブラックバスなどの外来種は漁協組合が指定する水産動物には含まれていませんが、監視員から「500円を徴収された」という方や「無料で良いと言われた」という方もいます。監視員に遊漁券を買うように促されたら素直に500円を払った方が無難です。
東京都では、外来種のリリース禁止条例に違反すると罰則として1年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されるので注意してください。また釣り禁止の箇所で釣りをすると6ヶ月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金及び漁具の没収となるので事前に確認しておきましょう。
多摩川でスモールマウスバスを釣るには?
調べてわかったことを箇条書きでまとめました。
- 多摩川に生息するブラックバスは、スモールマウスバスが7割、ラージマウスバスが3割
- スモールマウスバスが釣れるポイントは、下流の多摩川駅付近にある丸子橋周辺〜上流域
- 冬でもブラックバスが釣れるが、特に温排水付近は釣り人がたくさんいてハイプレッシャー化する
- 多摩川付近には無料駐車場がほぼないので有料駐車場を予算に入れておく
- 電車釣行の場合、和泉多摩川駅や登戸駅付近で降りてバス釣りをする方がいる
多摩川まとめ
春の多摩川中流域では1日に40センチ前後のスモールマウスバス を5〜6本釣り上げている方もいるので、春に爆釣を体験したい方には関東でも特におすすめのポイントです。また50センチ以上のスモールマウスバスが多摩川で定期的に釣り上げられているので、大物狙いで釣りをしても楽しそうです。多摩川沿いに南武線が走っているので電車釣行でも徒歩圏内にポイントがあるのも嬉しいですね。
相模川(神奈川県)
相模川の基本情報
相模川は山梨県、神奈川県を流れる一級河川です。上流の山梨県では桂川と呼ばれトラウトフィッシングが盛んに行われており、神奈川県の中流域〜下流域にラージマウスバス・スモールマウスバスが生息しています。
遊漁券の購入は「ブラックバスは漁業権種に含まれていないので買う必要がない」と現地のアングラーさんの書き込みがありました。しかしニジマスなどが放流されておりルアーで釣れてしまうことから、遊漁料を請求してくることもあるそうです。事前購入の場合、雑魚券(1日)が800円、トラウトや鮎、こい、うなぎ、ふななどの日釣券は1,500円です。
相模川でスモールマウスバス を釣るには
調べてわかったことを箇条書きでまとめました。
- 川とのふれあい公園 - 海老名運動公園周辺 - 猿ヶ島野球場あたりでスモールマウスバスの釣果が多い
- バスのストック量が豊富な超人気エリアで釣れなかった場合、Googleマップの航空写真でテトラ周辺を開拓してみる
- 上流の小倉橋から厚木周辺まで広範囲にスモールマウスバス が生息している
- テトラ付近に密集している小魚を捕食している個体がいる
- ワンドではベイトを捕食するためにスモールマウスバス 、ラージマウスバスが回遊している
- 駐車場は「海老名運動公園貫抜駐車場」など広い無料駐車場があるので車で遠征の場合も安心(トイレがないので注意)
- 電車釣行の場合、相模線が河川沿いの走っているので徒歩でもアクセスしやすい
相模川まとめ
相模川も50cm以上のスモールマウスバスが釣れているようですが、釣り人が多くハイプレッシャーなので初心者の方には難易度が高いかもしれません。しかし相模川は神奈川県でスモールマウスバスが釣れる数少ないポイントの1つなので、早朝など人が少ない時間を狙って行く価値はあります。
荒川、入間川(東京都、埼玉県)
荒川、入間川の基本情報
荒川は埼玉、東京を流れる一級河川で、途中、埼玉県川越市で入間川と合流します。入間川にもスモールマウスバス が生息しています。荒川下流域(秋ヶ瀬取水堰より下流)ではシーバスフィッシングも盛んに行われています。荒川ではスモールマウスバス 、ラージマウスバス共に漁業権種には指定されていませんが、監視員さんから遊漁券を購入するよう促されたら素直に買う方が無難です。
荒川、入間川でスモールマウスバス を釣るには?
筆者が荒川、入間川でスモールマウスバス狙いで釣りをした経験からわかったことをまとめます。
- 人気スポットで釣れなかったら一箇所で粘らずにランガンした方が釣果が伸びる
- 荒川ではスモールマウスバスの回遊コースが存在するらしいがエリアが広大で見つけるのが大変
- 何としても1匹釣りたい場合、荒川より上流域の入間川の方が釣れやすい気がした
- 荒川温排水は冬でも水温が高いのでラージマウスバス ・スモールマウスバスが釣れるがプレッシャー高い
- 電車釣行で入間川に行く場合、東武東上線の霞ヶ関駅で降りて釣りをした(そこから徒歩で2km)
荒川、入間川まとめ
ツイッターでは荒川でスモールマウスバスを釣っている方のツイートが多く見られますが、実際に釣りをしてみたらポイントが分からずに苦戦しました。そこで釣果ツイートに写っている橋やコンクリートの足場をGoogleマップの航空地図で探して、見つけたポイントで釣りをした結果、なんとか1匹釣ることができました。最後の手段としてインスタグラムやツイッターの写真から場所を割り出すことも可能です。
渡良瀬川、思川、利根川( 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県)
渡良瀬川、思川、利根川の基本情報
利根川水系の3本の川は、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県を流れる一級河川です。スモールマウスバスの他にラージマウスバス、ナマズ、トラウト類などが生息しています。遊漁券は事前購入で渓流券が1,200円、雑魚券が600円なので、監視員から遊漁券の購入を促されたら購入した方が無難です。
※渡良瀬川の田中橋から上流は雑魚券では入漁できないのでご注意ください。
渡良瀬川、思川、利根川でスモールマウスバスを釣るには
調べてわかったことを箇条書きでまとめました。
- 思川まで電車釣行する場合、最寄り駅は野木駅で実績のあるポイントが徒歩圏内にある
- 渡良瀬旧川の見た目はほぼ野池で、確実にバスがいるため釣り人が多い人気ポイント
- 利根川渡良瀬川合流ポイントでスモールマウスバスの釣果が多い
- 渡瀬瀬川の無料駐車場は小梅琴平公園、運動公園、リバーフィールド古河(道の駅)
- 思川の無料駐車場は小山総合公園、扶桑ドライブイン(道の駅)
- 利根川の無料駐車場は道の駅はにゅう、なかさと公園、平塚公園
渡良瀬川、思川、利根川まとめ
渡良瀬川、思川、利根川の釣果はツイッターやインスタグラムで頻繁に見ることができます。合流地点は埼玉県、栃木県、茨城県の県境付近です。渡良瀬川沿いには両毛線が走っているので電車釣行でもアクセスがいいですし、駐車場も豊富なので県外から遠征してきた方も安心です。
鬼怒川・小貝川(栃木県、埼玉県、茨城県)
鬼怒川、小貝川の基本情報
栃木県、茨城県を流れる一級河川で利根川に合流します。鬼怒川はスモールマウスバス 以外にも良型のネイティブトラウトが釣れると有名です。バス釣りでも遊漁券の購入が必要らしいので、監視員から購入を促されたら素直に買ったほうが無難です。遊漁料は1年券で4,600円なので定期的に鬼怒川や小貝川に通われる際は購入を検討しても良いかと思います。
鬼怒川、小貝川でスモールマウスバスを釣るには
調べてわかったことを箇条書きでまとめました。
- 茨城県では鬼怒川、小貝川、牛久沼などバス釣りができるポイントが密集している
- 河川に沿って常総線が通っているので電車釣行でも徒歩圏内に実績のあるポイントがある
- 鬼怒川で釣りをする際に夕まずめにスモールマウスバス が連発して釣れだすことがあるようで、有名ポイントなら粘ってみる
- 他の河川と同じくテトラ、地形の変化、流れの変化、流れ込み、橋周辺で釣れることが多い
- 鬼怒川の駐車場は常総運動公園、きぬふれあい公園、橋本運動公園
- 小貝川の駐車場は小貝川ふれあい公園、福岡堰さくら公園
鬼怒川、小貝川まとめ
鬼怒川、小貝川では50cmUPのスモールマウスバスが釣れているようです。ツイッターの釣果を見たところ、小貝川はラージマウスバスとスモールマウスバス混在しており、鬼怒川の方がスモールマウスバスの比率が高いと感じました。鬼怒川、小貝川共に駐車場があるので県外から遠征してきた方でも安心です。
関東でスモールマウスバスが釣れるポイントまとめ
以上、関東でスモールマウスバスが釣れるポイントを紹介しました。これ以外の流入河川にもスモールマウスバスが遡上し繁殖しているところもあるので、新たなポイントを探すこともスモールマウスバスを釣る楽しみの1つです。また河川に沿って鉄道が通っているところが多く、都心からでも気軽に電車釣行ができるのも嬉しいですよね。
ぜひ関東でもスモールマウスバスの強烈なひきを楽しんでください!